みつとみ俊郎のダイアリー

音楽家みつとみ俊郎の日記です。伊豆高原の自宅で、脳出血で半身麻痺の妻の介護をしながら暮らしています。

鹿肉を

2010-09-29 22:07:13 | Weblog
いつか食べてやろうと思っていたら、「ほい」と500gぐらい鹿肉を分けてくれた人がいた。
伊豆の猟師さんが捕ってさばいたモノなのだが、天城の山は猪も鹿もジビエ料理の中ではブランドになっているほど質のいい肉が取れるそうだ。
今年は私の家の庭が鹿にやられっぱなしだったので「いつか食ってやる」と思っていたのが案外早く実現した(笑)。
肉の固まりは完全な赤身で見たところマグロの赤身をウリ二つ。
「マグロだよ」と言われたら絶対に信じるだろうと思う。
でも味は?
とにかく食べてみなければ。
最初は刺身。
やっぱりもろマグロの赤身という感じ。でも、マグロよりは少し淡白か?
それじゃあ、炙ってみよう。
これまた見た感じが「カツオのタタキ」とクリソツ。
味も本当にカツオのタタキに近いが、あのカツオの生臭さがない分鹿の方が断然ウマイ。
それじゃあ、次は ...と洋風にカルパッチョにしてみる。
これがけっこうイケル味。
それでは、最後はバターでソテーしてみよう。
これまたグーです。

ということは、この鹿に肉はどんな風に料理してもおいしい、ということなのだ。
簡単に言うと、赤身の魚と牛肉の中間の感じで脂がまったくないので、かなりヘルシーな肉ということになる。
「何でこれを今まで食べなかったのだろう?」
あまりにも過保護に守り過ぎたせいで鹿は最近日本全国で増え過ぎて問題になっているのだから、これからはスーパーでも「鹿の肉」を売り出せばいいのにとマジに思う。
かなりヘルシーな食材なんだからきっと普及すると思うのだが。
単なるジビエ料理で「食通」が好むものにしてしまわない方がいい。
もっと一般的な食材にしてしまえば、鹿もそれほど増えないのでは?という気がする。
それこそ、天城ブランドの猪と鹿があるのだから、伊豆の特産品として売り出せばいいのに...。

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4 コメント

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Unknown (Naka)
2010-09-30 10:47:24
鹿肉美味しいですよね!
小学生の頃、手取川の上流にあるお蕎麦屋さんでよく串焼きを食べていた記憶があります。
味そのものはあまり覚えてませんが、美味しかった事だけは覚えていますよ~。
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Unknown (kyo_seyama)
2010-10-03 22:06:46
つい先日、相方の家の近所で猪が罠にかかり、お裾分けで結構な量の牡丹肉(&モツ)をもらったとのこと。
食い道楽なので素直にうらやましかったですね(笑)。
長野という土地柄ゆえか、桜肉は割と縁があるんですが、何故か紅葉肉はあまり機会がないです。好きなんですが。
肉食がタブーだった時代から例外的に肉食文化があった土地柄らしいんですけどね。
普及させようという動きはあるものの、小規模な動きに留まってなかなか大きな流れにならないあたり、
食文化というものは意外と融通がきかないということなんでしょうか。
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ジビエなんて (みつとみ俊郎)
2010-10-05 01:24:02
名前をつけるからかえって普及しないのかも?
鹿も猪も食べるのが当たり前、っていう雰囲気に自然にしていくしかないんでしょうね。
スーパーで売れば絶対に普及すると思うのですが。

ちなみに、伊東市ではスーパーでイルカの肉を売っています。
日本でイルカの食文化の残っているのはこの伊東市と例の映画で話題になった和歌山だけだそうです(伊豆でも他の地域にはイルカを食べる文化はありません)。
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ジビエ (はなだのりひこ)
2011-03-30 00:49:22
みつとみさん、こんばんは。俊吉郎君の駒場高校時代の友だちのはなだです。(facebookでご一緒させていただいています)

ジビエ、いいですね♪ 同感します。Like!

わたしも伊豆天城にクルマで出かけた際、シカに遭遇したので、伊豆産のシカ肉、納得できます。
これまで焼いたシカ肉しか食したことがないのですが、刺し身、カルパッチョなど・・ボーノなのでしょうね。

わたしも、すこし、パスタなどイタリアンを自分で作ります。

こんどみつとみさんのキッチンライブなどあれば、お知らせいただくことは可能でしょうか。

norihikohanada@gakushikai.jp

です。(以前、俊吉郎さんに誘われてラビリンスのコンサートに伺いました)

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