「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業」

2015年10月26日 12時44分42秒 | 医科・歯科・介護
┏━━━━━━━━━━【PMDAメディナビ】━━━━━━━━━━━━━┓
「「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業」に基づく接種に係る医薬品副作用
被害救済制度の請求期限の周知について(依頼)」掲載のお知らせ
                           (2015/10/22配信)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

本日、平成27年10月22日付け厚生労働省 健康局健康課及び医薬・生活衛生局安全対策課事務連絡
「「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業」に基づく接種に係る医薬品副作用被害救済制度の請求期限の周知について(依頼)」
をホームページに掲載いたしましたので、ご案内いたします。
医療関係者の皆様におかれましては、対象者の方に対して本制度をご紹介いただくとともに、
請求に際しては、診断書等の作成についてご協力をお願いいたします。

上記、事務連絡については、下記のアドレスからご覧いただけます。
 http://www.pmda.go.jp/files/000207957.pdf

また、医薬品副作用被害救済制度について特設サイトを設けておりますので、ご案内いたします。
●医薬品副作用被害救済制度の特設サイトはこちら
→ http://www.pmda.go.jp/kenkouhigai_camp/index.html

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PMDA(医薬品医療機器総合機構)健康被害救済部企画管理課
・健康被害救済制度ホームページ
 http://www.pmda.go.jp/relief-services/index.html
・救済制度のご相談は
 kyufu@pmda.go.jp


numata727 さんが 2014年10月25日 に書かれた記事をお届けします。

記未来へのばかげた夢想

★ギャンブルにはまる心理「自分の能力へのうぬぼれと、未来へのばかげた夢想」経済学者・アダム・スミスこの言葉は言い得ている。ギャンブル依存性の疑いのある日本人は536万人。成人の4・8%は諸外国の1%を大きく上回る。だから、日本国内のカジノ開設はダメ、という根拠でもある。★特にパチンコ、パチスロは、ギャンブル依...
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C型慢性肝炎治療薬ソブリアードカプセル100mgにおける高ビリルビン血症

┏━━━━━━━━━━━【PMDAメディナビ】━━━━━━━━━━━━━┓   安全性速報(ブルーレター)発出のお知らせ( 2014/10/24配信 )┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛本日、C型慢性肝炎治療薬ソブリアードカプセル100mgにおける高ビリルビン血症につ...
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「医薬品リスク管理計画(RMP)について」のページを更新

┏━━━━━━━━━━━【PMDAメディナビ】━━━━━━━━━━┓ 医薬品リスク管理計画の掲載のお知らせ ( 2014/10/24 配信) ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━...
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何ものにも屈指ない、たくましさ女性の姿

★国と国の交流、友好の土台には、人間と人間との交流、友好がある。自国の恩恵を求めるよりも、まず相手のことを思い行動することだろう。★職場は自分を磨き高める舞台。★小学校でいじめが過去最多。親力の低下、教師力の低下であろうか?大人が思いやりの心で、子どもに範を示す必要がある。相手を思いやる優しさの欠如は、未来の...
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同調圧力 ”しばられ、息苦しさを感じているのではないだろうか

「言葉にできないもの」を体で感じうことが大切作家の東浩紀さんが「ネット時代を生きるらめのリアルとの「弱いつながり」を提案していた。ネットはある意味で便利であるが、がんじがらめにされて、不自由感じている側面もある。今やネットは、自分の所属するコミュニティの人間関係をより固定化し、そこから逃げ出せなくなるような力...
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イラク進攻は「誤りだった」、ブレア元英首相が謝罪

2015年10月26日 12時28分17秒 | 医科・歯科・介護
イラク進攻がISIS台頭を招く根本原因

CNN.co.jp 10月26日(月)10時18分配信


(CNN) 英国のトニー・ブレア元首相は25日に放送されたCNNの単独インタビューで、米国の主導による2003年のイラク進攻について、「誤りだった」と認めて謝罪した。ただ、サダム・フセイン元大統領を排除したことは後悔していないとした。

ブレア氏はインタビューの中で、「我々が入手した情報が間違っていたという事実については謝罪する。(フセイン元大統領は)国民などに対して化学兵器を集中的に使用していたが、それは我々が考えていたような形では存在していなかった」と明言した。

米英政府はフセイン政権が大量破壊兵器を保有しているという報告を根拠に、イラク進攻を正当化した。だがその報告の根拠となった情報は間違いだったことが後に分かった。

この戦争とフセイン政権の崩壊によりイラクは混乱に陥り、宗派対立が激化して国際テロ組織アルカイダが勢力を増し、後に過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が台頭した。長引く戦争で何万人ものイラク国民が犠牲になり、米兵4000人以上、英兵179人が死亡した。

当時のブッシュ米大統領の最も有力な同盟国だった英国の首相として参戦を決めたブレア氏は、この決断のため、どこへ行っても批判が付きまとった。

ブレア氏は情報の誤りのほかにも「計画の誤りや、政権を排除すればどうなるかという認識の明らかな誤り」もあったとして謝罪。ただしイラク戦争についての全面的な謝罪にまでは踏み込まず、「サダム(フセイン元大統領)の排除については謝罪し難い。2015年の現代から見ても、彼がいるよりはいない方がいい」と強調した。

フセイン大統領は30年以上続いた独裁政権下で国民を抑圧し、隣国のイランやクウェートに戦争を仕掛け、イラク北部のクルド人に対して化学兵器を使ったとされる。

しかしイラクでは今も宗派対立が続き、イスラム教スンニ派の過激派組織であるISISの脅威にさらされる状況が続く。

ブレア氏は、2003年のイラク進攻がISIS台頭を招く根本原因だったという見方には「一片の真実」があると述べ、「もちろん、2003年にサダムを排除した我々に2015年の状況に対する責任がないとは言えない」と指摘。「だが同時に重要なこととして、第1に、2011年に始まった『アラブの春』も現在のイラクに影響を与えた。第2に、ISISはイラクではなくシリアの拠点から勢力を拡大した」と分析した。

さらに、欧米の介入についての政治的論争はまだ結論が出ていないと述べ、「イラクでは介入を試みて派兵した。リビアでは派兵せずに介入を試みた。シリアでは一切の介入を試みず、政権交代を要求している」と指摘。「我々の政策はうまくいかなかったかもしれないが、それに続く政策がうまくいったのかどうか、私にははっきりしない」と語った。

