今年も「江戸東京野菜福神漬」を送っていただきました。
※この福神漬けについては、こちらをご覧ください。
ふたつ送ってくださり、「ひとつはお友達にどうぞ。」と言ってくださったので、
心から尊敬している方ににお送りしましたところ、
こんなお話を教えてくださいました。
「福神漬けの始まりは案外新しく、
お盆のお供えのなすやきゅうりが棄てられるのを見た上野のお店屋さんが、
もったいないと思って、近隣の家から出たなすやきゅうりに
季節の野菜を加えて漬物を作ったのが始まり。」
そして、このお話に興味を持ったその方は、おばあさまに
「小さい頃、お盆明けになすやきゅうりを集めにきた記憶ある?」
と、お尋ねしたところ、
「お盆明けにお供え物を回収する人が回ってくるのだけれど、
なすときゅうりだけは、別の人が集めに来るのよ。
リヤカー引いて・・・。
その姿が、子供心にとっても恐くて・・・。
その人が来ると、家の奥まで逃げたりしていたのよ。
そう、あれが、福神漬けになったの・・・。」
と、おっしゃったそうです。
このお話に大変興味を持った私は、福神漬けの由来について調べてみました。
すると、こんな一説を見つけました。
江戸時代初期に、海運や治水事業で名の知られる河村瑞軒が
伊勢から江戸へ出て下働きしていた若い頃、
茄子やきゅうりなどの野菜が沢山精霊流しと一緒に川に浮かんでいるのを拾い上げ、
混ぜ合わせて塩に漬けたところ、なかなか良い風味に出来上がり、
近くの工事人に売ると、大人気となった。
これをもとに、調味液などを工夫して上野の茶店が作り上げたのが福神漬けの始まり。
お盆のお供えのなすやきゅうりが、福神漬けの原点だったのですね。
子供の頃、お盆が明けると、きゅうりやなすで作った馬や牛は
家の前の川に流していました。
今は、公会堂のようなところで焼いてくれるのでしょうか?
あの牛や馬が何となく恐くて、子供の頃はきゅうりやなすが食べられなかった
という友達もいました。
いただいた福神漬けがきっかけとなって、その由来を学び、
さらに子供の頃、お盆が来るたびに感じていたちょっと恐いような、
でも何となくわくわくするような感情も思い出しました。
来月は、静岡もお盆ですね。(^-^)