乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

30; 映画 『女の中にいる他人』1966年 成瀬巳喜男監督 「細い線」原作 小林桂樹 新珠三千代

2010-02-14 | 映画




 2010年度 30本目



       映画『女の中にいる他人』





 ★★★★★ ★★★☆☆


 東宝 1966年 104分 モノクロ

 監督 成瀬巳喜男  成瀬巳喜男劇場 ファイナル~キネマ旬報ベスト・テン入り作品 一挙放送~

 原作 エドワード・アタイヤ「細い線」(推理小説)

 脚本 井手俊郎

 出演 小林桂樹 新珠三千代 三橋達也 草笛光子




 日本映画専門チャンネルの説明にある【フィルムノワール調の心理サスペンス】といった言葉がまさにぴったりとする。

 ふとした犯罪からそれを取り巻く人々の心理の揺れ動きを見事に描いた秀作。

 小林桂樹さんの悩み込んだ顔。

 新珠三千代さんのへ微温なの酔うな恐ろしい表情。

 三橋達也さんの複雑な仕草と面(おもて)。

 小林桂樹さんが、新珠三千代さんが、三橋達也さんがーーーすごい。



 犯罪を犯す前後の心情を目一杯のコントラストと鉛的な絵図等で表現。

 それにより、人間の心の中味までえぐり出す。

 もし心に形があるならば、きっとその袋を裏返し、中側のみにくい突起物まであらわにした感覚を覚える。

 モノクロ映画がその効果をいっそう引き立たせる。

 成瀬巳喜男監督は文学作品も推理小説も描き方が素晴らしいと感じた。





 日本映画専門チャンネル ▼

 エドワード・アタイヤの推理小説「細い線」を原作に、成瀬監督がはじめて取り組んだフィルムノワール調の心理サスペンス。平凡なサラリーマン田代(小林)は親友・杉本(三橋)の妻を情事の最中に誤って殺害。誰にも疑われなかったにもかかわらず、良心の呵責からノイローゼになってしまう。重圧から逃れるため、自らの犯罪を周囲に告白する田代だったが、妻・雅子(新珠)は意外な態度に出る。スタンダードサイズの映像が緊張感を生み出している。
 



(C)東宝 ~1935年 キネマ旬報ベスト・テン第1位。従来の家族体系にしばられず、賢明さを持ち近代的に生きる女性を主演の千葉早智子が魅力的に演じている。彼女のモダンな洋装にも注目。~
妻よ薔薇のやうに 1935  モノクロ
監督: (演出)成瀬巳喜男
原作: 中野實「二人妻」
脚本: (脚色)成瀬巳喜男
出演者: 千葉早智子/英百合子/伊藤智子/丸山定夫

(C)東宝 ~「妻よ薔薇のやうに」と同年1935年のキネマ旬報ベスト・テン第8位。古風で伝統を重んじる姉と、反抗的に現代に影響を受ける妹の対照が印象的な作品。~
再放送  噂の娘 1935  モノクロ
監督: (作・演出)成瀬巳喜男
出演者: 千葉早智子/梅園龍子/伊藤智子/汐見洋

(C)東宝 ~1947年 キネマ旬報ベスト・テン第8位。成瀬が担当した第二話「別れも愉し」は当初、阿部豊が監督する予定であったが、阿部が新東宝に移ったため、成瀬が担当することになった。~
四つの恋の物語 1947  モノクロ
監督: (演出)豊田四郎(第一話)/成瀬巳喜男(第二話)/山本嘉次郎(第三話)/衣笠貞之助(第四話)
脚本: 黒澤明(第一話)/小国英雄(第二話)/山崎謙太(第三話)/八住利夫(第四話)
出演者: 池部良(第一話)/木暮実千代(第二話)/榎本健一(第三話)/浜田百合子(第四話)

(C)東宝 ~1951年 キネマ旬報ベスト・テン第2位。原作「めし」は原作者・林芙美子が急逝したため未完。林芙美子と親交の深かった田中澄江と井手俊郎が脚色した名作。~
めし 1951  モノクロ
監督: 成瀬巳喜男
原作: 林芙美子
脚本: (脚色)井手俊郎/田中澄江
出演者: 上原謙/原節子/島崎雪子/杉村春子

(C)東宝 ~1952年 キネマ旬報ベスト・テン第7位。当時、流行した「母もの」とは一線を画す、普遍的な味わいを持つ上質な感動作。~ 
おかあさん 1952  モノクロ
監督: 成瀬巳喜男
脚本: 水木洋子
出演者: 田中絹代/香川京子/三島雅夫/加東大介

