”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

ベジブロス

2013-04-16 10:07:59 | 野菜

ベジブロスというのは、「野菜のだし」という意味。

野菜塾の内田悟先生のベジブロスは、

旬の野菜をそのまま煮込んでいきますが、

先日、朝の情報番組で野菜の皮や切れ端・・・

つまり、いつもは「生ごみ」として捨てられる部分を使った

ベジブロスが紹介されていました。

 

 

野菜も植物。

紫外線や害虫から自分自身を守るために、

色素や香り、苦みなどの成分を身にまといます。

これらの成分が「フィトケミカル」と言われるもので、

私たち人間も、それを取り入れることによって

免疫力UPにつながります。

 

そして、そのフィトケミカルは、野菜の皮や茎、根などに

ふんだんに含まれています。

ですから、野菜の切れ端でだしを取ることにより、

野菜の持つ健康成分を余すところなくいただける・・・

ということだそうです。

 

 

さっそくやってみました。

Img_6591

両手1杯分の野菜の切れ端を、

1.3リットルの水の中に入れ、

料理酒小さじ1を加えて20~30分煮込んでいきます。

 

 

ザルで漉すと、こんなだしが取れました。

Img_6592_2

 

 

その時に使う野菜の切れ端によって、

だしの色には差が出ますが、

こんなお料理に使いました。

 

●カレー

Img_6595_2

 

●鍋のだし

Img_6612_2

 

 

野菜のうま味、甘みが感じられ、

お料理の味がやさしく、まろやかになるのがわかります。

それに、これこそ本当に野菜を最後まで

無駄なく、丸ごといただくことになりますね。 (*^_^*)

 

 

「でも、だしを取ったあとの野菜は捨てなきゃいけないから、

 生ごみの量は変わらないね。」

と言う私に対して、

「生ごみじゃないだろう。煮たごみだよ。」

という夫の返事が聞こえてきました。 ^^;

 

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野菜で元気になりましょう~♪

2013-04-15 14:42:14 | 野菜

NHK文化センター豊橋教室で

「野菜で元気! 身体に効く野菜講座」が始まりました。

ずっと、私がやりたいと思っていた

野菜を通じた健康講座です。

 

そして、うれしいことに野菜大好きな皆さんが

集まってくださいました。 (*^_^*)

 

 

第1回目のテーマは、「なぜ今、野菜が必要なのか?」

日本人の食生活を見直すことから始め、

野菜の必要性と働き、1日の必要量などについて

お話させていただきました。

Img_6614

そして、どうしたら野菜をたくさん食べられるのか、

そのための工夫を「選び方」、「調理法」、「保存法」に分けて

説明しました。

 

 

試食としてお出ししたのは、

旬の若い豆類と6種の野菜のスープ煮、

そして、肉の半量のキャベツが入ったハンバーグです。

Img_6616

 

「グリンピースが苦手だったけど、

 このスープ煮はおいしくいただけました。

 苦手が克服できました!」

という、大変うれしい感想までいただきました。

 

 

受講生の皆さま、ありがとうございました。

来月も、野菜で元気になりましょう~♪

 

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豊橋に向かいます

2013-04-15 04:42:28 | ブログ

おはようございます。

今日から、3回にわたり、

豊橋で新しい講座がスタートします。 

 

 

今朝も早起きして、試食を準備しています。  

Img_6613

春野菜がたっぷり使われていますよ~♪

 

 

それでは、皆さま。

今日もすてきな1日をお過ごしください。 (^^)/

 

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くらげの素?

2013-04-14 09:01:58 | 野菜

ご近所さんがこんなお野菜を届けてくださいました。

Img_6600

何かわかるかな? (^^)

 

 

葉っぱをむしったこの状態なら、

野菜図鑑で見たことありますか?

Img_6598

 

正解は、ステムレタス(茎チシャ)です。

茎と若い葉を食べるレタスの仲間です。

 

 

丸いレタス同様、カットした茎から白い液が出てきますが、

Img_6603

これが「お乳」を思わせることから、

レタスは「乳草」と呼ばれ、

それが「チシャ」という呼び名に変わったと言われています。

 

 

そして、これをカットして乾燥させたものが、

よく観光地のお土産物で見かける「山くらげ」です。

 

 

干す前に、生を味わいましょう。

ナンプラー、お酢、塩だけの簡単な浅漬けにしました。

Img_6607

 

 

おいしくいただいたので、

これから「山くらげ」作りに入ります。

きれいに干せたら、またご報告しますね。 (^_-)-☆

 

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どこで食べる時代?

2013-04-13 10:56:58 | 健康・病気

昨日、大手牛丼チェーン店さんが

期間限定で焼きそば牛丼の販売を始めました。

 

 

Photo_1304121

      【画像、お借りしました。】

 

 

牛丼の上に焼きそば!?

炭水化物×炭水化物・・・。 (@_@;)

「炭水化物抜きダイエット? 何それ?」

といったようなメニューです。

 

この新メニューがテレビで紹介された時、

私は岸朝子さんがおっしゃっていた

「○○で食べる時代」という言葉を思い出しました。

 

 

これは、戦後の日本人の食生活を

4つの時代に分類したものです。

 胃袋で食べる時代

     ↓

 舌で食べる時代

     ↓

 目で食べる時代

     ↓

 頭で食べる時代

 

 

戦後は、とにかく胃袋を満たすことが先決。

お腹いっぱい食べることが幸せでした。

       ↓

経済が豊かになってくると、

お腹いっぱいになることだけでは満足できなくなり、

「おいしいもの」を求めるようになりました。

       ↓

さらに豊かになってくると、

「見た目も美しい食事」が好まれるようになりました。

       ↓

生活習慣病が増加している現代は

「頭で考えて食べる」ことが大切です。

 

 

この牛丼を見ていると、

短時間で食べられて、お腹いっぱいになる・・・

「胃袋で食べる時代」に戻ってしまったのかと思わせますが、

ソースにもこだわっているようですし、

スタジオでおいしそうに食べている女子アナさんを見ていると、

舌も満足させているのかもしれません。

 

 

でも、並盛でも751kcal!!

これを食べた後に、黒烏龍茶を飲んだからといって、

決して「頭で食べている」ことにはならないと思うのですが・・・。

どうなんでしょうね?  ^^;

 

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