イラク進攻の決断を「戦争犯罪」とする見方もあると指摘されたブレア氏は、あの当時は自分が正しいと思ったことをしたと強調、「今になってそれが正しかったかどうかは、それぞれで判断すればいい」との認識を示した。














戦争には常に、人々を引きつける力がある

2015年10月26日 12時23分41秒 | 社会・文化・政治・経済
★平和を守っていく上で問題の一つは、人々が過去を「忘れてしまう」ことだ。
戦争が悲惨であるという意識を高めることは難しい。
戦争には常に、人々を引きつける力がある。
興奮を呼び起こし、人々を一致した目的観を醸成する。
だが、戦争はそういったものをはるかに超える恐怖であると、包み隠さず話していかなければならない。
アメリカは戦争に参加してきたが、戦争に巻き込まれることが、どういうことなのかを、多くの人々は知らない。
なぜなら、アメリカの市民は空爆の経験もアメリカ本土が戦場になったことを体験していない。







焼きフルーツの良さは

2015年10月26日 08時57分44秒 | 社会・文化・政治・経済
★より高度で確かな授業力。
“教育のための社会”
★学校や地域で指導的役割を果たす“スクールリーダー”の育成。
★他者と社会に貢献する。
全ての人に対して誠実に生きる。
人生を通して理想を追求する。
どのような障害にも負けない。
★逆境にもくじけず、腐らず、諦めず挑戦し続ける。
★若さの源は「感謝の心」「人に尽くす姿勢」
★果物の皮には、外敵や太陽の光から実を守るための、色素や渋味、苦味の成分が多く集まっている。
★焼きフルーツの良さは、種類によるが、焼けが皮が軟らかくなり、栄養価の高い皮ごと食べやすくなる。
★「世界市民」
生命の平等性と可能性を深く認識する「智慧」
どんな差異も互の人間性を薫発する糧としていく「勇気」
他者の苦しきに寄り添う「慈悲」
差異を肯定的に理解する。

第46回市展

2015年10月25日 11時53分07秒 | 日記・断片
昨日は、居間と長男の部屋のリフォームの最後の仕上げの段階となる。
その間、居場所がないので次男の部屋のベッドでテレビを見たり、パソコンの将棋をする。
昼の食事は荷物だらけの台所で立ち食いである。
職人の人が3人来て作業をしていた。
クロスなどの工程を見た。
アコデーオンカーテンを取り払ったのでフローリングをした6畳の居間と廊下、台所が一体となった。
荷物もないので、居間は7・5畳の広さとなる。
靴箱を破棄したら意外と玄関も広かった。
午後、第46回市展を取手駅の「とりでアートギャラリー“きらり”へ見に行く。
友人の菅野正子さん「雪に喜ぶ牛」、松尾治さんが「花の王」と出品していた。
洋画・彫刻・デザインに市長賞、優賞、奨励賞が贈られていた。
夕方、長男が来た。
次男が長男の部屋に移るのでその手伝いに来たのだが、次男は午後9時を過ぎても帰って来ない。
ベッドを移動するために長男を呼んでおいて、次男は友人を連れて来た。
9時30分になっていた。
今日は、部屋の後片付けだ。
居間と風呂場のドアをつけて工事は月曜日に終わる予定だ。
今日は朝の散歩へ行かなかった。
午前8時半、小堀の会合へ行く。
始まるのは9時、時間があったの古利根を見に行く。
釣り人は一人も居なかった。
車座となって、参加した全員が近況報告。
再就職した人、脳梗塞を克服した人、合唱団に入っている人も居たり、娘さんの交際相手のことをを話す人、友人の病気とリハビリついて話す人、大子町のりんご園のことを話す人。
など友人たちの近況を聴くことができた。
当方は、先日の市のバス旅行とカラオケのことなどを話す。
終わって何時ものお茶の時間、お菓子とミカンをいただく。
会場の提供をする赤井さん(仮称)と奥さんには心遣いに感謝するばかりである。























お役所の「無能な対応」

2015年10月24日 06時53分02秒 | 社会・文化・政治・経済
★「訓練された無能力」とは鋭い指摘である。
「お役所仕事」
拡大会社の典型が、「個人情報保護」
認知症などで保護された、身元が分からない多数の情報が公開されなかったのだ。
★「保護」とな何であるのか?
本当に人の権利を守るものなのか?
探す家族の身を思えば、「反人権的対応」であろう。
呆れるほかない、お役所の「無能な対応」である。
沼田利根
★阪神の金本知憲監督
「勝つんだという気持ちが欠けていた印象」と阪神を分析。
「何が何でもとい気持ちを軽く見てはいけない。そこが根底」
精神面の意識改革を挙げた。
優勝争いを演じながらもシーズン終盤の失速の阪神。
この改善こそが「勝利」と「再建」につながる。
「執念」を植え付ける作業から着手。
「勝たせる監督に共通するのが厳しさ」
「何が何でも選手を育てる情熱」を条件に挙げた。












政府の役割、投資しやすい環境整備

2015年10月24日 06時05分35秒 | 社会・文化・政治・経済
★超高齢社会である。
10年前には110歳以上の人はほとんどいなかったが、2010年の調査で78人。
今年は150人を超えるのではないか。
100歳以上の高齢者は今年、6万人を超え、この10年で2・4倍になった。
★「真実を見据えたいとい思いはすべての学問に共通している」
芸術家は「豊な創造性が欠かせない点で科学者に似ている」
★天台宗の荒行「千日回峰行」で最難関とされる「堂入り」に挑んでいた大津市の総本山延暦寺善住院住職、釜堀浩元師(41)が10月21日未明、9日間の行を無事終えた。
堂入り達成は2007年の光永圓導師以来8年ぶりで、戦後13人目。
水と食事を断ち、眠ることも横たわることも許されず、不動明王の真言を10万回唱える続ける過酷な行だ。
★大企業の収益は円安効果などで過去最高の水準。
企業の内部留保(利益の蓄積)は2014年度354兆円、アベノミクスが本格化する前の2012年から50兆円増えた。
だが、2014年度の設備投資は40兆円と2012年度比5兆円にとどまった。
政府の役割、投資しやすい環境整備。
環境やエネルギーなど成長分野への投資を促す規制改革や税制措置に取り組むべきだ。
★日本の原爆開発は資材不足を背景に製造には至らなかったが、日本の研究水準は米国が認めるほど高かった。
1945年9月、ファーマン少佐率いる米調査団一行が、理化学研究所の仁科芳雄博士を尋問したあと、京都帝国大学へ向う。
湯川秀樹教授に会う目的だ。
同時に湯川と原爆研究「F研究)を指導した荒勝文策教授に会う。
大学院生の講義ノートは、米国の大部分の大学よりずっと充実していた。
荒勝教授の貴重な研究成果が収まった25冊のノートはすべて没収された。
ノートは研究者の命。
「没収は不当である。自分たちの研究は純粋な学術研究で、戦争とは何の関係もない」と声を震わせ泣きながら抗議した。
荒勝は「後輩の湯川がノーベル賞を取ったことで、全てが埋め合わされた」と後年語った。
★診療報酬改定問題-社会保障費の伸び抑制。
基本的には、病気を減らすことだ。
同時に薬に頼らないことだ。
自業自得論から言及すれば、タバコなごの弊害を無くすことでもあろうか?
健康に投資する発想転換が不可欠。
薬が病気を増やしていることを、見直すこと。
沼田利根















居間だけでなく玄関もリフォーム

2015年10月23日 18時14分36秒 | 日記・断片
家の居間のリフォームは今日も続いている。
居間だけでなく玄関もリフォームである。
玄関と居間の間の扉もつけた。
天井や壁に黄色い塗料を塗っていた。
隙間や凹凸を埋める作業だ。
下地が確りしていないと、壁紙などが剥がれるそうだ。
フローリングの工程などを見守る。
家人は午後4時20分頃、何時ものように、パートの仕事へ行く。
午後7時になるが、まだ作業が続いている。
寝る場所は居間が無理か?
居間に入れないので、次男のパソコンを使用している。













「寛容のなさ」

2015年10月23日 05時42分15秒 | 日記・断片
居間がリフォーム中なので、パソコンが使えない。
昨日は、午前8時に業者が来て、午後6時まで作業をしていた。
新聞を読もうとしたが、部屋が足の踏み間(場)のない状態で、どこに何があるやら、携帯電話の充電器もようやく探した。
今朝は午前2時に目覚めて、CSテレビの囲碁・将棋チャンネルを見る。
銀河戦である。
しかし、昨日は2階の次男のパソコンで将棋をしたが、負け続けた。
進歩がまるでない。
嘲るように「今日はもうお腹が一杯です。また、遊んでください」の表示が出て終わり、別の将棋はほとんど負けない。
だがら、飽きてしまう。
強い相手に挑戦するとことに面白さがある。
午前3時30分、散歩へ行く。
ミスターマックスは徹夜で作業をしていたのか、全館にライトが点っていた。
自動車は7、8台停車していた。
40分、新川さんが自宅玄関に居たので立ち話をした。
家を出た時、腰が痛くなる。
新川さんの家の附近でまた、腰が痛みだす。
「俺も年に2回くらい腰痛くなるな。何だろうね」
「ああ、痛い」と曲がったままの腰に手を当てる。
足が痛くなって歩けなくなることもある。
昨日は重い新聞を集積場所へ運んだり、捨てる靴箱を動かしたので腰に負担がかかったようだ。
あるいは、寝違えたのか?
先日は舟で小堀(おおほり)まで行き、帰りは約4㌔を自宅まで歩き、翌日は、白山方面へ歩いた時に足が痛み出す。
毎朝、約5㌔歩いているので、足の酷使であろうか?
家へ4時40分に戻る。
午前4時9分ころ、ミスターマックスの灯りが消えたので、作業が終わったのだ。
しかし、朝歩いていてご婦人たちが4時前後車で出て行くのを見かける。
知人の太田さん(仮名)の奥さん、栗田さん(仮名)の娘さんなど。
あるいは共産党の方たちがポストにチラシを入れる場合もあるだろう。
また、介護施設へ向う人もいるだろう。
同じマンションの駐車場から、午前4時前に若い女性が車で出て行く姿も見かける。
今朝も3台の車の2台が前後して出ていく。
介護と言えば、友人の叔母さんの諸田さん(仮名)の娘さんが、毎日、母親の介護へ車できているが、自宅の脇に置いた車を警察に通報した人がいた。
警察も通報されてば取り締まりに来る。
「寛容のなさ」に嫌な気分となる。
思いやりのない人が近隣に居るものだ。
娘さんの車は夜だけ停まっているのだ。
昼間は近隣に住む、姪が叔母の面倒をみている。



















居間と次男の部屋までリフォームとなる

2015年10月22日 18時37分02秒 | 日記・断片
台所、風呂場、トイレをリフォームした。
そこまでは次男のとおりにした。
ところが、居間と次男の部屋までリフォームとなる。
お金もかかるし、リフォームのために、本箱を移動、整理棚と寝室の本箱兼机は捨てるこことなる。
台所の食器棚はまだ十分使えたのに、台所のリフォームの時に捨てた。
そして新しい食器棚を買う。
食器類は3分の2は捨てた。
新しく付けた瞬間湯沸器はシステムキッチンのため、捨てることになったが、昨日、家人の友人が譲ってほしいと取り来た。
玄関の靴箱も破棄して、新しいものを買った。
本棚も新たに買う。
トラック1台分を捨てる。
次男は長男の部屋に移るので長男のベット、テレビなども捨てた。
カーテンクロスを新しくする。
築35年なので確かに家は痛んだが、両親はあと何年リフォームした部屋に住むのか?
家人が本棚などを黙々と整理する。
「オヤジにやらせろ」と次男。
リフォームに反対の当方は、外出して部屋の整理を黙殺。
家人は「父親が暴れている」と嘘までついて、長男を呼んだ。
そして父親が家の整理に協力するよう説得する。
「オヤジ、おふくろが独りで整理しているんだ。少しは手伝えよ」と長男。
当方は不貞腐れていたが、部屋に荷物があふれていては、フォーム業者も困る。
どうにも部屋のリフォームには納得しないが、業者を困らせるわけにはいかない。
友人に不満を訴えたが、それも虚しい。
何時ものパターンで酒を飲んで、憤りを紛らわせる。














逮捕された厚労省室長補佐に覚えた違和感

2015年10月22日 18時09分41秒 | 社会・文化・政治・経済
なぜ容疑者の暴走を組織は止められなかったのか?

