2020/10/12
「語り終ふる死のひとつあり練乳は苺をしづめ白く冷えたり
[高木佳子/冬山の白い世界で遭難の友は死にたり赤きヤッケで][]」
「見た筈である、漆黒の鴉は海のほうより戻り来たれば
[高木佳子/押し寄せるただ一本の白き線黒き悲劇を内に秘めつつ][短歌]」
「マー君が出張により神戸へと会議のまえに食事をしたり
[『梅の花』にてコースメニューの『秋美人』][]」
「本屋にも行くもそれほど熱心にみることできず吾も変わるか
[買えないからか、本に興味が薄れたか、読めなくなってきたからか][読書]」