がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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首里城祭ラスト

2009年11月07日 | ・琉球歴史/文化風景

首里城祭2009関連、ラストでーす。

(古式行列は欠席したのでまた来年)

伝統芸能行列、そのほかにもいろいろありました。

一挙ご紹介。

↑は“琉球国祭太鼓”の旗の演舞。
曲はエイサー曲としてメジャーなミルクムナリでした。

それから棒術。

棒術も琉球の代表的な武道でもあります。

こちらはコレも初めて見た、
泡瀬京太郎保存会による「京太郎」

京太郎の発祥が泡瀬っていうのは知ってたけど、
エイサーで見るいわゆる京太郎(チョンダラー)とは全然違う芸能でした。

この曲、肝高の阿麻和利の鶴松・亀千代の音楽だったー。
アレって、古典音楽だったのネ。
(もちろんアレンジは全然ちがったけど)

それから言わずと知れたエイサー。

でも数あるエイサーの中でもかなり特徴的な勝連半島のエイサー、
今回は屋慶名(やけな)青年会の皆さん。

同じ勝連半島の地区、平敷屋(へしきや)エイサーもそうだけど、
パーランクー(↑の平たくて小さめの太鼓)に細いバチ、というのが特徴。

地方(じかた)さんの紋付に反応するワタシ(笑)

琉球から全国に広まった空手の型。

 

それからオオトリは旗頭。

三つ巴は琉球王家の家紋。

 

おまけ。

首里城祭スタッフTシャツ。

黒地に金の龍プリント。

い~な~。

それにしても行列の写真は失敗作も多かった…il|li _| ̄|○ il|li

望遠レンズで、被写体も動いているからブレの影響も大きいし、
人が背景にもいっぱいで、
ピントが後ろの人にいっちゃったり、
意図する人に合ってなかったり。

被写体が常に動いているから背景の吟味もじっくりできないし。

もちろんじっくり落ち着いてやればよかったんだろうけど、
テンションあがってたやら、
焦ってたやら、
暑かったやらで、
なんかダメダメでした

 

落ち着いて じっくり待とう シャッターチャンス

(和々、反省の一句


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テンペスト行脚~花当~

2009年11月07日 | ・『テンペスト』行脚

■花当(踊童子)■

清国との冊封を維持するために、
琉球の美意識と教養で盛大に歓迎する。

そのために女装をさせて踊らせる美少年が絶対に必要だった。

ただ美しければよいというものではない。

芸術的素養のある美少年となると
王宮内の花当と呼ばれる稚児衆たちだけでは足りない。

清国の使者たちは琉球舞踊の群舞が特に好きだ。


「テンペスト(上) 54-」より

 

ついに舞台の幕が開いた。

雅な楽土たちの演奏に合わせて出てきたのは
王国の中から選ばれた美少年たちである。

「おお、なんと素晴らしい!」

花笠を被って出てきた女形たちに冊封使たちも思わず唸った。

紫禁城でも琉球の舞踏家たちのことは噂になっている。

彫りが深く目鼻立ちのはっきりした琉球人の顔は舞台映えする。

派手な紅型衣装を纏っていても顔立ちが強いため衣装負けしない。

艶かしい女形から今度は男衣装に替えて『若衆踊り』を舞う。

これがさっきまで女装をしていた少年達かと疑うほど、
はつらつとした舞に変わるものだから目を離すことができない。

三度幕が変わるとまた女形に戻っている。

変幻自在の踊童子の芸に冊封使たちが立ち上がって喝采した。

 

「テンペスト(上) 99-」より 池上永一著/角川書店

 

首里城祭3日目、琉球王朝絵巻行列の伝統芸能行列よりご紹介しました。

テンペストにもあるように、
10代の男子たちが踊り子として活躍していました。

もちろん、現在は10代でも“少年”でもないのですけどネ

でもこちらの「ドゥジンカカン」隊、

この踊りも花当たちが化けていたかどうかは「?」

この装束は女官たちの“制服”なので
もともと女官たちの踊り…なのかな?

国王王妃行列や冊封使行列のときはよかったのですが、

この伝統行列のときは私のいたポジションはあまりいい場所じゃなくて
写真撮るの大変でした

特に「四つ竹」(黄色い紅型に花笠被った衣装の踊り)、
肝心の“花笠隊”が全然見えなくて、踊っている様子は全然撮れませんでした

↑に載せたのは、演舞が終わって移動しているトコロをなんとか撮った写真。


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金武町の秋

2009年11月07日 | ・琉球/沖縄、徒然日記

 今日も沖縄はとても気持ちのいい秋晴れっ

さあ、手ぬぐいとカメラを持って出かけましょう

最初に向かった先は、金武(きん)町

うるま市から金武町に入った途端、

ずらーっと日干し稲の行列!

沖縄にずっと住んでいるのに、
こんな光景見たの初めてですよ!?

びっくりして車を止めて 撮影会(笑)

サトウキビ畑や芋畑はもちろん、
パイナップル畑や菊畑もよく目にする沖縄ですが、

こんなちゃんとした稲畑、沖縄では初めて見ました。

金武町は稲作農業が盛んなのかな?

それにしても本当にいたるところに干されている稲束。

 

道路沿いの柵とか、

ガードレールとか、
(国道沿いのガードレールにも!)

民家のブロック塀にも。

本土でもこんな?

福岡では広大な稲畑はあったけど
こうやって日干しされてるのは見たことなかったケド…。

この稲はちょうど塀にかけられたばかりだったので
まだちょっと青みが残っています★


うーん。葉や草などの細かいものの集合体はブログ掲載のために解像度下げると画質にモロ影響受けますね


予想外の出会いで始まった今日のお出かけ。

金武町のあとは、

沖縄市に戻って手作り市と、
中城村のアートフェスタと、
県立芸術大学での展示会と、


そして
ついでに首里城(笑)
(だって県芸って首里城の敷地内みたいなものだし、
青空の首里城ってまだ撮ったことなかったし…(言い訳?(笑)))

 

写真もたくさん撮れました!

 

その前に、首里城祭のレポート
先に終わらせてしまいしょう


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