雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
興味のあることには片っ端から手を出して
そして時々飽きます

Black Radio Ⅲ

2022-03-09 | 音楽
早速今年を代表するようなジャズ盤がリリースされました

ロバート・グラスパー

10年前にリリースされ、音楽シーンを圧倒した『Black Radio』
その最新作で『Black Radio III


 
1. In Tune ft. Amir Sulaiman
2. Black Superhero ft. Killer Mike + BJ The Chicago Kid + Big K.R.I.T.
3. Shine ft. D Smoke + Tiffany Gouche
4. Why We Speak ft. Q-Tip + Esperanza Spalding
5. Over ft. Yebba
6. Better Than I Imagined ft. H.E.R. + Meshell Ndgeocello
7. Everybody Wants To Rule the World ft. Lalah Hathaway + Common
8. Everybody Love ft. Musiq Soulchild + Posdnous
9. It Don’t Matter ft. Gregory Porter + Ledisi
10. Heaven’s Here ft. Ant Clemons
11. Out of My Hands ft Jennifer Hudson
12. Forever ft. PJ Morton + India.Arie
13. Bright Lights (with Ty Dolla $ign)

Black Radio Ⅱから8年ぶり
やはり圧巻なのは参加メンバー
今回はジャズ界からエスペランザ・スポルディング、グレゴリー・ポーターが参加してますし、BJ・ザ・シカゴキッドらR&B、ヒッポホップ界隈の凄腕が参加しています
レギュラーメンバーではデリック・ホッジ、バーニス・トラヴィス・II、クリス・デイヴ、コリー・ヘンリー、テラス・マーティン、キーヨン・ハロルド、マーカス・ストリックランド、クリスチャン・スコットらの名前もクレジットされてます
『Jazz The New Chapter』の柳樂光隆さんがグラスパー界隈の相関図を作られたので参考にされると、その音楽性の広さ・奥深さの理由がわかると思います



10年経っても当時の『Black Radio』のインパクトはやはり大きかったと思います
本作を聴くと当たり前のように感じるクロスオーヴァー要素も、あの頃からメジャーになっていったと思います
この辺の流れは、柳楽さんの『Jazz The New Chapter』シリーズを読むと良くわかります

 
 
 
 
 
 
アミール・スレイマンによるポエトリーリーディングのオープナー
BJ・ザ・シカゴ・キッドの2曲目などはBLM運動の熱を感じます
やはりBLMは現在のブラックミュージックのモチベーションの原点になっていると思いますが、楽曲的には比較的優しく、以前のグラスパー作品でもそうですが心穏やかに聴くことができるのが素晴らしい
個人的には7曲目のTears for Fearsのルール・ザ・ワールドのカヴァーが秀逸すぎてしびれます





今出勤時のヘヴィロテ中
色々大変なオレを助けてくれるグラスパー最高

5月には来日予定で、大阪にも来るらしい
久しぶりに海外の大物来日情報
これは行きたい!!