乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『天女と五頭竜伝説』  江ノ島

2010-04-17 | 民俗考・伝承・講演


 イランのエスファハーンにタイル画にも龍や麒麟文様が認められる。

 わたしの 四回三ヶ月余のイラン旅行で大量に撮った写真を眺めていて、あらためて世界の聖獣(特に龍)や文様や伝承に胸を躍らす。



 昨日はイランの昔の写真を眺めていて、聖獣、特に龍などの好きな私は楽しい時間を過ごしていた。

 龍について詳しく楽しめた本は次の通り

      『世界の龍の話』  世界民間文芸叢書別巻

      『聖獣伝説-夢万年』  講談社

      『龍とドラゴン-幻獣の図像学』 (イメージの博物誌 第13巻)F.ハックスリー著 中野美代子訳 


 
 今日から鎌倉関係の本を読んでいるが、『天女と五頭竜伝説』に少し触れられている。

『天女と五頭竜伝説』は比叡山延暦寺の皇慶(977~1049)が永正2年(1047)に『江嶋縁起』の中で記されているらしい。

 江ノ島神社は 江ノ島の島内ほぼ全域を境内とする神社で、この地には昔、五頭龍が住んでいたという伝説が残る。

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『天女と五頭竜伝説』には、

     龍は、暴れ物の神々さえも手下にして、山は崩す。

     病を流行させる。
  
     洪水台風。

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  人々は、生贄を捧げたりして静めようとした。

  失敗に終わり、村は荒れ果ててしまう。

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  子死越(現在の江の島対岸で鎌倉市の腰越)と呼ばれる様になる。

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  552年、子死越(腰越)前方の海に暗雲たちこる。

  天地が震動してその雲の上に天女が現れる。

  しだいに雲がはれると海面に忽然として島が現れた。

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  天女が舞い降りる。

  天女は江ノ島の弁財天

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  龍が恋をする。

  善行を約束して結婚。

  天女と龍は夫婦となる。

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  龍は死期を悟る

  海を離れ、山に姿を変える(現在の藤沢市龍口山)






 悪行を悔い改め神になるパターンは雑司ヶ谷鬼子母神堂など、多くの伝承に見られるが,私の好きな聖獣の中の龍とあってはことさら興味深い。

 私は江ノ島には行ったことがない・・・。


コメント (4)
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