バンクーバー 冬期オリンピック
フィギア男子シングル フリー
わたしは中学時代はマイシューズで滑っていたというフィギアスケート好き。
今は無い岡崎の京都アリーナーの時代のこと。
そんなこんなで、テレビでフィギアの試合やショーを見ることが多い。
昼、『東京国立近代美術館所蔵名品集 20世紀の絵画』 の読書記録をしながら、フィギアスケートをテレビで聞いていた。
ぅん?
突然テレビ音がおかしい。
織田信成さんのlive中継だった。
織田信成さんは突然はまり込むようにこけられたーーーかと思うと、演技を中断された。
彼はコーチの方に声がけされた後、靴ひもを結びなおされた。
その間 1、2分。
演技中断は3分まで、減点だと説明。
会場内の励ましの拍手の中、織田信成さんは毅然とした態度でリンクに戻り、堂々とした滑りを続けられた。
声援も飛び交う。
スケートをみていて靴ひもが切れたといったアクシデントを初めてみた。
分けわからず、わたしでさえ涙が出た。
涙しながら、
『わたしも年かな?』
と内心涙自体も悲しくなった。
織田信成さんの緊急の振る舞いに好感を持った。
靴ひもは演技の前から切れていたらしいと夕方Yahooニュースで知る。
試合前で感覚が狂うのが、嫌だったので切れたところをくくっての出場だという。
これについては賛否両論をさけて通れないだろうが、わたしは織田信成さんの緊急の振る舞いに好感を持った。
気楽に プルシェンコみたさにテレビをつけただけだった。
だが、織田信成さんにより勝負の厳しさを知った。
今日はフィギア男子シングル フリーでは日本人選手にいろいろなドラマをみた。
高橋大輔さんが脚の故障を乗り越え、銅メダル獲得。
優雅な演技だった。
織田信成さんへのいたわり深いアナウンスは試合中に感じた。
だが、夕刻のニュースでは高橋大輔さんの銅メダル獲得に集中した感が否めない。
だからどうのこうのという話ではない。
わたしのみたオリンピックであり、世の厳しさだった。