昨年は楽しむことができなかったツタンカーメンのえんどう豆。
今年は、ご近所さんから
「ツタンカーメン、採れたから取りにおいで~!!」と留守電が…。
たくさんいただきました。(*'▽')
紫色の莢がきれいですね。
莢の中には、直径1cmくらいの大粒の豆が、3~8粒入っています。
この豆で豆ご飯を炊くと、炊き立ては普通の豆ご飯の色。
こちらは、午前11時の状態です。
しかし、6時間ほど保温したままにしておくと、お赤飯のような色になります。
こちらは、17時30分のご飯の状態です。
この日のメニューは
・お赤飯色になったツタンカーメンの豆ご飯
・ハチクのステーキ
・大莢えんどうといんげんのキッシュ
・マカロニサラダ
大切なのは、保温状態にしておくことです。
保温しないで6時間置いても色の変化はありません。
これがアントシアニンの不安定で不思議なところですね。
このツタンカーメンのえんどう豆は、
ツタンカーメン王の墓から出土した豆の子孫…などという説もありますが、
果たして、そんな3000年以上も前の豆が生きていたのかどうか???
しかし、このご飯の色の変化も含め、ロマンを感じさせてくれる豆です。
学校関係で「食育」の教材として広まって行ったのも、
そんな古代への憧れがあったからでしょう。
ピラミッド建設に従事した労働者もえんどう豆を食べていたという記録もあります。
一般的な野菜には少ないと言われるたんぱく質やビタミンB1,B2を
豊富に含んだえんどう豆が、過酷な労働を支えていたのでしょう。
皆様も若い豆類をたくさん食べて、これからの季節を元気にお過ごしくださいね。