日経メディカル 2015年10月22日 日経ビジネスONLINE・記者の眼
庄子 育子=編集委員

 来年から運用が始まるマイナンバー制度をめぐり、準備に関わっていた厚生労働省職員の汚職事件が発覚した。筆者はある病院長の紹介により今回逮捕された容疑者と今年4月に会食する機会があった。初対面での印象は強烈で、とても違和感を覚えた。

 事件を受けて、省内で幹部らに話を聞く限り、容疑者に対して以前から同じように違和感を覚えていた人は少なくなかった。そうでありながら、なぜ暴走を許してしまったのか。容疑が事実とすれば、罪を犯した本人が何より責められるべきなのは間違いないが、制御しきれなかった組織の責任も重い。
 「とにかく頭がいいし、先日の講演では、個人情報保護などの難しい話を3時間ノンストップで続けて、全く聴衆を飽きさせない、相当な話術の持ち主です。カミソリのような切れ味ですが、親しみやすいところも多く、会ってみたら楽しいですよ」。

 以前の取材先である病院の院長から、講演会を通じて知り合った厚労官僚を紹介したいとのメールが入ったのは今年3月上旬。その人となりについて、こんな風に記されていた。

 地域医療に力を入れ、実績も上げている病院長がそこまでお勧めするのであれば、と申し出を受けることにしたところ、4月17日に都内で病院長も含めて会食するという話がトントン拍子で決まった。

 迎えた会食当日、厚労官僚と初めて顔を合わせた筆者は面食らった。長髪を頭の後ろで束ね、真っ黒なスーツに赤色のシャツ。サングラス風の眼鏡を鼻まで下げ、いくつもの派手な指輪、ブレスレットもつけていた。その風貌は、一般的な官僚のイメージと大きくかけ離れていた。

 見た目だけで判断してはならないと思い直して名刺を交換すると、またも驚かされた。「厚生労働省政策統括官付情報政策担当参事官室長補佐」の下に、同じ文字サイズで「北海道大学大学院保健科学研究院客員准教授」「秋田大学医学部付属病院医療情報部非常勤講師」とあり、さらにその下には、一回り小さい文字サイズで、どこそこの協会の委員長を務めているなど、四つの役職が書かれていた。長年、厚労官僚の取材をしている筆者だが、これほど肩書きが大量に列記されている名刺を見たことはなかった。

 その相手こそが、マイナンバー制度関連事業をめぐり、業者から現金100万円を受け取ったとして、10月13日に収賄の疑いで逮捕された厚労省情報政策担当参事官室室長補佐の中安一幸容疑者だった。

■「この日本を俺が変える」
 中安氏は現在45歳。厚労省によると、高校卒業後の1991年、地方の国立病院の事務職員として採用され、2005年に係長として厚労省の本省に転任した。情報技術(IT)分野で高い専門性を持ち、省内では一貫して医療など社会保障分野の情報政策に携わった。

 各地のシンポジウムなどで講演する機会も多く、中安氏を紹介してくれた病院長いわく、「流行のフレーズやイラストを使って複雑な内容をわかりやすく伝える講演スタイルは評判」だったようだ。

 いわゆるノンキャリア官僚の中安氏。だが、会食の際に、本人が採用経緯や学歴について口にすることは一切なかった。

 会食時の様子をもう少し続けよう。第一印象で筆者が覚えた違和感は、話し始めてみてますます強まった。中安氏は会話のキャッチボールをするタイプではなく、豊富な知識を一方的に話し続けた。医療を情報化することで、医療の効率化や医療費の削減につながるという主張を熱っぽく展開。「この日本を俺が変える」。そうも語っていた。

 また、自分に近い国会議員がたくさんいることや人脈の多さを誇り、医師会の幹部らを呼び捨てにして「低能」などとぶったぎった。

 初対面だった筆者は正直言って、かなり戸惑いを覚えた。結局、この会食以降、中安氏と接点を持つことはなかった。

■仕事を任されるようになって身なりが変貌
 中安氏の官僚らしからぬ風貌については、テレビなどで繰り返し報じられているので、ほとんどの人が目にしていることだろう。ただし、厚労省本省に来て1、2年目の2005~2006年のころの中安氏を詳しく知る幹部官僚によると、当初はそこまで派手な外見ではなかったという。「見た目は気にならなかった。だが、大言壮語タイプだとは感じていた。また、押しが強い印象が残っている」と同幹部。

 押しの強さを表すエピソードとして、厚労大臣にレクチャーする際、通常は説明するのはもっぱらキャリア職員だが、中安氏の場合は「自分にやらせてほしい」と志願し、積極的に行っていた。「それだけ自らのIT知識に関する自信があったのだろう」(同幹部)。

 関係者の話を総合すると、中安氏の外見の奇抜さは2009年ごろから際立つようになったという。ちょうどそのころ、中安氏はシステム導入とその企画立案の担当を任され、関連する入札事業にも直接携わるようになった。「彼の仕事ぶりを踏まえれば、そうしたポストに就くのは妥当。周囲から期待もされていた」と話すのは、さる中堅官僚。ただ、その担当をこなすようになって以降、「身なりがどんどん変わっていった」と言う。上下白のスーツを着込み、身に着けるアクセサリー類が増えるなどして、省内では完全に浮いた存在となった。

 中安氏の逮捕容疑は具体的には、マイナンバー制度の導入に備えて厚労省が2011年に公募した2事業の企画競争入札において、都内のIT関連会社が受注できるよう便宜を図った見返りに、現金100万円を受け取ったとされるもの。だが、この贈賄側の会社が2009年以降に厚労省から受注した7つの業務すべてが、中安氏が所属していた部署から発注されていた。そのため、もっと早い段階から贈賄企業との間で金銭の受け渡しがあった可能性も取り沙汰されている。

 今後の警察の捜査を待つ必要はあるが、2009年には不正に手を染め始めていて、それに合わせて見た目も次第に派手になっていったということかもしれない。
■ノンキャリアの暴走を止められないキャリア
 見た目の奇抜さから、省内で有名人だった中安氏。「あの服装は意味不明。さすがに異常な外れ値」。事件発覚後、そう評する厚労官僚もいた。だが、厚労省という組織は、異常な外れ値を放置してきたわけだ。

 ここ最近は、中安氏は出張や講演活動に熱心で、昨年は週の半分程度しか出勤していなかったという。どの程度が公務だったかなどははっきりしておらず、厚労省では現在、詳しい勤務実態について調査を進めている。

