”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

ツタンカーメンのえんどう豆ご飯、炊き方を変えてみたら

2023-05-11 19:45:57 | 野菜

先日、ツタンカーメンのえんどう豆で豆ご飯を炊いたことを

書かせていただきました。

こちらです。

   

今回は、炊き方を変えてみました。

   

豆を莢から出します。

 

 

  

  

豆だけを別に茹でました。

2~3分で軟らかくなったので、そのまま冷まし、

その茹で汁を使って、まずご飯を炊きました。

  

すると、炊き上がりがすでにお赤飯!!

発芽玄米入りなので、茶色の部分もありますが、

茹で汁に豆からアントシアニンが流れ出ていたことがわかります。

 

 

これに、別茹でした豆を混ぜ、お茶碗に盛り付けると、

このような感じになります。

  

  

豆を混ぜたご飯を、さらに炊飯器で保温しました。

(炊き上がりから数えて16時間後の様子です)

ご飯の色は、さらに赤が濃くなりました。

豆は緑色から、赤みを帯びた緑色に変わりました。

  

  

豆を一緒に炊き込んだ時は、炊き上がりの豆の色は、

鮮やかとは言い難いけど、緑色のままでした。

ご飯にも色は付いていません。

(参考までに、以前の写真を載せます。)

  

炊飯の際、炊飯器内の温度は最高で100℃になります。

そこまで高温になってしまうと、

ツタンカーメンのえんどう豆のアントシアニンは変化せず、

やはり100℃の手前、60℃~75℃くらいで一番変化しやすいということなのかなぁ。

  

毎年、この豆ご飯を食べるたびに、頭の中がはてなマークでいっぱいになります。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

苦手を克服 宗田かつお

2023-05-11 00:05:00 | だし

訳あって、ずっと苦手意識があった宗田かつお。

自分では、もう宗田かつおで、おいしいおだしはとれないと思っていました。

  

その訳というのは

1.その昔、夫が宗田かつおを釣ってきました。

 飼っていた猫が、宗田かつおを跨いだのです!!

 「ネコマタ」を目の前で見た私は、宗田かつお=まずい魚というイメージが

 出来上がってしまったのでした。(@_@。

 

2.今から10年ほど前、名古屋にあるだしの製造・販売会社の方から、

 「これでおでん作るとおいしいから!!」と言って、

 500g入りの業務用宗田かつおのだしを渡されました。

 静岡で育った私は、かつお節と昆布のだししかとったことがなく、

 しかもかつお節の形状は「薄削り」と「厚削り」しか見たことがなかった。

 その宗田かつおのだしは、「薄削り」でも「厚削り」でもなく、

 粗く破砕したような形状のものが入っており、

 しかも業務用なので「だしのとり方」など袋に表記されていなかった。

 水からとったり、沸騰させたお湯からとったり、煮出す時間を変えたり、

 色々工夫したけど、魚臭いだししかとれず、

 冷凍庫にはいつまでも大袋の宗田かつおが残っていました。(T_T)

 

 

そんな苦い思い出がある宗田かつお。

しかし、親しくさせていただいている豊橋の老舗かつぶし屋さん、

丸文岩瀬商店さんの「そうだ厚削り」を送っていただき、

もう一度挑戦してみようと思ったのです。

 

この商品は、初代岩瀬文吉様が、大正時代に地域に広め、

80年余り愛され続けています。

 

 

そこで、「そうだ厚削り」と日高昆布を合わせて、おだしをとってみました。

  

  

水1Lに対し、そうだ厚削り20g、日高昆布10gでとりました。

  

 

もうびっくり!!

今まで、宗田かつおに抱いていたイメージが一瞬で消えるくらい

力強い中にも品のあるおだしがとれました!! ヽ(^o^)丿

やはり、愛され続けるのには訳があるのですね!!

 

  

このおだしで作ったお料理は

ズンドゥブとトマトの丸ごとおひたし

ズンドゥブは、家にある食材で作ったので、

あさりではなく、シーフードMIXを使っています。

散らしてあるネギも、葉ネギが手に入らなかったので、

畑で成長途中の下仁田ネギの葉をカットして使いました。(^-^;

宗田かつおの力強い風味が、コチュジャンや唐辛子とよく合います。

   

 

トマトの丸ごとおひたしは、湯剥きしたトマトを

おだしと淡口醬油と塩一つまみで作ったお汁に1時間ほど漬けておきました。

トマトの酸味と甘みが、宗田かつお、昆布の風味とマッチしています。

  

 

やはり、本物に出会うって大切なことですね。

この年になって、苦手なものがひとつ無くなって、本当にうれしい!!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする