今回は、文章だけの投稿となりますが、
よろしかったらお読みください。
私は、昭和49年に七夕豪雨を経験しました。
実家は床下浸水でした。
昭和49年と言えば、スマホもインターネットもなく、
通信手段と言えば固定電話だけでした。
たぶん、父が勤務先に「家が床下浸水の被害に遭ったので、休みを取りたい。」
と、連絡をしたのだろうと思います。
それだけなのに、すぐに父の同僚の方が来てくださり、
親戚の人たちと一緒に、数日に渡り、
土砂の掻き出しを手伝ってくださいました。
本当に温かな人と人とのつながりが、そこにはありました。
今は、SNSやインターネットを通じて、
台風の進路、そして、どこでどんな被害が出ているのかがわかります。
本当に心配してくださる方は、どんな形のお友達であろうとも、
すぐに「台風の被害が出ているようですが大丈夫ですか?」
とか「お家は大丈夫ですか?」とLINEやDMをくださいます。
しかし、必ずいるのが、こちらがSNSに被害状況を投稿すると、
真っ先に、美しい言葉で
「お見舞い申し上げます。ご無事で何よりです。」とコメントするヤツ!!
一番大変な時には、何も言ってこない!!
自分の住んでいる地域が、台風の進路から外れることばかり願っている。
そして、自分の地域の安全が確認されると、
上から目線の美しい言葉でお見舞い申し上げてくれる。
そういう人は、言うだけで何一つしてくれるわけではない。
SNSのおかげで知り合いも増えました。
でも、数が増えただけで、困った時に本当に手を差し伸べてくれる人は
数えるほどしかいない。
我が家が受けた台風15号の被害は、微々たるものだ。
でも、近所では土砂崩れが起き、通行止めの箇所もある。
掻き出した土砂は、地域の運営委員の方々がトラックを使って片付けてくださっている。
2回の大きな台風を経験して、人の温かみの差を感じました。
美しい言葉だけのお見舞いなら要りません。
我慢するのは良くないですね。
もう「友達」削除しよう!!