 元々、大言壮語タイプで、押しが強い。そんな人物が、専門性を買われて、仕事を任されるようになり、自己顕示欲を肥大化。部署間を大きく異動させられることもなかったため、狭い領域で独特の立ち位置を築き、暴走した――。今回の事件に至るまでの経緯はおおむねこんな風にまとめられる。

 一連の流れは案外わかりやすい。そうである以上、うまく不正を許さないように持っていけた余地も十分あったはずだが、現実には逮捕事件につながった。その背景には、幾つかの問題が横たわる。

 まずは人事に関して。通常は2~3年で部署を異動することが多いなか、中安氏はIT分野で高い専門性を持っていたために、入省以来、一貫して情報政策を担当し、その間に業者と癒着する関係ができあがっていった。中安氏を特別視せずに、通常と同じような異動をさせておくべきだったとの見方は確かにある。だが、ある厚労官僚は、「省内には、ITの専門性が欠如していて、だからこそ特定の人物に頼らざるを得ない状況になってしまっていた」と打ち明ける。

 IT分野は技術の進歩が速い。この官僚によれば、それに対応できるだけの人材をしっかり育成するシステムが省にはないという。また、「そもそも省内では、医療提供体制や診療報酬、社会福祉などの分野が花型で、IT分野は本流の仕事と思われていない」とも語る。

 人事をめぐっては、ほかにも、役人らしくない奇抜な服装を認めるべきではなく、誰も注意しなかったばかりに、自分は何でも許されるとの勘違いを生んだとみる向きもあるだろう。これについては、キャリア組の中間管理職の立場の厚労官僚が苦笑交じりに次のように語る。

 「ノンキャリアの実質的な人事権を握っているノンキャリアの管理者が強く注意すれば多少聞く耳を持つかもかもしれないが、他の誰か、例えば私のようなキャリア組の管理職が指摘したところで従ってもらえる可能性はほぼゼロに近い」

 ノンキャリアとキャリアとでは、人事管理が分かれていて、組織上、ノンキャリアの人事はノンキャリア任せ。したがって、そこでのチェック・指導が甘ければ、そのまま放置されてしまうのだという。ノンキャリアの暴走をキャリアが止められない仕組みになってしまっている。

■厚労省にとって数億円レベルの事業はおまけ
 契約事業に対して厚労省の管理体制はなぜここまでずさんだったのか。今回の事件に対してはもちろんそんな根本的な疑問もわいてくる。ただ、ずさんさの背景には、厚労省ならではの実に不思議な事情があった。

 「数億円レベルの事業なら、ちっぽけでおまけみたいなもの」――。

 厚労省は、国の一般会計の3割を占める約30兆円の予算をつかさどる最大の巨大官庁。各事業の予算規模は数十億から数百億円のものが大半を占めるため、省内ではそんな受け止め方であるのだという。

 「だから、たかだか数億円レベルの事業は担当者がやればいいとなっている。そして、そうした事業に対して管理職が細かくチェックして口を出せば、“小物”だと思われるので、お任せで済ませてしまう」(前出の中堅官僚)。

 中安氏の逮捕容疑に関わる2つの事業の契約額は、7400万円と1億4000万円。そのほか贈賄企業が受注した中安氏絡みの残る5つの入札事業の契約額も数億円レベルで、最高で約2億8800万円だった。

 IT人材の養成が追いついていない、ノンキャリアとキャリアとで分かれてしまっている人事管理、事業規模に対する金銭感覚の麻痺――。こうしてみていくと、厚労省という組織体の統治機構の脆弱ぶりは明らかだ。

 塩崎恭久厚労相は、10月16日の閣議後会見で、今回の事件について「極めて遺憾であり、国民の皆様におわび申し上げたい」と謝罪。10月21日に外部の有識者も含めた監察本部を開き、事件の検証や再発防止策を検討することも明らかにした。

 中安氏の容疑が事実とすれば、罪を犯した本人が何より責められるべきなのは間違いない。だが、制御しきれなかった組織の責任もやはり大きい。

 今回の事件に関して、ある厚労官僚からは、職員の間で妙な萎縮が起きてしまいかねないことを懸念する声も聞かれた。汚職は論外とはいえ、中安氏は省内では、社会保障を良くするためにはインフラ(情報基盤)整備が欠かせないと強い信念を持って突き進んできた“改革派”の人物としても知られていた。「官僚はもともと事なかれ主義や自己保身に走る傾向が強く、今回の事件を『改革しない方がいい』という誤ったメッセージと受け止めてしまえば、省にとっては大きな損失」と、同官僚は言う。

 いまだムダ・ムリ・ムラの多い社会保障分野は改革が急務だ。今回の事件をきっかけに、不祥事は許さず、さりとて改革の停滞を招かない組織にするにはどうすればいいかを、厚労省は真剣に考える必要がある。

初出:日経ビジネスONLINE 記者の眼(2015年10月20日掲載)




















「母の家」

2015年10月21日 22時06分37秒 | 創作欄
カラスが朝からけたたましく鳴いていた。
仲間を呼び寄せているのか、縄張りを主張しているのか、執拗に鳴き続ける。
やがてその声に応えるように、3羽のカラスの声が重なる。
「カラスがあんな鳴き方をするのは嫌ね。きっと人が死んだのよ」
トーストにジャムとバターを塗りながら雪江は夫に言った。
夫の悟はちょっと目をあげたが、そのことに取り合う様子を示さない。
新聞から目を離さない悟は2枚目のパンにまだ手をつけない。
悟は新聞から目を離さぬままパンをつかんだ。
ジャブとバターの中に悟は指を突っ込んだが、平気でそのままパンを口へもっていった。
毎度のことで雪江は注意をせずそれを見守っていた。
「お母さんどうしているかしら。死んで発見されるなんてことにならければいいわ」
「嫌なこと言うんだな」心が優しい夫は怒っても、言葉に柔らかさがあった。
雪江は夫からうるさく言われることもないので安心しきっていられた。
どんなことを言っても、夫は怒ることはなかった。
「新聞に時々出ているでしょ。独りぼっちの老人が、死後1週間も経って発見されたって、お母さんのこと心配だわ」
夫は複雑な表情となった。
5年も一緒に来らした夫の母親であったが、雪江は実母と同様の情愛を抱いていた。
それなのに義母と別れなければならなくなった。
突然、義姉や義兄からを促されたのだった。
雪江は骨肉の争いを観念的には知っていたが、現実のものとなったのだ。
義姉、義兄たちは欲に囚われ切っていた。
悟は長男であったので、雪江と結婚してからも実家で暮らしていた。
結婚して7年目であったが、義母の絹は軽い脳梗塞で入院した。
そのことが契機となって、遺産の問題が浮上したのだ。
夫の実家の財産といっても、戦後間もなく建った家と70坪ほどの土地であった。
夫の父親は10年前に心筋梗塞で亡くなっていた。
「私たちがお母さんの面倒を見るから、あなたたち家を出て行ってよ」
まず長女の剛子が言い出した。
悟夫婦が家を出てから母の家は急に老朽化した。
母は父の仏壇がある部屋を寝室にし、他の部屋は閉め切っていた。
人が住まない家が自然と荒れてくるように、母の家の使われない部屋は痛みだした。
床が凹んだのだ。
「白蟻に食われたようだ」と一度、母の様子を見に実家へ行った悟が言う。
義理の姉たちは母を説得し、家を売りに出すことを決め、売却を不動産さんへ頼んだのである。
夫とは17歳も年上の長女剛子はほとんど弟の悟に相談を持ちかけず、母親を誘導していた。
また、義姉の中には夫に振り回せれている様子も感じられた。

