2020/10/04
「秋霊はひそと来てをり晨アシタひらく冷蔵庫の白き卵のかげに
[小島ゆかり/今日でなく晨アシタが味噌か日が変わる朝の営み卵料理に][]」
「電球を呑みてその身の照り出でし女鬼おもふ枇杷を食むたび
[小島ゆかり/枇杷を食むメタファーなりし電球を呑む鬼女][短歌]」
「死は遠くあるいは近く背後よりがらがらとけふの夕焼けが来る
[小島ゆかり/この人は上句で謎を仕掛けおき下句でばらす隠喩を以て][短歌]」
「段ボール箱、解体されていちまいの平となりぬ過労死のごとく
[小島ゆかり/直喩だが過労死もっと分厚けれ平らなること少し寂しい][短歌]」
「テレビにて『四方八方六法全書』コピーなかなか秀逸である
[『そこまで言って委員会』][日記]」
「教室のお知らせ文書まとめたり会計報告一緒に載せる[][日記]」