高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

さあ今日から11月~ ♪

2017-11-01 09:00:00 | 日記
 秋も本格的になってきました。いたどりの花が咲き始めると、そこここでツガニの話を聞
きます。「藪をかきわけ、川にツガニ捕獲用の箱を仕掛けると、10匹も入っていた」とか。
我が家にも、時にそんなおこぼれが回ってきて、高知は宝の山だなと改めて感じます。


 ところが、そんな自然にも、最近異変が感じられるようになっています。今年はカメムシ
の異常発生が報じられています。因果関係は定かではありませんが、ネオニコチノイドなど
の農薬多用で、生態系がおかしくなっているのではと思います。実は、果物のほとんどにネ
オニコチノイドや有機りん剤などの農薬が使われているのをご存じですか。低農薬といえど
も、なかなかそれらを使っていない果物を探すのが難しくなっています。数少ない果実生産
農家も、結局カメムシの害にやられて、商品にならなくなってしまうのです。10月の井上正
弘さんの柿も同様です。我が家の自然放置栽培の山の柿もカメムシにやられて所々黒くなっ
てしまいました。ただ、こんな柿は、その黒い部分だけ削れば、安全でおいしく食べられま
す。要は、消費者が賢く、見てくれを追求せず、むしろ見た目が美しいものは農薬を使って
いるのでは、と疑う目を持つことだと思います。ちなみに果物は沢山食べ過ぎるのは体に良
くないという話もあります。季節折々のくだものをチョピリ、貴重なものとして食べるとい
うように食生活の見直しも必要かもしれません。


       (運営委員長 丸井美恵子)
コメント
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