本屋に行きますと、「放送技術」1月号が出ていました。
その中から気になった記事をご紹介します。
まあ、その題目通り地デジの中継局運用のサポートの
装置が紹介されていました。
まずはデジタルスケルチ。「スケルチ」といえば、無線をやっている方
はご存じ、信号がない時いわゆる「ザー音・砂嵐」状態のとき
そのうるさい音を出さないようにする機能です。
ここでは、中継局に関するスケルチ。
中継局では親局が放送休止した場合、中継局も自動的に
休止させる必要があるが、普通電波の状態・主に受信レベル
などで制御する。
しかし、この方法だと同一チャンネルで遠方の放送局の電波を
受けて「受信レベルあり」と判断した場合、誤動作をおこしてしまいます。
そこで登場の「デジタルスケルチ」。ネットワーク識別(局ID)を検知する。
そして、上位局の局IDと一致するか判断し、送信機の制御を行うというもの。
ちなみに、地デジの信号には当然番組の映像・音声の情報(TS信号)が
含まれているのだが、他にも局IDとか変調の方法
(ワンセグとフルセグは変調方法が違う)などの
送信に関する情報なども含まれているのである。
これによって自局の放送を確実に中継し、同一チャンネルの遠方他局
の放送で誤動作しない仕組みができたというわけ。
偶然他局が見れたりするなどがなくなるため
視聴者側からすれば面白くはなくなりす。
次に再変調装置。
この装置は放送波で中継するときに有効。
上位局から受信した地デジの信号の質を改善させる(CNをリセットする)。
上位局の電波はノイズ・減衰・マルチパスなどさまざまな要因で劣化している。
そこでまずOFDM復調し復号、TS信号を出力。そこから、再び変調して
再送信するというもの。
いったん復調することによりCN比をリセットできる。
この装置で放送波中継が経済的に構築できるということだ。
最後に局IDチェッカー
これも信号の局ID情報に目を付けた装置。
局ID(放送局名)を継続して表示ができるので
簡易的な監視システムが構築できるらしい。
また、ワンセグクラスの低電界でも受信が可能ということ
他の活用例として受信エリア調査や放送波中継局建設時の
飛び込み電波の調査にも活用可能なのだそうだ。
私も一つ欲しい~
特に18chなどは宇都宮波か神奈川波か判断できないときありますからね。
この装置の開発は日本テレビで
日本テレビでは装置を用いて簡易的自動監視実験を行っている
ターゲットは親局、東京タワー・中継局、前橋榛名中継局。
汐留本社で東京タワー・前橋を受信して実験。
余談だか、やはり前橋局は都内中心部でも受信できるぐらい
飛んでいるんだなあと感じました。
局IDの一致を検出して放送休止状態と放送開始状態を
監視したようです。
今回の記事は面白かったと思います。
その中から気になった記事をご紹介します。
まあ、その題目通り地デジの中継局運用のサポートの
装置が紹介されていました。
まずはデジタルスケルチ。「スケルチ」といえば、無線をやっている方
はご存じ、信号がない時いわゆる「ザー音・砂嵐」状態のとき
そのうるさい音を出さないようにする機能です。
ここでは、中継局に関するスケルチ。
中継局では親局が放送休止した場合、中継局も自動的に
休止させる必要があるが、普通電波の状態・主に受信レベル
などで制御する。
しかし、この方法だと同一チャンネルで遠方の放送局の電波を
受けて「受信レベルあり」と判断した場合、誤動作をおこしてしまいます。
そこで登場の「デジタルスケルチ」。ネットワーク識別(局ID)を検知する。
そして、上位局の局IDと一致するか判断し、送信機の制御を行うというもの。
ちなみに、地デジの信号には当然番組の映像・音声の情報(TS信号)が
含まれているのだが、他にも局IDとか変調の方法
(ワンセグとフルセグは変調方法が違う)などの
送信に関する情報なども含まれているのである。
これによって自局の放送を確実に中継し、同一チャンネルの遠方他局
の放送で誤動作しない仕組みができたというわけ。
偶然他局が見れたりするなどがなくなるため
視聴者側からすれば面白くはなくなりす。
次に再変調装置。
この装置は放送波で中継するときに有効。
上位局から受信した地デジの信号の質を改善させる(CNをリセットする)。
上位局の電波はノイズ・減衰・マルチパスなどさまざまな要因で劣化している。
そこでまずOFDM復調し復号、TS信号を出力。そこから、再び変調して
再送信するというもの。
いったん復調することによりCN比をリセットできる。
この装置で放送波中継が経済的に構築できるということだ。
最後に局IDチェッカー
これも信号の局ID情報に目を付けた装置。
局ID(放送局名)を継続して表示ができるので
簡易的な監視システムが構築できるらしい。
また、ワンセグクラスの低電界でも受信が可能ということ
他の活用例として受信エリア調査や放送波中継局建設時の
飛び込み電波の調査にも活用可能なのだそうだ。
私も一つ欲しい~
特に18chなどは宇都宮波か神奈川波か判断できないときありますからね。
この装置の開発は日本テレビで
日本テレビでは装置を用いて簡易的自動監視実験を行っている
ターゲットは親局、東京タワー・中継局、前橋榛名中継局。
汐留本社で東京タワー・前橋を受信して実験。
余談だか、やはり前橋局は都内中心部でも受信できるぐらい
飛んでいるんだなあと感じました。
局IDの一致を検出して放送休止状態と放送開始状態を
監視したようです。
今回の記事は面白かったと思います。