みつとみ俊郎のダイアリー

音楽家みつとみ俊郎の日記です。伊豆高原の自宅で、脳出血で半身麻痺の妻の介護をしながら暮らしています。

毎日右手で文字を書く練習

2012-11-03 22:31:27 | Weblog
をしているのだけれども、一体どれだけ上手になっているのか容易に判断することはできない。
写真には9/8から11/3までの文字練習と線引き練習の成果を出したけれども、この2ヶ月の間に右肩上がりで字を書く能力が着実に伸びた、とも断定できないところがリハビリの難しさだ。
「線が安定した」とはっきり言えれば私も嬉しいのだけれども、大きな違いと言えば字の震えが少なくなったことぐらいだろうか。
本人も「安定してきた」とか「楽になった」とは言いづらいのだろう。
「うまくなった?」と自信なさげに私に聞く。
多少線の力強さは増してきているような気もするよと私は答える(そうあって欲しいという私の願望の方が強いのかも?)。
文字が少しコンパクトになってきたのは、おそらく書くことに「慣れてきた」せいなのかもしれない。
なにしろ、こうしたリハビリは数日単位で成果が出るものではなく、月単位、あるいは年単位で成長していくものなので子供の成長より目に見えづらい。
しかし、これを「やり続けない」ことには成果は絶対に出てこない。
箸で小さなドングリやコインをつまんだり、ぞうきんがけの練習(これは手のリハビリ訓練には欠かせない)などハードな練習を毎日着実にこなしている。
もちろん、ただやれば良いというものではなく、「きれいな形でやる」ことが最も重要なので、いつも私が厳しく「ダメ」を出す。
身内でダメを出したり出されれたりするのはけっこうツライが、お互い甘えていては先に進まない。
イライラするほどのろい歩みだが、こうした努力の正否は着実にどこかで実を結ぶ。

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