今夜のジャズはジャズ・ジャイアントの一人であるボビー・ハッチャーソンを偲んで。
享年75歳。
言わずと知れたヴィブラフォンの名手。
私の中でヴィブラフォン奏者と言うと思い浮かぶ人が数少なく、ミルト・ジャクソンやライオネル・ハンプトン、ゲーリー・バートンくらいしかポッと頭に浮かびません。
その中のひとりが亡くなったわけですから喪失感たるや。
今夜のジャズはハッチャーソンの代表作『Happenings』。
Happenings | |
Blue Note Records | |
Blue Note Records |
1.Aquarian Moon
2.Bouquet
3.Head Start
4.Maiden Voyage
5.The Omen
6.Rojo
7.When You Are Near
Bobby Hutcherson (vib, marimba)
Herbie Hancock (p)
Bob Cranshaw (b)
Joe Chambers (ds)
まずジャケットがカッコいい。
当時のジャケットを担当していたリード・マイルスの傑作の一つでしょう。
ピンクの色使いのなかにセクシーな美女が一人。
このジャケットだけでも買う人がいたことでしょうね。
4曲目のハービー・ハンコックの名曲以外はオリジナル。
ハッチャーソンをしてジャズ評論家は新主流派と称していますが、これはまだ私には理解しかねています。
同時期のハンコックやウェイン・ショーターあたりも含まれるそうです。
さすが名盤と言われるだけあって、捨て曲はないです。
ハッチャーソンのクールで響きあるヴィブラフォンの音はどこか涼しげにも聴こえ、今のシーズンにも持って来いです。
もちろんどの曲もいいですが、個人的には1曲目。
ハッチャーソンも弾けてますし、あとジョー・チェンバースのリズムもいいです。
BOBBY HUTCHERSON, Aquarian Moon
あと6曲目のスローも心動かされます。
BOBBY HUTCHERSON, When You Are Near
ご冥福をお祈りいたします。
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