高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

斉藤牧場通信 7月8日記

2016-07-31 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
南国市 斉藤牧場の斉藤佳洋です。

なかなか梅雨が明けませんね。
雨が降ると、梅雨の合間に日が差し込んだ時に、
大変緑がきれいで、芝が喜んでいるのがわかります。


 先日斉藤牧場では子牛が生まれました。
毛も乾いていて初乳も飲んでいたようなので、お昼ごろのお産でしょうか?
親牛にぴったりくっついて、牛舎まで歩いていきました。
親牛とともに子牛が帰ってくる風景は、自然交配の山地酪農ならではですね。


 ご存知の通り、斉藤牧場では10年くらい前から
人工授精をやめ自然交配で繁殖をしてます。
人工授精にすると確かに乳はたくさん出るのですが、
放牧しても普通の乳牛に見られるような病気が増えます。
転落などの事故も増えました。

 そこで雄を導入して、自然交配を進めました。
その結果、時間はかかりましたが、乳量も下がりましたが、
病気、事故は減りました。
やはり今の改良はいかに乳が出るかに重点が置かれており、
その他のことはおざなりになっているようで、山地酪農には合わないようです。

 現在の雄で5代目です。
なお雄は気性が荒いので、牧場には勝手には入らないようにお願いします。

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2016年8月号より転載しました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする