歌舞伎座さよなら公演 御名残三月大歌舞伎 二部
『筆法伝授』『弁天娘女男白浪』
第二部
菅原伝授手習鑑
一、筆法伝授(ひっぽうでんじゅ)
菅原館奥殿の場
同 学問所の場
同 門外の場
菅丞相 仁左衛門
園生の前 魁 春
戸浪 芝 雀
左中弁希世 東 蔵
武部源蔵 梅 玉
二、弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)
浜松屋見世先の場
稲瀬川勢揃いの場
弁天小僧菊之助 菊五郎
南郷力丸 吉右衛門
忠信利平 左團次
伜宗之助 菊之助
浜松屋幸兵衛 東 蔵
赤星十三郎 梅 玉
日本駄右衛門 幸四郎
4月8日、9日の二回、歌舞伎座さよなら公演 御名残三月大歌舞伎 二部を楽しむ。
なぜ、二部を二日続けでチケットを確保したか。
それは仁左衛門丈の『筆法伝授』をじっくりと楽しみたかったことと、『弁天娘女男白浪』の男前 日本駄右衛門をみたかったからに他ならない。
案の定、仁左衛門丈演じる菅丞相はよかったし、演目自体もたいへん良かった。
がっちしと芝居を楽しみたいわたしは、『筆法伝授』のような芝居は好きである。
落ち着いた流れの中で『筆法伝授』は随所におかしみをちりばめられ、満足のいく舞台だった。
『弁天娘女男白浪』はかっこ良かった。
幸四郎丈が男前である。
どちらかというと8日より9日の方が迫力が感じられた日本駄右衛門。
今回も9日にはロビーで、美しい藤間紀子さんがご贔屓さんにご挨拶をなさっておられた。
弁天小僧菊之助の眉間につけられた傷が二日とも同じ形だった。
昔のように耳の後ろから紅をおいて、ピッ!と自然に描いてほしいな...な~んて思うのは、わたしだけかしら^^
とはいえ、流石本家の菊五郎丈。
弁天小僧菊之助の決め台詞にうっとり
それにしても、梅玉丈の赤星十三郎はぴったし!素敵でした!
今回も記録のみにて失礼申し上げます。