numata727 さんが 2014年10月20日 に書かれた記事をお届けします

2015年10月21日 15時19分12秒 | 医科・歯科・介護
ツール・ド・フランス

ビノクロフ選手(ウクライナ)1000?独走1分2秒2最高上がりタイム11秒0ドミトリエフ選手(ロシア)1000?独走1分2秒5最高上がりタイム10秒7競輪における欧米人選手のスピードはケタ違い!
9月16日の取手競輪一番速い柴田洋輔選手1000?独走1分7秒5最高上がりタイム11秒0特にドミトリエフ選手(ロシア...
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子猫の死骸

午前5時、空は暗いがカラスが泣きながら飛んでいる。生ゴミが出る日はカラスが集まってくる。ネットを張っているがゴミの集積場に飛来するカラスは、嘴でネットを外して生ゴミが入った赤いゴミ袋を破ってしまう。ブルーのゴミ袋が出される日は燃えないゴミだからカラスは見向きもしない。銀司は散歩の途次、リウマチで手が不自由な8...
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下妻市歯科医師会と災害時救護協定

2014年10月19日 下妻市は、市歯科医師会と災害時の歯科医療救護について協定を結んだ。市歯科医師会は会員十六人。協定により、台風や地震などの災害時、歯科医療救護、口腔(こうくう)ケア、個人識別(身元確認)の三つのチームに分かれ、避難所などに派遣されることになった。稲葉本治市長=写真(左)=は「今回の協定で...
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東京湾岸署で“死者”身元確認の合同訓練

日本テレビ系(NNN) 10月18日(土)21時4分配信 警視庁・東京湾岸署では18日、大規模な災害で多数の死者が出たことを想定し、死因の特定や身元確認の合同訓練が行われた。 訓練には、警察の身元確認に協力する東京・港区の警察歯科医や警察官ら約70人が参加し、遺体の検視や歯の鑑定の作業手順などを確認した。歯の...
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┏━━━━━━━━━━━【PMDAメディナビ】━━━━━━━━━━━┓

「回収情報クラスI(医薬品)」発出のお知らせ (2015/10/20 配信)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

本日、「回収情報クラスI(医薬品)」が発出されましたので
お知らせいたします。

■回収対象
「新鮮凍結血漿-LR「日赤」240」
  http://www.info.pmda.go.jp/rgo/MainServlet?recallno=1-0930

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■過去の「回収情報(医薬品)」はこちらから
http://www.pmda.go.jp/safety/info-services/drugs/calling-attention/recall-info/0002.html
■2015年度「回収情報クラスI(医薬品)」掲載分はこちらから
http://www.info.pmda.go.jp/kaisyuu/rcidx15-1m.html
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PMDA(医薬品医療機器総合機構) 安全第一部 リスクコミュニケーション推進課

・医薬品医療機器総合機構ホームページ
http://www.pmda.go.jp
・本サービスの登録内容の変更、削除方法等に関する情報
http://www.pmda.go.jp/safety/info-services/medi-navi/0001.html
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「南京虐殺」登録 反論にも節度が必要だ

2015年10月21日 15時15分48秒 | 社会・文化・政治・経済
毎日新聞社説:


毎日新聞 2015年10月14日 東京朝刊

 中国が申請した旧日本軍による南京事件に関する資料が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に登録されることが決まった。
 過去の記憶の価値を見つめ直し、学ぶことは大切だが、国ごとに評価が異なる歴史の記録をどう扱うべきか、改めて考える必要がある。
 世界記憶遺産は、重要な文書や絵画などの保存を目的に1992年から事業が始まった。フランスの人権宣言やオランダの「アンネの日記」が登録されている。日本でも関心が高く、第二次大戦後のシベリア抑留者の引き揚げ記録「舞鶴への生還」と京都市の国宝「東寺百合文書(とうじひゃくごうもんじょ)」が今回登録されることになった。
 南京事件の登録資料は、生存者の日記や写真フィルム、南京軍事法廷の判決など。中国側は「虐殺、性的暴行、放火、略奪を含む犯罪行為を正確に記録している」と主張する。
 日本の外務省は「完全性や真正性に問題がある」と、中国とユネスコを批判する談話を発表した。
 南京事件は、長らく日中間などで論争の的になってきた。
 2010年に報告書を出した日中歴史共同研究でも、虐殺行為に及んだ日本側に責任があることでは一致したものの、犠牲者数について中国が三十余万人、日本は20万人を上限に4万人、2万人などの推計があると主張して、平行線をたどった。
 被害者の具体的な人数には諸説あり、正しい数を認定することは困難というのが日本政府の見解である。菅義偉官房長官は「中国はユネスコを政治的に利用している。過去の一時期における負の遺産をいたずらに強調し、遺憾だ」と批判していた。
 登録決定を受けて、さらに菅氏はユネスコ分担金の停止・削減を検討するとともに制度の透明性を求める意向を示した。14年の日本の分担金は約37億円(11%)で、米国が支払い停止中のため最大となっている。
 「心の中に平和のとりでを築かなければならない」。憲章でそう述べ、教育文化の振興を掲げるユネスコに感情的な対応をするのはまずい。
 分担金の見直しは行き過ぎだし、運営に注文をつけるといった反論のあり方にも節度が必要だ。
 南京事件の残虐性を軽んじるような主張をすれば、逆に日本の国際的な地位を傷つけかねない。専門家に議論を委ね、歴史の政治利用をやりにくい環境をつくる方法もあるのではないか。
 世界遺産登録を巡っては、この夏長崎県の軍艦島など「明治日本の産業革命遺産」の歴史的な位置づけで日本と韓国がもめたこともあった。
 グローバル化の中で過去を複眼的に捉えながら、日本なりの主張をどう展開するか。政府は先を見据えて知恵を絞ってもらいたい。