(C)角川映画 ~1952年 キネマ旬報ベスト・テン第2位。成瀬が得意とする当時の何気ない日常生活の描写が光る一作。~
稲妻 1952  モノクロ
監督: 成瀬巳喜男
原作: 林芙美子
脚本: 田中澄江
出演者: 高峰秀子/三浦光子/村田知英子/根上淳

(C)角川映画 ~1953年 キネマ旬報 ベスト・テン 第5位。紳士的な役どころが多い森雅之が、田舎者の乱暴な兄役を演じる。~
あにいもうと 1953  モノクロ
監督: 成瀬巳喜男
原作: 室生犀星
脚本: 水木洋子
出演者: 京マチ子/森雅之/久我美子/堀雄二

(C)東宝 ~1954年 キネマ旬報 ベスト・テン第6位。「乙女ごころ三姉妹」「舞姫」に続いて三度目の川端康成の原作小説に挑んだ。成瀬には珍しく、中流階級を舞台にした一作。~
山の音 1954  モノクロ
監督: 成瀬巳喜男
原作: 川端康成
脚本: 水木洋子
出演者: 原節子/山村聰/上原謙/杉葉子

(C)東宝 ~1954年 キネマ旬報 ベスト・テン第7位。東京下町の生活を描いた、成瀬らしい生活描写が印象的な作品。~
晩菊 1954  モノクロ
監督: 成瀬巳喜男
原作: 林芙美子
脚本: (脚色)田中澄江・井手俊郎
出演者: 杉村春子/沢村貞子/細川ちか子/望月優子

(C)東宝 ~1955年 キネマ旬報 ベスト・テン第1位。「人間を男と女の問題として」取り上げた成瀬美学の頂点に立つ傑作であり日本映画史においても重要な作品。「『めし』あたりからやってきたことのいわば集大成をここでやってみたかった」と成瀬自身も語り、見事大成功をおさめた。~
浮雲 1955  モノクロ
監督: 成瀬巳喜男
原作: 林芙美子
脚本: 水木洋子
出演者: 高峰秀子/森雅之/岡田茉莉子/中北千枝子

(C)東宝 ~1956年 キネマ旬報 ベスト・テン 第8位。当時のスター女優山田五十鈴・田中絹代・高峰秀子・杉村春子・岡田茉莉子に加えて、1938年を最後に引退した往年の大スター栗島すみ子が特別出演している。~
再放送  流れる 1956  モノクロ
監督: 成瀬巳喜男
原作: 幸田文
脚本: (脚色)田中澄江・井手俊郎
出演者: 田中絹代/山田五十鈴/高峰秀子/杉村春子

(C)東宝 ~1966年 キネマ旬報 ベスト・テン 第10位。従来の成瀬作品とはかけ離れたジャンルであるサスペンスに取り組んだ異色作。その中でも彼が得意とする「夫婦もの」の延長として、夫婦の葛藤を見事に表現した。~
女の中にいる他人 1966  モノクロ
監督: 成瀬巳喜男
原作: エドワード・アタイヤ「細い線」
脚本: 井手俊郎
出演者: 小林桂樹/新珠三千代/三橋達也/草笛光子

(C)東宝 ~1967年 キネマ旬報 ベスト・テン第4位。心の中をかき乱され、過去に縛られてしまう恋人達を感情豊かに描いた作品。この作品が遺作となった成瀬だが、この作品の撮影の後「最後にもう一本だけ自分のやりたいものをやって死にたい。」と語り、87本の作品歴に決して満足しなかった。~
乱れ雲 1967  カラー
監督: 成瀬巳喜男
脚本: 山田信夫
出演者: 加山雄三/司葉子/草笛光子/森光子





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28; 『病気にならない生き方  レシピ集』新谷弘実 新谷直子共著 2004年 ソニーマガジンズ

2010-02-14 | 読書全般(古典など以外の一般書)





 2010年度 28册目



        『病気にならない生き方  レシピ集』

 

 新谷弘実 

 新谷直子 共著

 株 ソニーマガジンズ 

 2004年6月 第1版

 P.111 1600円(+税)

 2005年7月20日初版発行



 最近食事や料理関係の本を楽しむ事が多い。

 医者である新谷弘実氏はミラクル・エンザイムが寿命を決めると説く。

 また、病気の原因が食べ物にあることを、胃相・腸相という新しい医学的所見に基づき説明。

 胃相・腸相が良い(美しい)と健康であるといいきられる。

 では胃相・腸相似とってはどういった食事を照ればいいのだろうか?

