雨が降ると、庭の青々とした梅が小雨を受けて気持ちよさそうです。
ちょうど500円玉弱くらいの大きさに育って、今年も梅仕事の始まりです。
手始めに、硬さが決め手のカリカリ梅を作ります。
卵1個の内殻を剥がしてザルに広げてよく干します(600wレンジ1分半から2分でも・乾いたら出汁袋やお茶パックに入れ砕く)。
500gの梅はよく洗って、水に3時間ほど漬けてアク抜きし、竹串などでなり口を取る。
ポリ袋などに入れ、塩大さじ2を全体によく馴染ませて30分置く。ざっと洗って、梅の筋に沿って一周切り込みを入れ、なり口を上にしておき、ヘラなどを使って体重をかけて半分に割る(種は捨てる)。
後は、清潔な容器に割った梅、卵の殻、400〜500gの氷砂糖を順に入れる(玉に瓶ごと揺すってください)。
水分が上がってきたら出来上がり、卵の殻を取り除いて下さい(卵の殻のカルシウム、梅のペクチンと冷温で梅がカリカリに仕上がります)カリカリ梅や、梅シロップには様々な作り方がありますが、今日は一番簡単な作り方のご紹介です。
熱がある時などは喉の渇きを速やかに押さえ、青々とした爽やかな香りが気の巡りも整えるので養生になります。
薬膳での氷砂糖は肺を潤す効果が期待でき、梅は唾液の分泌を活発にしたり疲労回復を助ける働きがあります。