雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
興味のあることには片っ端から手を出して
そして時々飽きます

友人の友人の死

2016-08-02 | そのほか

今朝、小学校時代の友人たちで集まっているグループLINEに1通のコメント。

あまりコメントしない奴Aからのメッセージだったので読んでみると、グループ参加者の多くが友人だった奴Bが肺血栓の亡くなったとのこと。

私はBとは面識も名前すらも知らない間だが、同い年。

 

内容が内容だったせいか、Bの共通の友人らからも何の反応もない。

Aが忍びなかったので、「グループLINEに参加していない奴に連絡するよ」と返すと、Aからは「ありがとう」とのコメント。

 

恐らくAは友人の死に際して、誰に伝えたら、亡くなった友人を見送ってやれるのか、わからず取り敢えずグループLINEに投稿したのだろう。

気持ちはわからなくもない。

 

随分前だが、新入社員時代に、同期の結婚式のために他の同期たちと結婚式の会場に向かっていた時のこと。

高校時代の友人から、私も仲良くしていた友人Cが亡くなったとの噂が流れている、と連絡が来た。

私はいてもたってもいられず、Cの実家の近所に住んでいる友人に連絡して確認してもらった。

やはりCは交通事故で急死していた。

これから結婚式に参列する私には必要最低限の友人に頼んで連絡を回してもらうことしかできなかった。

自分は取り敢えず弔電くらいしか打てず、喪失感と無力感を感じていた。

 

多分Aも葬儀に呼ぶべき友人らの連絡先を知らず、LINEを送ったのだと思う。

それで反応がなかったことに気を揉んでいた時に私からのメッセージに飛びついたのだろう。

そのあとBと友人だった奴らからチラホラとメッセージが来ていた。

私のメッセージが呼び水になったのだとしたら、Cに何もできなかった私としても少し救われる。

 

亡くなったBだが、昨年の秋から体調は悪かったらしい。

その体調が悪い中で、私と大阪でよく飲む”番長”に会いに大阪に来たこともあるそうだ。

Bの人生は割と荒んでいたようだったそうだ。

もしかするとBは自分が一番楽しかった頃の”番長”に最後会っておきたかったのかもしれない。

 

幸い私には大事な家族がおり、仲良くしてもらっている友人も学生時代から社会人、そしてリワークにもいる。

でもBには数少ない友人の”番長”にどうしても会いたかったから、無理を承知で福岡から大阪まで車で来たのだろう。

Bの気持ちも察して余りある。

 

私とBは友人の又先の友人。

正直縁もゆかりもないと言ってしまう間柄かも知れんが、そんな私もBの冥福を祈ってる。

Bには知らないところでも、そう思っている奴がいることを亡くなった後でもいいから知ったうえで成仏して欲しい。

 

Bの人生は絶対に無駄な人生じゃなかった。

 

 

↓ ポチっとお願いします  

blogram投票ボタン 

 

伊坂幸太郎、ジャズ、フリージャズ、スウィングジャズ、ウクレレ、ラグビー、サザンオールスターズ、靴下