 氏の妻 新谷直子さんは一体どんな食事をお作りになっているのだろうかと、興味は尽きない。

 そこでいよいよ本書の本格的出番である。

 この本は個々から料理写真がふんだんに入り、一目でわかりやすい構成に編集されている。

 速攻役立つ良書。




 恥ずかしい事に病気にならない生き方に即した食事はわたしの家とは全く異なる。

 わが家では野菜をふんだんに使い、種類も多くを心がけてはいた。

 食事には気を配っているつもりであったが、ずいぶんずれていた。

 参考になる興味深いことがらを記録しよう。



     果物は食事前に食べる。

     新鮮なものを食べる。

     肉は月二回まで。

     玄米に雑穀(多い)を入れる。

     パンは全粒粉。

など。

 この、【果物は食事前に食べる】というのがなかなか難しい。

 果物はデザート感覚で食後にいただく場合が多い。

 困ったものだ。

 論理的に説明されていたので納得が行く。

 許される場合にのみ、【果物は食事前に食べる】を習慣づけたいがどうなる事やら。

 読むだけではもったいない中味の充実ぶりであった。




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『壽初春大歌舞伎 通し狂言 仮名手本忠臣蔵』夜の部【八段目 道行旅路の嫁入】

2010-02-14 | 歌舞伎



     壽初春大歌舞伎 通し狂言 仮名手本忠臣蔵 夜の部

            八段目  道行旅路の嫁入(みちゆきたびじのよめいり)




【八段目】
             戸無瀬  藤十郎
              小浪  扇 雀
             奴可内  翫 雀



 八段目  道行旅路の嫁入は常磐津の歌に合わせてあでやかに舞われた。

 舞台には東海道の景色を背景に歩く速度に合わせて流れる。

 戸無瀬の藤十郎丈と小浪の扇雀丈の美しさ。

 歩きに間をたっぷりともたせ、背景のフジは少しずつ小さくなる。

 一歩また一歩と歩む女の歩幅を感じる演出。

 見上げれば大名行列が・・・。

 歌舞伎のこういった舞台は子どもの頃一、二度みた紙芝居のようで嬉しい。

 小学館の小学生シリーズの紙の付録を組み立てているようなわくわく感。

 こういった舞台も見られるから、歌舞伎はやめられない。

 そぎ落とされた筋書きと工夫された舞台つくりも魅力にひとつかもしれない。



 八段目 道行旅路の嫁入では翫雀丈の奴可内が素晴らしく魅力的だった。

 翫雀丈の奴可内。

   顔衣裳 翫雀奴や 姿良し
である。



 わたしは歌舞伎を見始めた頃から奴の衣裳と動きが好き。

 故勘三郎様の奴踊りはまだ何も知らなかった高校生のわたしでさえ感動していた。

 今も目をつぶると、足の動きが思い出される。



 舞踊がどちら家というと好みでない家族。

 例に漏れず、といったところか・・・。

 奴で一層晴れやかな顔つきになったであろうわたし見て、家族は目映そうだった。

 そこまで舞踊の嫌いなあなたも珍しい。
 




 記録を消してしまうといけませんので、とりあえず八段目のみにて失礼致します。

 今回もコピーペーストも忘れず!投稿ボタンを押したいと思います。


 最後までお読み下さいまして感謝申し上げます。

 ありがとうございます。



               2010年1月22日  大阪松竹座にて


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見知らぬ男性の災難 〈電車の中、小声で英語音読する女性〉

2010-02-14 | お出かけ
 


        見知らぬ男性の災難 〈電車の中、小声で英語音読する女性〉




 先日のこと。電車に乗る。普段と同様、金曜夕方の込み具合。

 大声で話す人はいない。若者四拍子のイヤホーンの音楽の漏れもない。

 あたしはいつものように電車に揺られながら薄手の本を読んでいた。

 ところが、安堵したのも束の間。

 英語を小声でもぞもぞ話すおばちゃんがわたしの隣りにたっている。

 彼女は英語のお勉強とあって堂々たるもの。

 おばちゃんの本の開き癖は大胆で、左手で本を背固め。200度近い開き具合は見事。

 ご自分では小声で音読されているので問題があるとは思っておられないようす。

 むしろ、語学勉強とあって、誇らし気にさえ感じる。

 日本語でもない独特のリズムは気にかかって仕方がない。

 この違和感はわたしだけではないらしい。

 まわりの突き刺すような目。異様な空気の流れ。

 電車内の雰囲気はすこぶる良くない。



 彼女の前に座る男性は分厚い本を読んでおられる手を止め、おばちゃんの方をにらんでおられた。

 満員電車内での初級英語音読は誠よろしくない。

 英語本には開高健。

 いつも写真ではおおらかな開高の顔が、恨めしそうにこちらを眺めている。

 事実は小説よりも奇なり。これぞ、オーパ!だ。(爆)