水説:従属を嫌った暗殺者
<sui−setsu>中村秀明

毎日新聞 2015年10月14日 東京朝刊

<sui−setsu>中村秀明
こんな人物が実在したことを初めて知った。ドイツ人の家具職人ゲオルク・エルザーだ。
 1939年秋、ナチス・ドイツのポーランド侵攻によって第二次世界大戦が始まる。その直後、36歳の彼はミュンヘンの演説会場に手づくりの時限爆弾を仕掛け、総統ヒトラーの殺害を計画した。
 その一部始終を描いた映画「ヒトラー暗殺、13分の誤算」が今週公開される。
 無差別殺人の爆弾テロは狙いがどうであれ、非難されるべきものだ。彼の爆弾は7人の命を奪った。映画の中では、秘密警察の局長が「お前は何の罪もない人間を殺したんだ」と厳しく責めたてる。その局長は後に、ユダヤ人絶滅計画で中心的な役割を果たすのだが……。
 エルザーは、なぜ独裁者を殺さなくてはならないと考えたのか、その過程が彼の目を通して描かれる。
 ドイツ南部の小さな町。美しい田園風景や酒場でのダンスと音楽に包まれた日常が、次第に変わっていく。自由にものが言えない息苦しさが漂い、ナチス支持者とそうではない者との「分断」が生まれる。影響されやすい子どもの言動も変わった。異論をはさむ者、障害を持った者、ユダヤ人と親しくする者への差別と排除が公然と始まる。エルザーが臨時で働く工場では戦車生産が進んだ。
 パンフレットに解説を書いた東海大学の鳥飼行博教授(環境平和学)は、労働者で高等教育も受けていないエルザーの鋭い感受性と強い覚悟を指摘する。「だれに言われたわけでもなく、自らの目と頭で大きな危険を察知し、だれにも相談せず1人で動いた。無力だからとあきらめたり、だれかがなんとかしてくれるだろうと任せたりはしなかった」と語っている。
 彼は収容所で5年以上すごした後、敗戦直前に銃殺された。東西分裂のせいで歴史から消されたが、再統一後にようやく日が当たる。メルケル首相は昨年、「戦争を防ぐために自らの意志に従って行動した」と賛辞を贈った。
 日本での公開を前に監督のヒルシュビーゲル氏は面白いことを言っている。「日本人にはしっかり考えてほしい。というのも、日本もドイツと同じように、言われたことに、流れに従属してしまう国民性だから。どんどん問いかけをし、何も考えずに受け入れることはやめよう」と。
 守りたいものは何か、大切にするものは何か。それを阻むものに、どう立ち向かうか。多くのことを問いかける映画である。(中村秀明:論説委員)













座談会(その1)マイナンバー:政権の狙い検証を

2015年10月21日 15時11分39秒 | 社会・文化・政治・経済
新聞週間:開かれた新聞委員会
毎日新聞 2015年10月15日 東京朝刊

 国民一人一人に番号を割り振るマイナンバー制度がいよいよ動き出しました。行政手続きが便利になる一方で、情報漏えいリスクや管理負担の増加などが懸念されます。消費税の負担軽減策として、マイナンバーを利用した還付案も浮上しました。9月には、国民の理解が進まないまま安全保障関連法が成立。安倍政権は早くも経済に軸足を移しました。国外に目を転じれば、難民問題が深刻化しています。こうした問題を、報道はどう伝えていったらよいのでしょうか。「開かれた新聞委員会」の4人の委員に話し合ってもらいました。【司会は尾崎敦「開かれた新聞委員会」事務局長】=委員会は10月2日開催。紙面は東京本社発行最終版を基にしました。
関連記事 新聞週間:開かれた新聞委員会・座談会(その2止) 参院選へ争点示せ 毎日新聞 10月17日 配信

