高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

心にとどめておきたい「養生訓」の言葉 その4

2020-12-14 09:00:00 | 連載
高知市朝倉 よもぎ鍼灸院の辻恵子です。

心にとどめておきたい「養生訓」の言葉
              その4

そろそろ忘年会の季節。
今年は大勢での忘年会は
難しいかもしれませんね。

「養生訓」には
「宴会では」という章もあります。
宴席では料理の数も多くなりがちであり、
客となって料理をいただくときには、
節度に注意すべきであると。

また、「酒の勧め方」についての記述もあります。
お客さんにいくら美味しい料理をだしても、
むやみに酒を強いて苦しませるようでは、
心づかいがあるとはいえず、
ちょうどいい程度に飲んで、
一緒に楽しく時間を過ごすのがよいと。

“○○してはならない”という記述が
多く見られる「養生訓」に、
“一緒に楽しく過ごす”と記されていること、
興味深いです。

*「養生訓」は江戸時代に貝原益軒によって書かれた“生活指南書”です。



※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2020年12月号より転載しました。
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