パキスタン風のカレーの時に登場するチャパティですが、そこで作った生地が残ると、次の日の遅い夜食に「チャパティでお茶にしようか」となったりします。
チャパティの生地をこねるのは、なかなか文章や写真では伝わりにくいです。
パキスタンの方のを傍で見ていたのですが、アタという全粒粉を少しずつ少しずつ、なんだかこどもの泥遊びのように、ニチャニチャと音がするこねかたで、だんだんにまとめていきます。
指もてのひらも、べちゃべちゃで、こんなとき、電話がかかっても無視するしかありません。
まとまってきたら、いくつか、小さなお団子を作って、めん棒であらかた伸ばし、あとは両手のひらで打ちつけあうようにしながら、のばしていきます。
![チャパティとアニスのチャイ_d0043225_21414740.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200506/17/25/d0043225_21414740.jpg)
パキスタンの方のおうちにあったのと同じのがどうしても欲しくて、京都中のエスニックのお店を探し歩いたあげく、御所のわきにある小さなお店で見っけ。
隅っこにホコリまみれでほうり出してあったのを、やっと手に入れたときのうれしかったこと!!
鉄板から切り出したままのようなデコボコ加減や、日常使われていた慣れた感じが最高で、その後にちゃんとした市販品のチャパティなべを手に入れましたが、このボロっちいのがないとダメです。
うちのチャパティは、これがなくちゃおいしく焼けません。
直火で、うすい鉄板ですから、みるみるうちに焦げます。
直火で、うすい鉄板ですから、みるみるうちに焦げます。
目放し厳禁。
ポチポチと焦げ目のついたところで、表面をちょっと押してやると、ぷわっと膨らんできます。
本場では膨らませないものだそうですが、少し空気が入った方が、歯ざわりがいいような気がしてます。
2枚、3枚と焼きあがったら、チャイを淹れましょう。
2枚、3枚と焼きあがったら、チャイを淹れましょう。
いろんな手順がありますが、まず水にスパイス(ここではアニス)を入れ、わかします。
次に茶葉を入れ、色を出して、そこに温めた牛乳を加え、カップに注ぐときにこします。
なんだか、寺院の中にいるような、ありがたい香りに包まれました。
チャパティにサルタナレ−ズンやイチジクなどのドライフルーツを添えれば、甘みも満足。
by sesenta | お茶の時間に