高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

畑作入門一歩前 その33

2017-11-14 09:00:00 | 連載
小幡 尚

 4月に入り、本格的に夏野菜の準備を始めました。一つの畝には、これまでで一番がっ
ちりと支柱を組み立てました。ここに(北海道民がささげと呼ぶ)モロッコ豆の種をまき、
きゅうりとゴーヤの苗を植えました。他の畝には、枝豆の種、ピーマンの苗も植えました。
ふと思い立ち、一株だけですが、ズッキーニの苗も植えてみました。ズッキーニは初チャ
レンジです。
 5月末頃より、夏野菜が穫れ始めました。この夏のピーマンはとても元気で、長い期間
にわたって収穫することが出来ました。6月初旬にはじゃがいもを収穫しました。じゃが
いもは、種芋を植えてから順調に成長し、可憐な花をたくさん咲かせました。掘る前から
豊作の予感がしていたのです。土中から姿を現したいもたちは、全体的に大ぶりで、これ
までで最高の収量を記録することができました。
 じゃがいもを掘り終えた畝は、すぐに耕し直し、その日のうちにさつもいものつるを植
え付けました。前年と同様に土佐紅を選びました。
 じゃがいもと同じ頃に収穫した玉葱は、全体に小さめでしたが、こちらも十分な収量を
上げることができました。
 季節が初夏になる頃から、きゅうりが生り始めました。市販のものよりも大きめで不格
好な実がぽつぽつと収穫できました。きゅうりの味にそんなに差があるとは思っていませ
んでしたが、自分で作ったきゅうりは甘みが強く、妙な後味がない素直な味で、市販品よ
りずっとおいしく感じました。

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2017年11月号より転載しました。
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