そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#10.2298-10.2300

2011年10月16日 |  / 万葉集
10/16
「君に恋ひ萎シナえうらぶれ吾アが居れば秋風吹きて月かたぶきぬ (月に寄す #10.2298)」
「君を恋い心も萎れいたならば秋風が吹き月も傾く()」

「秋の夜の月かも君は雲隠りしましも見ねばここだ恋しき (月に寄す #10.2299)」
「秋の夜の月のようなりあなた様雲に隠れて見ぬが恋しい()」

「九月の有明の月夜ありつつも君が来まさば吾アレ恋ひめやも (月に寄す #10.2300)」
「長月の有明の月いうけれどあなた来るならこんなに恋ぬ()」
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万葉集#10.2295-10.2297

2011年10月16日 |  / 万葉集
10/16
「我が屋戸の葛葉クズハ日に異に色づきぬ来まさぬ君は何心ぞも (黄葉に寄す #10.2295)」
「わが家の葛葉が次第に色づいた来ないあんたは何考えてるの()」

「あしひきの山さな葛カヅラもみつまで妹に逢はずや吾が恋ひ居らむ (黄葉に寄す #10.2296)」
「あしひきの山さな葛赤くなる妻に逢わずに焦がれるのかな()」

「もみち葉の過ぎかてぬ子を人妻と見つつやあらむ恋しきものを (黄葉に寄す #10.2297)」
「黄葉散るように忘れはできぬ女人妻だけど恋しいものだ()」
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