◆マイナンバー◇漏えいリスク知りたい

■塚田健太経済部長 マイナンバーは10月から通知され、来年1月からカードが交付されます。国民に普及している状況ではありませんが、財務省は消費税の負担軽減策として、マイナンバーを利用した還付案を提案しました。消費税の軽減税率については、与党が2017年度の導入を目指して検討してきました。対象品目を(1)酒以外の飲食料品(2)生鮮食品(3)精米−−とする3案で議論しましたが、税収減や対象の線引きの難しさなど決め手に欠け、結論が出ませんでした。新たに財務省が提示した還付案は激しい批判が出ています。毎日新聞では、自公協議の動きや財務省案を伝えると共に、税や経済、社会福祉など専門家へのインタビューなどを通じ、読者に考える材料を提供するよう努めてきました。
■大坪信剛社会部長 マイナンバー制度は、国にとっては税収が確実に取れ、給付金の出しすぎも防げる非常に効率的なものですが、国民にとってはメリットは少ない気がしています。既に番号制度を始めている米国や韓国では大量の個人情報が漏れ、クレジットカードの成りすましやそれに伴う詐欺被害が出ました。また、中小企業などでは管理の負担も増えます。今後、トラブルや混乱がないか見つめていきます。
■吉永みち子委員 マイナンバー制度が何をもたらすかよく分からない中、突然、消費税還付案が出てきた。財務省の詰めの甘い案を説明することがマイナンバーを説明することになり、マイナンバー普及の手先のように使われてしまうという嫌な流れだ。マイナンバーは、番号が知らされるだけで、カードが欲しければ申請が必要だ。申請したくない人もたくさんいると思う。どれくらいの人が申請するか、しないとどうなるのか。解決策も併せて指摘してほしい。また、脱税もしていないのに通帳を見られて監視されるのは納得しがたい。どういう目的で使用されるのかも分からず、何とも言えない不気味さがある。今後は、コストをかけたからと活用対象も拡大してくるだろう。公平に課税ができるというが、それが富裕層の資産の海外逃避につながるかもしれない。全体のプラスマイナスをきちんと分析してほしい。
■池上彰委員 マイナンバーについては、既に指摘されているように、ドメスティックバイオレンス(DV)などで住民票と違う住所に住んでいた人の番号が、知られたくない人に知られてしまう懸念がある。事前の報道だけでなく、制度が始まってからも繰り返し伝えてほしい。個人情報流出リスクについては一般論で語られているが、この番号が流出したら、今までと違うどのような新たなリスクが生まれるのかも指摘してほしい。軽減税率の問題では、8%と10%という複数の税率が適用されると、販売する業者に混乱が起きてしまう。「インボイス制度」が導入されていないためだ。日本の「消費税」と欧州の「付加価値税」は違う。付加価値税は、業者が卸から買う時に、本体価格と税額を分けて、新たな付加価値の部分に税金を付けるものだ。日本では消費税導入時、反対する流通業界を納得させるために「一定額の売り上げがなければ税金を納めなくていいよ」という「益税」の仕組みを取り入れてしまった。あいまいにしてきたつけが今出ている。今後税率が上がり、将来的に軽減税率を導入せざるを得なくなった時には、改めてインボイス導入も含めた「付加価値税」として制度設計のし直しが必要になるのではないか。9月17日の朝刊で毎日新聞が「インボイスは日本でも可能」と日本と欧州の方式を比較し、問題提起した。こういう報道をやってほしい。
■荻上チキ委員 マイナンバーに関してはいろいろな論点が出ている。マイナンバーをどう使うかのプラットフォームとなる問題、あえて悪事に使おうとする際の問題、流通リスクや管理主義の増大の問題などだ。社会保障に関する手続きが簡単になるため、難病患者の一部は賛成している。先日、NHKの籾井勝人会長が受信料徴収にマイナンバー利用を検討すると発言した。今後も、活用の提案が出るだろう。単に、「おばけ」のように怖い怖いと言うのではなく、マイナンバーを何のために使うべきか、何のためには使うべきではないのか、将来のビジョンを含めて整理することが今求められている。また、消費税の負担軽減策の問題では、欧州で導入されている軽減税率はそもそも貧困対策ではない。日本でこれを導入しても、貧困問題、格差の是正にはならないはずだが、あたかも、貧困対策としてこれが逆進性を抑える一つの薬だという印象を与える記事が続いている。むしろ金持ち優遇のシステムだという議論もある中、より丁寧に説明すべきだ。
■鈴木秀美委員 私は活字文化のために軽減税率は維持すべきだという立場だが、そのうえで、あえて言いたい。(新聞が軽減税率の対象になるか議論になっているのに)新聞社が当事者になっていることの説明が不足している。負担軽減策について、マイナンバー利用の還付案か軽減税率かを対比する議論に終始している。財務省が以前から言っている給付金の仕組みがあり、その最新案が今回の還付案と考えられる。消費税が10%、あるいはもっと高くなったときに、貧困層対策をどうするかについて、二つの仕組みの違いを今回も説明すべきだ。軽減税率を導入するのは面倒だという話があったが、給付金制度も面倒なところがある。システムの効率性だけでなく、それぞれの仕組みの持つメリット、デメリットを繰り返しわかりやすく説明することも必要だ。池上さんの指摘した情報漏えいの新たなリスクについては、私も説明が足りないと思った。9月23日朝刊の日弁連情報問題対策委員長の坂本団(まどか)弁護士の指摘がポイントを突いている。一つの番号に、税や社会保障、健康などひもづける項目を増やせば、漏えいしたときの情報が増えて危険だという指摘だ。あれもこれも使えるというのは危ないことなんだ、という説明がほしい。
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 ◆総括
 ◇新聞の役割果たす 主筆・伊藤芳明

発言する(左から)吉永みち子委員、池上彰委員、荻上チキ委員、鈴木秀美委員
拡大写真
 最近、新聞の重要な役割の一つは「権力の監視」であるとよく考えます。安保法制については、われわれとしても議論を重ねました。「この部分は評価できる」「この部分はおかしい」と緻密な議論をして客観的に書いてきたつもりですが、読者からのお便りの束を読むと「なぜ安倍政権の足を引っ張るのか」というご意見をいただきます。他の新聞社の人から「なぜ毎日新聞は後ろ向きなのか」と言われることもあります。
 しかし、権力を監視することはわれわれの大事な役割だと思っています。安保関連法は成立しましたが、これからも、政府の運用のチェックを続けなければなりません。特定秘密保護法、集団的自衛権行使容認の閣議決定、安保法制、いずれも安倍政権の進め方に適切に対応できず、メディアは動きを追いかけるだけで精いっぱいで、もう一つの役割の「検証」が追いつかない場面がありました。立ち止まって、もう一度プロセスを検証するのもわれわれに課せられた役割だと考えています。
◇議論の材料を提供 編集編成局長・小泉敬太
 マイナンバーについては、特集面などでメリットや情報漏えいリスクを説明してきました。しかし、NHKの籾井勝人会長が受信料徴収に使いたいと発言したように、突然新たな話が出てきます。委員から指摘のあった政府の全体的な狙い、利用拡大を目指す方針について、メディアとしてまだ十分検証しきれていません。番号とつながる情報が増えることで、リスクが拡大することについても検証・追及が必要です。
 安保関連法は民意の選択は受けていないと思います。18歳からの若者たちも投票できる来年夏の参院選は重要です。新聞として、これでよかったのか争点化して読者に問いかけていきます。鈴木委員から政権監視の道具として「情報公開制度」の話が出ました。具体的にこういう情報隠しがあったと報道で明らかにしていくことが世論に訴え、政府を動かしていけると思います。
 難民問題では、日本社会はこれまでメディアも含めて、外国人に冷たかったり、関心が薄かったりして、距離を置いてきたのが実態です。今後、グローバル化が進む中で日本がどう対応していくかが問われます。移民や外国人就労などのテーマも含め、いろいろな議論の材料を提供していきたいと思います。
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◇座談会出席者
池上彰委員:ジャーナリスト・東京工業大教授
荻上チキ委員:評論家・ウェブサイト「シノドス」編集長
鈴木秀美委員:慶応大メディア・コミュニケーション研究所教授
吉永みち子委員:ノンフィクション作家
 ◇毎日新聞社側の主な出席者
 伊藤芳明・主筆▽小泉敬太・東京本社編集編成局長▽小松浩・論説委員長▽海保真人・東京本社編集編成局次長▽前田浩智・同次長▽末次省三・政治部長▽塚田健太・経済部長▽大坪信剛・社会部長▽小倉孝保・外信部長