朝6時半に袋井の自宅を出て、
静岡市瀬名のリンク西奈に向かいました。
今日は、キッチンファーマーズというグループのママたち対象に
夏野菜と雑穀を使った料理教室をやらせていただきました。
最初に、雑穀と野菜を一緒に摂ることの効果や
食材として使うトマト、ピーマンについてお話をし、
調理実習に入りました。
●アワの入った麻婆トマト
●ピーマンとキビのきんぴら
●野菜と押し麦のスープ
●麦ごはん
「雑穀はご飯に炊き込むもの」と思っていらっしゃる方が多く、
簡単にお料理に使えることがわかると、
「今夜からさっそく使ってみます!」と
うれしい感想をいただきました。
試食をしながら、子供の味覚の発達や学校給食について
意見交換もでき、大変有意義な時間を過ごすことができました。
ありがとうございました。
来月の事業所給食担当職員研修会に向けて、
社員食堂での地元農産物利用状況について調べています。
農水省が行っている「地産地消給食等メニューコンテスト」の
社員食堂部門で各賞を受賞している企業は、
地元の直売所、JAを通じて、
あるいは生産者から直接、農産物を購入しています。
それでは、この静岡県西部の企業はどうしているのか?
まず、数か所のJA営農センターに問い合わせてみました。
しかし、どこも学校給食、病院、レストランとは取引があっても、
社員食堂とは関わりがありませんでした。
そこで、今度は直接、磐田市の某企業に電話を!
どの部署にかけたらよいのかわからなかったので、
とりあえず総務に電話をしました。
「社員食堂での地元農産物利用についてお尋ねしたいのですが・・・
担当の管理栄養士様はいらっしゃいますか?」
総務部→人事部→ある男性社員・・・と電話は回され、
その間、お待たせミュージックをずっと聞かされました。
「社員食堂の管理栄養士様ですか?」と伺うと
「いいえ、違います。しかし、社員食堂のことなら何でもわかります。」
とその男性はおっしゃるので、質問を続けると・・・
「あ~あ、それなら、私どもの福利厚生部門である
関連会社に電話をして下さい。」
電話をしましたよ~。
やっと質問できました。
「社員食堂で地元農産物はどのくらい使われていますか?」
「私どもは、○○という社員食堂受託業者に任せておりますので
その中で地元農産物がどのくらいの割合を占めるのかは
把握できておりません。
お茶とお米は静岡県産ですが・・・」
確かに、その業者様は全国展開している大手外食産業で、
食材に関しても独自のシステムを構築して
安心安全に配慮されています。
しかし、企業の規模が大きくなればなるほど、
社員食堂に食材が届くまでに多くの人の手が加わり、
地元農家と社員の胃袋はなかなか結びつかない・・・
そう感じました。
お塩は20年ほど前から、海の精を使っていますが、
5年前、夫がインド出張のお土産でヒマラヤの塩を
買ってきてくれました。
ヒマラヤの塩は日本でも手に入りますので、
それ以来、この2種類のお塩を常備しています。
どこが違うのか比べてみましょう。
●海の精
伊豆大島を流れる黒潮の海水100%を原料とし、
天日と平釜で作り上げた伝統海塩。
○100g中のミネラル含有量は
ナトリウム 34g、 マグネシウム 700mg
カルシウム 400mg、 カリウム 240mg
●ヒマラヤの塩
ヒマラヤの永い造山運動の中で、
深海水が隆起し、約6億年かけて自然結晶したもの。
標高3000mの山腹を掘り進んで採種されます。
○100g中のミネラル含有量
ナトリウム 37g、 マグネシウム 110mg
カルシウム 110mg、 カリウム 64mg、 鉄 7.8mg
ヒマラヤの塩がピンクなのは、鉄分のせいなのです。
この2種類のお塩、なめてみると、海の精の方が甘味があります。
海の精は、どんなお料理にも向いていますが、
特にお吸い物に使うと、その美味しさがわかります。
ヒマラヤの塩は、生野菜、温野菜、鉄板焼きなど
お塩だけでシンプルに味わいたい時に、使います。
それに、この色!
キッチンにあるだけで、テンションが上がる気がします。