「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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やっぱり今夜も…

2005-10-04 | ●介護録(~2015.2月)
昨日はわりと落ち着いた一日で今日はデイ。私の気持ちのほうももうすっかり立ち直ったと思っていたけど、まだダメだったみたい。

今夜もホントに些細なこで爆発して怒鳴ってしまった。歯止めがきかない。ガマンが出来ない。
大泣きした。声を上げて泣いた…これで少しはストレスが抜けたと思う。

母も攻撃的な態度になり、キツイことを言い出した。私に対してかなり苛立ちがある様子。あれはきっと本音だろうと思う。

もうすぐ八時。そのまま母は外出モードになり、いつ行動に起こすか分からない状態。私は静観している。気分を変えさせる努力をする気にはなれない。
なるようになるさー……。

人に優しいバス

2005-10-04 | ▼ユルユル日常

停留所とバスの乗り口の高さがまったく同じに初めて乗った。しかも間口も広い。

いいじゃない、この

なんで今までのバスって、あんなに乗降口が高かったんだろう?
「ヨイショ」って乗り込んで、ちよっと飛び降りる感覚で地面に着地。
北海道の冬はアイスバーン。降りる時って、高齢者でなくとも恐い。着地した所が氷の場合……コワイよ~
早く全ての車両が変わらないかな。


 


岩波新書『認知症とは何か』

2005-10-04 | ●介護録(~2015.2月)
認知症とは何か

岩波書店

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この本は、第一部が医学的な説明、第二部が認知症者の内側からの世界を語っている。

私が今まで目にした中では、医学的な症状の説明等にかなりページをさいていて、くわしい。その分、やはりやや難解ではある。ただ、認知症の定義から症状、間違えやすい病気、どんな経過をたどるかなど、認知症とはどんな病気なのか、くわしく知りたいという場合にはヨイと思う。
第二部は、実際の認知症者の、不安、不自由などを語る。
「認知症体験の語り部クリスティーン・ブライデンさん」の話が書かれていて興味深い。
この方は、認知症でありながら、自らのことを本に書き、講演までしている。私からすると、自分のことを語れる認知症など想像がつかない。この方は本当に認知症なの?とさえ思う。
実際、本人も「認知症なのか?」と疑われ、今は脳の写真を提示するのだと言う。そのことについても、例えば自分が乳ガン患者だとしたら、傷口を見せろとは誰も言わないはずだ、と憤慨している。
著者はクリスティーンさんを「私」の崩れが極端に少ない認知症といい、アルツハイマーとはまた違う別のタイプなのでは…と書いていた。

…てなことで……興味深い記述はいろいろあるので、また記事を書こうと思います。