高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

成清海苔店の 秋芽一番摘み海苔

2023-07-10 09:00:00 | おすすめ品
★ 秋芽一番摘み海苔 ★


今週お届けの成清海苔店の海苔たち。
秋芽一番摘み、
無酸処理、
無添加、無着色
安心して食べられる海苔は
美味しくて嬉しいですね。

有明海の海苔養殖のシーズンは秋から冬。
10月に種付けし
11月中旬ごろに初めて摘み取られる
秋芽一番摘み海苔は
黒くて厚くて甘みと香りが素晴らしいです。

(この写真は、成清海苔店FBより転載)

ただ有明海では去年の秋作は不漁だったとの事。
以下、成清海苔店 成清忠さんからのお知らせです。
  
2022年の秋芽期の海苔生産は…
知り合いの海苔師さんにして、
「私は海苔師になって25年になるけど、
こんな年は初めて」と言わせるほど、
栄養分の不足からくる成育の遅れや、
11月下旬の高温気候、
それに伴う病害発生など、
まさに試練の連続。
そのため福岡有明海漁連の
一番摘みの海苔生産枚数も
昨年比8割ほどにとどまり、
厳しい環境下で海苔の色合いも
昨年黒々としたそれと比べ
赤茶っぽいモノが多くなりました。
それは焼き入れしたあとの
仕上がり色合いにも違いが出ます。
確かに両者を比べるならば差はあるものの、
私はこの厳しい状況の中で
よくぞここまで仕上げられたと、
必死に手をかけ育て上げられた
有明海の海苔師さんがたに敬意を表したいと思います。
そしてその愛情はそのまま味に出ます。
2021年のそれと比べても遜色のない、
一番摘みならではのうま味を
しっかりと兼ね備えています。
これは私も自信を持っておすすめします。

と、すべての福岡県海域の海苔がそうだとは限らず、
一部海域ではさらに厳しい状況の中で
ほとんど生産ができない状態の場所を構える
海苔師さん、漁協もあります。
私ども成清海苔店イチオシの
皿垣開漁協さんが持つ漁場も例外ではありませんでした。
結果として、当店での絶大な人気を誇る
「有明海苔優等(焼き海苔)」
「皿垣開漁協産焼海苔」
として値する海苔が生産されることはありませんでした。
とても残念な結果ですが、
それよりそのつもりで生産の準備をしてこられた
皿垣開漁協の海苔師さんがたの
切ない気持ちは察するに余るものがあります…
この2つの製品については、
残念ではありますが今期は新海苔でのお届けとはまいりません。
どうぞ事情ご理解の程よろしくお願いいたします。
幸い2021年の第1回入札会で、
その出来上がりの良さにときめき、欲が出て、
例年必要な量以上(倍近く)張り切って買い付けていたため、
結果として2つの製品用の海苔にまだ余裕があります。
ですので当面今期この2つの製品は
2021年海苔年度産秋芽一番摘みの海苔で対応させていただきます。
ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


この一年も、有明海の宝物
「秋芽一番摘みの海苔」を
どうぞ宜しくお願いいたします。

( 管理人 )
コメント
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