乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

55; 『エルミタージュ美術館 3近代絵画の世界』1989年 五木寛之 NHK取材班

2010-04-01 | 読書全般(古典など以外の一般書)





記録だけ  


  2010年度 55冊目  



      NHK 『エルミタージュ美術館 3近代絵画の世界』 

 

 
 編者 五木寛之

    NHK取材班

 190ページ 3400円 +税

 1989年3月30日 第1版 





 三年ばかり前に京都市美術館で見た『大エルミタージュ展』が面白かったので、気になっていたNHK 『エルミタージュ美術館 3近代絵画の世界』を数日かけて楽しむ。

 素晴らしい絵画が多く、面白かった。

 ルーベンスも多くあった。

 好きな絵の解説も丁寧にされていて、楽しくて仕方が無い。

 家を空けて美術館にはそう度々行けないが、これは都合が良い。

 本物ではないが美術書なら解説がふんだんで、また違った楽しみ方ができる。

 今年に入ってからの、マイブームのひとつと言っていいかもしれない。




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映画39; 『侍』 郡司次郎正「侍ニッポン」原作 岡本喜八監督 三船敏郎 松本幸四郎 小林桂樹

2010-04-01 | 映画


 
        2010年度 映画39本目         『侍』






 ★★★★★ ★★★☆☆

 東宝 1965年  124分 モノクロ


 
 監督 岡本喜八

 原作 郡司次郎正「侍ニッポン」

 脚本 橋本忍


 出演 三船敏郎 松本幸四郎(先代) 市川高麗蔵 小林桂樹 伊藤雄之助 




 岡本喜八監督の『侍』をみた。

 先代の松本幸四郎さんや市川高麗蔵さんも出演。

 先代の松本幸四郎さん、正面は今の幸四郎さん。そして、横顔は吉右衛門さん

 三船敏郎さんがえらく鋭い目力で、三船敏郎さんがカッコいいという年代より後に生まれたわたしだが、作品を見るにつれ、少しづつだが彼の個性的なカッコよさがわかってきたような気がすると、ごく最近感じる。

 昔人気があったというのもわかるような気がする。


 映画『侍』の原作は、郡司次郎正さんの「侍ニッポン」

 かなり練った話で、うまいなと感じた。

 この話映画しか知らないが、かなり面白い。


 途中でさんが「野良犬」という言葉を二回。

 黒澤監督の『野良犬』が1949年だから、意図的だと感じた。


 能楽が出てきた。

 曲は『葵上』かと思ったら『黒塚』だとのこと。

 映画のあと『観世流百番集』を見たが『黒塚』は無い。

 検索すると『黒塚』は観世流では『安達原』のことだという。

『安達原』といえば安達ヶ原の鬼婆伝説。

 映画の余韻がさめやらぬ間に『観世流百番集』の『安達原』を声に出して楽しんだ。


 今日も記録のみにて失礼申し上げます。

 

日本映画専門チャンネルHPより ▼

万延元年、時の大老・井伊直弼(松本)の開国強行策に反対する水戸浪士・星野監物(伊藤)以下三十数名が、井伊の暗殺を企てる。井伊大老が妾に産ませた子・新納鶴千代(三船)は、一攫千金、立身出世の打算から水戸浪士の一味に加わり、実父とは知らぬまま桜田門で井伊直弼の首を落とす。雪の降りしきる桜田門での集団殺陣は、名殺陣師・久世竜の迫真の剣法と岡本喜八監督の十八番、スピーディーなカッティングによって生み出された見応え十分の豪快なシーンとなった。
 


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無題

2010-04-01 | ことのは


gooニュースより

   『マンションを買って地方に飛ばされる 川柳に640句』 

    

                  Asahi.com  2010年4月1日8時20分



 住宅購入の悩みに応じる大阪市のNPOがマンション川柳を募った。応募640句から特賞に選ばれたのは、販売用文句を皮肉った「売れ残りそれでも好評分譲中」。

 一生の買い物だけに、人生の悲哀がこもる。「駅5分買ったが急行とまらない」「マンションを買って地方に飛ばされる」「高層階あの世に近いと祖父が言い」

 不況を映した句も多い。「また上がる積立金に下がる価値」「マイホーム買った途端に首切られ」。それでも救いは、「マンションのローンがつなぐ家族の輪」。



 家買いて 自然多いが 本屋なし

 ショッピング 諦め自然と 対話する

 散歩して 未だ感動 旅行気分

 ローン終え ゆとりできたが 趣味は無し

 せめて庭 猫の額の 草を抜く


 

 
コメント (3)
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東京国立博物館の西アジア・エジプトの美術からイラン『女面身文鉢』『人頭鳥のタイル』『壷』『轡』

2010-04-01 | 美術・文様・展示物




 東京国立博物館の西アジア・エジプトの美術からイラン

    『女面身文鉢』『人頭鳥のタイル』『壷』『轡(くつわ)』


1



 1は『女面身文鉢』

 かわいらしいでしょう。

 この絵柄はテヘランにあるアーブギーネ博物館(ガラス陶磁器博物館)をはじめイラン国内のいろいろな博物館でも多く見られるおなじみのものです。

 でもこれ画女面だということは東京国立博物館の常設展を訪れて初めて知りました。

 どうみてもかわいい男の子だと思っていたわたし。

 駆け足でしたが、東京国立博物館をみた収穫のひとつです。

2



 2は『人頭鳥のタイル』

 わたしはタイルとモザイクが好きです。

 この絵柄もイラン国内のいろいろな博物館でも多く見られるおなじみのものです。

 男性のお顔がユニークでしょう?

 イランではこういったお顔立ちのおじちゃんをよくみかけます(笑)


 タイル絵やタイル幾何学文様はイランのモスクで必ずと言って良いほどみかけます。

 表面はつるつるしていて独特の色合いと美しさがあります。

 ですが写真のタイルは表面がカサカサとした感じです。

 わたしはイランでこういったカサカサしたタイプのタイルも多くみかけましたが、それはおもに博物館でのことでした。



 わたしはイランにこれまで四回行き、好きなタイルの写真も多く撮ってきました。

 まだ整理が全くついていませんが、将来イランに行かなくなった時に、時間をかけてしっかりと整理し、自分の知識として消化したいと思っています。

3



 3の『壷』も美しいですね。

 イランからえらく素敵なものを多く日本に持って帰ってこられているんだなぁと驚いています。

 東京国立博物館二もイラン関係の素晴らしいものが多くありました。


 3の『壷』はイランのいうブルーよりも少し濃いめのものです。

 イランではラスター彩も有名ですが、こういった壷や鉢も多いです。

 わたしはガラスや陶磁器が好きなので、イランに行くとアーブギーネ博物館に行くのを楽しみにしています。

4



 4は青銅でつくられた馬か駱駝といった動物の轡です。

 イランにはこういった青銅でつくられたものが多く残っています。

 動物の形をかたどられたものも多く、緑錆や動の酸化した部分が素晴らしい美しさと感じるものも多くあります。



        

 最後までお読み下さいましてありがとうございます。

 感謝申し上げます。

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