来月の事業所給食担当職員研修会に向けて、
社員食堂での地元農産物利用状況について調べています。
農水省が行っている「地産地消給食等メニューコンテスト」の
社員食堂部門で各賞を受賞している企業は、
地元の直売所、JAを通じて、
あるいは生産者から直接、農産物を購入しています。
それでは、この静岡県西部の企業はどうしているのか?
まず、数か所のJA営農センターに問い合わせてみました。
しかし、どこも学校給食、病院、レストランとは取引があっても、
社員食堂とは関わりがありませんでした。
そこで、今度は直接、磐田市の某企業に電話を!
どの部署にかけたらよいのかわからなかったので、
とりあえず総務に電話をしました。
「社員食堂での地元農産物利用についてお尋ねしたいのですが・・・
担当の管理栄養士様はいらっしゃいますか?」
総務部→人事部→ある男性社員・・・と電話は回され、
その間、お待たせミュージックをずっと聞かされました。
「社員食堂の管理栄養士様ですか?」と伺うと
「いいえ、違います。しかし、社員食堂のことなら何でもわかります。」
とその男性はおっしゃるので、質問を続けると・・・
「あ~あ、それなら、私どもの福利厚生部門である
関連会社に電話をして下さい。」
電話をしましたよ~。
やっと質問できました。
「社員食堂で地元農産物はどのくらい使われていますか?」
「私どもは、○○という社員食堂受託業者に任せておりますので
その中で地元農産物がどのくらいの割合を占めるのかは
把握できておりません。
お茶とお米は静岡県産ですが・・・」
確かに、その業者様は全国展開している大手外食産業で、
食材に関しても独自のシステムを構築して
安心安全に配慮されています。
しかし、企業の規模が大きくなればなるほど、
社員食堂に食材が届くまでに多くの人の手が加わり、
地元農家と社員の胃袋はなかなか結びつかない・・・
そう感じました。