高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

タミール州の豆利用 ~天竺舎のインドだより(その5)

2020-12-25 09:00:00 | 連載
天竺舎のインドだより byアメミヤ

所用でインドにいるので、インドの面白情報をお伝えします。
★ タミール州の豆利用 ★

イドリーは
南インドの朝食には欠かせないもの、
一晩水につけておいた米と豆を
それぞれ臼で挽きます。


合わせたペースト状のものを
放置しておくと発酵してきます。
あとは冷蔵庫で一週間ほど
保存できるそうです。

このペーストを専用の
蒸し器で蒸したものがイドリー。


配合を変えて
鉄板の上でうすーいクレープ状に
焼き上げたものがドーサです。

浸水した米や豆を挽く臼は
今ではもちろん電化、
この電動臼は一家に1台ある必需品、
嫁入り道具の1つだとか。

お隣さんに頂いた
ホームメイドのイドリーは、
やはり、店のものとは違う味でした。

イドリーに添えられるチャツニ、
姿かたちはみえないのですが、
これにも豆は使われています。
ちょこっとですが。

朝早く、豆を炒る
香ばしいかおりがただよってきます。
南インドの一日のはじまりです。

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2021年12月号より転載しました。
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