2020/10/13
「置き忘れられたコーラが地下道に底無し沼のやうに聳える
[山田航ワタル/飾語底無し沼は絶望のことを言うのか聳えるものか][短歌]」
「地下鉄に轟いたのちすぐ消えた叫びがずつと気になつてゐた
[山田航/地下鉄の車輪の軋むを叫びだと聞き誤れば話はわかる][短歌]」
「この駐車場で踊らう坊さんが墓地を潰して拡げた場所で
[山田航/墓地潰す少しやり過ぎ墓域ならありうる噺わが田舎でも ][短歌]」
「鉄道で自殺するにも改札を通る切符の代金は要る
[山田航/定期なら支払い済みも自殺にて電車止めれば追加料金][短歌]」
「残すとこあと一つなり『怖い歌』これが終われば原点回帰
[歌の種を探し、作歌。基本を学び直そう。][短歌]」
2020/10/13
「作曲家記憶に残る曲を書く京平さんが惜しまれていく
[誤嚥性肺炎、享年80才][挽歌]」
「歌詞に合う曲書くことは難しいプロはそれでも良い曲を書く
[特に筒美京平さんは、『ブルーライト横浜』『サザエさん』
『飛んでイスタンブール』など][挽歌]」
「歌詠みは七五のリズム壊しては冒険もせよ言葉を選び[作曲と作詞の関係から][短歌]」
「いつもなら受賞ならずと騒ぎおる春樹の噂ことしは聞かず
[米国の詩人がノーベル文学賞][文学]」
「マイルスの死んで世界の色褪せてジャズのシーンの未来浮かばぬ[][音楽]」
「追っかける妻はコリアのグループを歌も躍りも最高と言う[BTSは、音楽世界を][音楽]」