「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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認知症の語り部クリスティーン

2005-10-08 | ●介護録(~2015.2月)

『認知症とは何か』その3

クリスティーン・ブライデンさんは1995年(46才)にアルハイマーと宣告された。その時医師は「完全に認知症になるまで5年、全介助が必要になり施設に入所して3年で死を迎える」と言った。
だけど…彼女は二冊の本を書き、2004年には来日もし世界中を講演して回っている。
彼女は1999年に再婚した。夫のポールさんはケア・パートナー。彼女が認知症と承知の上で結婚した。

初めて彼女の記事を読んだ時「こんな認知症ってあるの?」と思った。
病識もある。自分の状態を把握している。不安感や抱える不自由も語る。「自分が自分でなくなる恐怖」「小刻みな死」を感じていると言う。

この本の著者は、認知症は知的「私」の崩れであると言う
オーケストラに例えて、「各楽器も問題を抱えているが、それ以上に指揮者に問題があってうまく奏でられない」という比喩が分かりやすい。指揮者の問題が知的「私」の崩れだ。
クリスティーンさんの、見当識障害や記憶障害、脳の萎縮はけして軽いものではないのに、本を書き、講演し、自らの内面まで語れるのは、この知的「私」の崩れが少ないのだと、著者は解説していた。

彼女の主治医は「前頭型側頭型認知症」という再診断をしている。


重い、重い…。

2005-10-08 | ●介護録(~2015.2月)

やっぱり、今朝もイライラしていた。
せい?

ご飯食べよう…と言えば「いらない」。でも、実は食べるんだ、あの人は。そしてすべての用意が整った後で、「主婦」のように「母」のように、台所をウロウロして「後、何がいるものない」と聞く。そんなことはいいから座って早く食べて。
今朝も薬を飲まなかった。昨夜もだ。何か理屈をつけて後のばしにして飲まない。

重たくて仕方ない。

来週はショートなのに、その準備をするのがイヤだ。着替えを揃え、薬を整え、持ち物を用意してパックにつめて……やりたくない。

どうしよう、どうしよう、どうしよう……。
気分転換しなくっちゃよし、出かけよう…雨だけど。