 わたしは小声の英語から距離をおき、再び本に目を落とす。

 だが、真正面に座られている男性は気の毒だった。

 頭上に放たれる声から逃れる事も出来ず、膝元に置かれた活字の表面に男性の目は泳いでいた。



                            大阪にて




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京都四條南座 三月花形歌舞伎のチケット発売日か・・・。

2010-02-14 | 舞台・音楽 雑感メモ


  京都四條南座 三月花形歌舞伎のチケット発売日



 今日は京都四條南座 三月花形歌舞伎のチケット発売日。

 今9時前だが、訳あって未だ迷っている。(笑)。

 家族は絶対行かないだろうし、芝居は好きだし。(爆)

 今回のはどうしようかな。悩ませる興行だな。


 演目は好きだけど。『引窓』(ひきまど)がないのは残念だな。

 竹三郎丈と男女蔵丈と翫雀丈が出られるので、一応行こうかな・・・・・・。

 迷うなぁ・・・・・・。

『古代カルタゴとローマ展』のモザイクが見たいから、セットで行こうかな。



 あれこれ悩んでいても仕方がない。

 今日はバレンタイン。

 お祭に乗っかって、まずはケーキの仕込みでもしてこよっと。

   卵白を かき混ぜつまむ 粒いちご


          
 


   京都四條南座

       三月花形歌舞伎

平成22年3月5日(金)~27日(土)


昼の部


一、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)

  角力場

           濡髪長五郎  獅 童
            藤屋吾妻  松 也
     山崎屋与五郎/放駒長吉  亀治郎


二、曽根崎心中(そねざきしんじゅう)

          平野屋徳兵衛  翫 雀
           天満屋お初  壱太郎
           油屋九平次  亀 鶴
          田舎客儀兵衛  男女蔵
         平野屋久右衛門  竹三郎


三、連獅子(れんじし)

    狂言師右近実は親獅子の精  獅 童
    狂言師左近実は仔獅子の精  松 也
             僧蓮念  亀治郎
             僧遍念  翫 雀



夜の部


猿之助十八番の内

通し狂言 加賀見山再岩藤(かがみやまごにちのいわふじ)

  骨寄せの岩藤

  市川亀治郎七役早替り
  「花の山の場」宙乗りにて相勤め申し候

      多賀大領/御台梅の方  
  奴伊達平/望月弾正/鳥居又助  亀治郎
      岩藤の霊/長谷部帯刀  
            安田隼人  獅 童
         二代目中老尾上  笑三郎
            花房求女  松 也
          又助妹おつゆ  壱太郎
        谷沢数馬/花園姫  宗之助
            蟹江主税  亀 鶴
            蟹江一角  男女蔵
            お柳の方  翫 雀


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『通し狂言 仮名手本忠臣蔵 夜の部』【七段目 祇園一力茶屋の場】

2010-02-14 | 歌舞伎





      壽初春大歌舞伎 通し狂言 仮名手本忠臣蔵 夜の部

           七段目  祇園一力茶屋の場(ぎおんいちりきぢゃやのば)





【七段目】
          大星由良之助  藤十郎
          寺岡平右衛門  翫 雀
            大星力弥  壱太郎
           遊女おかる  秀太郎


 一ヶ月以上も前にみた壽初春大歌舞伎 通し狂言 仮名手本忠臣蔵の夜の部。

 今となってはぬるくなったポカリスエットのような感が拭えない。



 七段目  祇園一力茶屋の場(ぎおんいちりきぢゃやのば)は好きで、

    櫛が PATAN!

    はっ!
という場面がわくわくする。

 後に続くお軽の身請け話の女の顔。

 兄とのからみ。

 美しさ、かわいらしさ、若さ、喜び、恐怖心、悲しみーーー。

 秀太郎丈の遊女おかるはいつみても見事だ。

 秀太郎丈のおかるはわたしに中ではかなり落ち着く。



 祇園の華やかな雰囲気も楽しめる。

 藤十郎丈演じられる大星由良之助の偽の良いっぷり。

 ふと目を上手に向けるわかりやすい大星由良之助にも、舞台たて気好感が持てた事が見てから時間が経った今となっても印象深い。



 記録を消すといけませんので、とりあえず七段目のみにて失礼致します。

 もちろんコピーペーストも忘れず!投稿ボタンを押したいと思います(笑み)


 最後までお読み下さいまして感謝申し上げます。

 ありがとうございます。



               2010年1月22日  大阪松竹座にて
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壽初春大歌舞伎  通し狂言 仮名手本忠臣蔵  夜の部 まずは全体 

