健康に良くない「トランス脂肪酸」てんこ盛りの、腐りを知らない人造バター「マーガリン」が食料品スーパーの商品陳列棚の
大きなスペースを占めています。
その一方で、「生乳100%」、純粋な乳製品である「バター」は売り場の片隅に肩身狭く置かれて、高値で「お一人様一品
(ひとしな)のみお買い上げください」などという注意書きが添えられ、何やら品薄らしき状況が続いているかのようにも思えます。
(女性の)世界一の長寿国日本にあって、とくに健康志向が衰える気配のない女性が「マーガリン」を購入し続けるのを胡乱
(うろん)・怪訝(けげん)に思うのは筆者だけでしょうか。
「バター」と比較して「マーガリン」の値段が段違いに安いのが理由?
子供の頃からズーッと食べ馴れてていて、パンに塗って食べたら美味しくて、幸せいっぱいの気分になれるから?
「マヨネーズ」とおんなじで、アヘンのように「癖」になって止められないから?
冷蔵庫に長くいれてあっても「バター」のように固くならず、ソフトで塗りやすいから?
それとも植物性脂肪が体にいいという都市伝説みたいなものが21世紀の日本にいまだにあるから?
「バターの原料となる牛乳の供給不足」が品薄の理由だなんて信じられますか。
「いい油」と「悪い油」の関係が「バター」と「マーガリン」の間にもみられるということですよ。
日本でも「マーガリン」が「発禁」になる時代がやって来ると考えた斯業界の知恵者が、
「バター」の「品薄からくる高値状況」を演出しているのでしょうか。
TPPが実施されると「バター」は60%も安くなるといいますよ。ホ・ン・ト。
それが理由?
単純すぎて信じらんなーい。
上に書かれた「理由」の数々、「バターの原料となる牛乳の供給不足」を除いて、すべて当たっているとしたら、ト・ホ・ホ。
「バター」より「マーガリン」の方が健康的でヘルシーなどという大嘘がまかり通る日本国。
ダイエットに熱心で、ソフトな「パン」に塗るソフトな「マーガリン」に目のない日本人。
国民の健康と生命を手玉に取る「食品産業」。
”No diet will remove all the fat from your body because the brain is entirely fat.
Without a brain, you might look good, but all you could do is run for public office.”
(George Bernard Shaw)
もうすぐ参院選。