
心にとどめておきたい「養生訓」の言葉
その4
そろそろ忘年会の季節。
今年は大勢での忘年会は
難しいかもしれませんね。
「養生訓」には
「宴会では」という章もあります。
宴席では料理の数も多くなりがちであり、
客となって料理をいただくときには、
節度に注意すべきであると。
また、「酒の勧め方」についての記述もあります。
お客さんにいくら美味しい料理をだしても、
むやみに酒を強いて苦しませるようでは、
心づかいがあるとはいえず、
ちょうどいい程度に飲んで、
一緒に楽しく時間を過ごすのがよいと。
“○○してはならない”という記述が
多く見られる「養生訓」に、
“一緒に楽しく過ごす”と記されていること、
興味深いです。
*「養生訓」は江戸時代に貝原益軒によって書かれた“生活指南書”です。

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2020年12月号より転載しました。