道尾秀介の作品でもタッチが他作品と大きく違う1冊を読了。
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カササギたちの四季 (光文社文庫) |
道尾 秀介 | |
光文社 |
道尾秀介作品ではあまり見かけない「名探偵」が登場します。
赤字続きのリサイクルショップの理屈屋の店長 華沙々木(かささぎ)と少し気が弱い副店長 日暮(ひぐらし)。
華沙々木の素っ頓狂な推理に振りまわされる日暮、の2人が遭遇する4つの事件の連作。
かなりコメディーよりです。
ただ連作の最後は道尾作品ならではの一言があってなんというかホッとします。
従来の、心の裏側を探し続けるような作品を違う角度で見せてもらった気がします。