2010-02-14 | 歌舞伎





 














     壽初春大歌舞伎  通し狂言 仮名手本忠臣蔵  夜の部


 仮名手本忠臣蔵の夜の部の感想(最終)を記録してから、もうずいぶんと日がたったものだ。

 困ったものだ。

 実は仮名手本忠臣蔵の夜の部とチベッチ展砥その他の映画の記録を書き、もう少しというところで消してしまった。

 最近gooブログはこういった事が多いと言われているが、ブログをはじめた当初からの問題。

 初めは馬鹿ほど心配していたので気を付けていたつもりだが、気を抜いてしまっていた。

 コピーペーストをしなかった自分が悪い。


 壽初春大歌舞伎 通し狂言 仮名手本忠臣蔵の夜の部は昼の部を楽しんだ二日後に家族とともにみた。

 夜は

     七段目  祇園一力茶屋の場(ぎおんいちりきぢゃやのば)

     八段目  道行旅路の嫁入(みちゆきたびじのよめいり)

     十段目  天川屋義平内の場(あまかわやぎへいうちのば)

     十一段目 師直館表門討入の場(もろなおやかたおもてもんうちいりのば)

          同 広間の場(ひろまのば)

          同 柴部屋本懐焼香の場(しばべやほんかいしょうこうのば)
といった展開。

 昼の『三段目 足利館中松の間刃傷の場』藤十郎 『壽初春大歌舞伎 通し狂言 仮名手本忠臣蔵』昼の部で感動しすぎたので夜は少しあっさりと感じた。

 好きな段もあり、面白かった。

 家族も満足したようす。

 帰りには美味しいお酒をいただけた事は、歌舞伎の夜の部を複数で見る上でのもうひとつの楽しみである。

 歌舞伎は一人で楽しむのも好きだが、家族や友人と見るのも好き。
              
    




 無い拙い記録をお読み下さいましてありがとうございました。
 感謝申し上げます。

 次回は7段目を記録したいと思います。


 
 
 


大阪松竹座

壽初春大歌舞伎
通し狂言 仮名手本忠臣蔵

平成22年1月2日(土)~26日(火)


夜の部


七段目  祇園一力茶屋の場(ぎおんいちりきぢゃやのば)


八段目  道行旅路の嫁入(みちゆきたびじのよめいり)


十段目  天川屋義平内の場(あまかわやぎへいうちのば)


十一段目 師直館表門討入の場(もろなおやかたおもてもんうちいりのば)

     同 広間の場(ひろまのば)

     同 柴部屋本懐焼香の場(しばべやほんかいしょうこうのば)


【七段目】
          大星由良之助  藤十郎
          寺岡平右衛門  翫 雀
            大星力弥  壱太郎
           遊女おかる  秀太郎

【八段目】
             戸無瀬  藤十郎
              小浪  扇 雀
             奴可内  翫 雀

【十段目】
           天川屋義平  我 當
           女房おその  吉 弥
          大星由良之助  藤十郎

【十一段目】
          大星由良之助  藤十郎
          寺岡平右衛門  翫 雀
            大星力弥  壱太郎
           原郷右衛門  段四郎






昼の部


大 序 鎌倉鶴ヶ岡兜改めの場(かまくらつるがおかかぶとあらためのば)


三段目 足利館門前進物の場(あしかがやかたもんぜんしんもつのば)

    同 殿中松の間刃傷の場(でんちゅうまつのまにんじょうのば)


四段目 扇ヶ谷判官切腹の場(おうぎがやつはんがんせっぷくのば)

    同 城明渡しの場(しろあけわたしのば)


五段目 山崎街道鉄砲渡しの場(やまざきかいどうてっぽうわたしのば)

    同 二つ玉の場(ふたつだまのば)


六段目 与市兵衛住家勘平腹切の場(よいちべえすみかかんぺいはらきりのば)


【大序・三段目】
             高師直  藤十郎
            塩冶判官  扇 雀
            顔世御前  孝太郎
            足利直義  進之介
          桃井若狭之助  翫 雀

【四段目】
          大星由良之助  藤十郎
            塩冶判官  扇 雀
            顔世御前  孝太郎
            大星力弥  壱太郎
        薬師寺次郎左衛門  薪 車
           原郷右衛門  段四郎
          石堂右馬之丞  我 當

【五段目・六段目】
            早野勘平  藤十郎
           原郷右衛門  段四郎
          一文字屋お才  孝太郎
           千崎弥五郎  薪 車
            母おかや  竹三郎
            斧定九郎  翫 雀
           女房おかる  秀太郎

   

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