ふなずし
2020-08-03 | 昆布
きょうはうちのレシピではないのですが、珍しいものを頂いたので、ちょっとご披露。
先日のお客さまの一人が、滋賀県の大津の方で、ご親戚のおばあちゃまが作られたという「ふなずし」を持ってきて下さいました。
![ふなずし_d0043225_1692143.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/200506/25/25/d0043225_1692143.jpg)
琵琶湖で獲れる子もちのニゴロブナを塩漬けにして、その後近江米のごはんを鮒と交互に漬けなおし、半年から1年発酵させるという、いわゆる「馴れ寿司」の典型。
あの「くさい」博士の小泉武夫さんあたりが大絶賛する逸品ですね。
よく、外国の方と見ると「納豆食べますか」などとぶしつけな質問をするように、関西の人間が「ふなずし好きか嫌いか」で盛り上がることがあります。
よく、外国の方と見ると「納豆食べますか」などとぶしつけな質問をするように、関西の人間が「ふなずし好きか嫌いか」で盛り上がることがあります。
ま、それほど好き嫌いが分かれるたべものとも言えるわけですが。
近年は、琵琶湖の水汚染や、外来魚の繁殖でニゴロブナの漁獲量が激減するなど、「幻のあじ」化しつつあるもののようです。
うちでは、cincoは無条件に大好き。
うちでは、cincoは無条件に大好き。
sesentaはまあそれほどでもないが、条件つき賛成派、といったところ。
いただいた「ふなずし」は、手作りということもあって、まだ飴色ほどには熟れていませんが、とても素朴な味で、湖北のつめたい水のにおいがしました。
おそらく、左党の方なら、同時に地酒の色と香りを思い浮かべて、つばをのみこまれるかも知れませんね。
おそらく、左党の方なら、同時に地酒の色と香りを思い浮かべて、つばをのみこまれるかも知れませんね。
by sesenta | いいもの貰った