早速ですが今夜のジャズ。
私の最も好きなジャズ・ピアニストの一人ヤロン・ヘルマンが名門レーベルBlue Noteから初めてリリースした作品で『Everyday』。
![]() |
Everyday |
Imports | |
Imports |
1.Fast Life
2.Vista
3.Points of You
4.Nettish
5.With Open Hands
6.Everyday
7.Five Trees
8.Volcano (feat. Helgi Jonsson)
9.Prelude No4 Opus 74
10.Children Don't Always Play Fair
11.Retrograde
12.City Lights
13.18:26
Yaron Herman(p)
Ziv Ravitz(ds)
待ちに待っていましたヤロン・ヘルマンの新譜。
昨年ライブに参加して以来大好きになってしまいました。
今回はdsのジブ・ラヴィッツとのデュオ盤でインプロビゼーションを聴かせてくれます。
勝手知ったる盟友ですね。
1曲目はソロでクラシックなタッチからスタート。
Fast Life - Yaron Herman
2曲目でラヴィッツが加わりリズミカルになります。
ラヴィッツの正確無比で軽やかなドラミングは本当に私の好みです。
この上で演じられる美しいピアノの調べが心地よく、早くもアルバムの世界観に入り込んでしまいます。
Yaron Herman - Vista - Official Clip
3曲目はさらに軽いリズム・タッチでスピード感も上がっていきます。
この流れの中で4曲目は機械的なるズムでピアノが演じられます。
本作の特徴かもしれませんが、2分に満たない5曲目、9曲目と配されています。
いずれもピアノソロで、これを挟んで新たな雰囲気のタイトル曲が始まります。
この6曲目はヘルマンにしては珍しく少しエキゾチックな曲になります。
Everyday - Yaron Herman
7曲目はエキゾチックさを残しつつもとても穏やかで物静かなピアノソロ。
同郷のピアニスト、シャイ・マエストロを彷彿とさせます。
Five Trees - Yaron Herman
8曲目はビョークのプロデュースをしていることでも知られるヴァルゲイル・シグルズソンのプロデュースで、彼と同じくアイスランドの歌手Helgi Jónssonが参加。
9曲目はクラッシクからアレクサンドル・スクリャービンを挟んで、子供たちが騒ぐ10曲目。
11曲目はジェイムス・ブレイクのバラードのカヴァー。
ジャンルの違う曲をジャズにアレンジすることはヘルマンの得意とするところです。
Retrograde - Yaron Herman
静かな流れを引き継いだ12曲目、そしてラストへと繋がっていきます。
City Lights - Yaron Herman
曲の構成も非常によく、デュオ盤としての無駄のなさとともに、それ以上の音の奥行きを感じさせる。
ヘルマンがBlue Noteでデビューするに値する一枚。
いつになく興奮したため、聴いたそばからレビューしました。
↓ ポチっとお願いします
起きたい、起きたい、起きたい、起きたい