今日は一応出社しましたが、薬が残ってて、まー眠い眠い。
朝眠気を飛ばす薬を処方されるという皮肉な診断結果も頂きました。
なんなんでしょうね。
まーあまり深く考えずに会社に行こう。
さて、すこしふっきれた今夜のジャズは、澤野工房の屋台骨の一人として活躍し、名門ユニバーサルへ移籍した山中千尋を。
新天地でもピアノ・トリオを中心にリリースされており、今回はBLUENOTE移籍後第一弾。
サムシン・ブルー | |
山中千尋,Chihiro Yamanaka,ベニー・ベナック3世,ジェリール・ショウ,ラーゲ・ルンド,中村恭士,ケンドリック・スコット,マーク・ホイットフィールドJr.,ハービー・ハンコック,バド・パウエル | |
ユニバーサル ミュージック |
1. Somethin’ Blue
2. Orleans
3. I Have A Dream
4. Un Poco Loco
5. Funiculi Funicula
6. A Secret Code
7. Pinhole Camera
8. For Real
9. On The Shore
10. You’re A Fool, Aren’t You
11. Go Go
山中千尋(p)
Benny Benack III(tp)
Jaleel Shaw(as,ss, fl)
Lage Lund(g)
中村恭士(b)
Kendrick Scott(ds)
Mark Whitfield Jr.(ds)11
結果からいえば、この移籍は良かったんじゃないでしょうか。
11曲中3曲目のハービー・ハンコック、4曲目のバド・パウエル、5曲目のトラディショナルを除いた8曲が彼女の作品です。
上述の通り、彼女の作品はピアノ・トリオ中心。
必然的にピアノがフィーチャーされ、またファンもそれを望んでいました。
色んなアイデアが出され、時にビートルズを、時にクラシックを試したり、それはそれで好きな作品です。
ただ今回のような人数や楽器構成を加えたセクステットに発売前から興味ありました。
またタイトルのBlueにあやかった青一色のジャケットも後押し。
山中千尋 - サムシン・ブルー
とても新鮮で大人数に囲まれた山中千尋Goodです。
結構売れ線だった頃のBLUENOTEを彷彿とさせる演奏ですね。
個人的にはラーゲ・ルンドいいですね。
変なバイアスかかってない素朴な音。
あと『Abyss』でも共演したマルチリード奏者ジャリール・ショウやtpのベニー・べナック三世もフロントで山中を凌駕する勢いがあります。
Abyss | |
Universal I.S. | |
Universal I.S. |
勿論、管モノが活躍する場面では一リズムセクションとしたピアノに徹している山中でしょうが、この少し引いた山中の音は意外にもホッとすると言うのか、安心して聴いていられるというか。
リーダー作とは言え、グイグイ前に出るのが決して良しではないことを彼女は証明して見せたと思います。
少し昔の音構成ではあるものの、その中での進化系になっていると思います。
面白い作品です。
少し寒くなってきましたね。
週末のBBQはホットワインだな。
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