琉球ガラス(宙吹きガラス)体験に行ってきました★
ガラス吹きをしているめがねをかけたシーサー君がお出迎え
お世話になった工房は、読谷村やちむんの里入り口にある
ガラス工房「虹」さん。
やちむん(焼き物=陶芸)は大学の授業でもやったし、
卒業後も何度か体験する機会があったのですが、
ガラス工芸は初めての体験です。
工房の中は1000度以上の炎が轟々と燃え盛っていてものすごい熱さ
熱気で向こう側がゆらいで見えました。
真夏にこの中で働くといったいどうなってしまうのでしょう…
考えるだけで倒れてしまいそうです
では、最初に工房の方に教えてもらった琉球ガラスについてご説明。
琉球ガラスの1番の特徴は廃瓶利用。
このようなおなじみのジュースビンを洗って、砕いて、溶かして、
そして新たなガラス製品に作り上げて行きます。
その始まりは戦後。
アメリカ人駐留によって大量のコーラビンやサイダービンが沖縄に入ってきました。
その廃ビンを利用し始めたのがはじまり、なんだとか。
ガラス工芸というのは戦前から沖縄にもありました。
沖縄にやってきた関西の職人さんから習っていたのだそうです。
でも、廃瓶を利用した新しいガラス工芸の形である「琉球ガラス」の確立は
戦後の沖縄文化、ということになるんですね。
様々な観光施設で琉球ガラス体験がありますが、
琉球ガラスの元である「廃瓶」を利用しているガラス工房は
沖縄にある14工房のうち、今は4工房しかないそうです。
さて、体験はそれぞれの描いてきたデザインをもとに、
コップや器、お皿などを作っていきました。
工房の職人さんたちが付いて1つ1つ教えてくれながら
一緒にやってくれるので安心でした
↑吹きガラス、初チャレンジ★
吹くの、結構力が要ります。
(穴が小さいのかな?)
昔、ガラス吹きの時に息を吸ったら死ぬって聞いたんだけど(笑)
熱されて真っ赤になったガラス。
とてもキレイなオレンジに惚れ惚れします。
(もちろんさめたら別の色)
ガラスは所々に色を入れたり模様を入れたりすることも可能です。
熱されたガラスの塊に、
別の色のガラスを表面につけていきます。
まるで生キャラメル。
いや、チョコレート?(笑)
見ていて、「おお~~~っ」と拍手。
ラインではなく、点状に模様をつけたいときは、
ガラスを押し付けて、
はさみでちょっきん
ガラスをはさみで切るなんて、生まれて初めてです(笑)
縁に色をつけたいときは、縁にガラスを当てて、
うにょ、
うにょ~~~ん
お見事!
途中途中、何度も熱しなおして、
吹いたり、回したり、形を整えたりして行きます。
今回ワタシが作ったのはお皿。
透明の、ちょっとゆがみのあるフォルムに、青のドッド模様がが少々。
(本当はお皿の中央は水色で、グラデーション入れる予定だったけど忘れてました)
そーめんちゃんぷるーを入れて食べたいお皿です。
受け取りは来週なんだけど、楽しみです
お皿を作ったら、やっぱりコップも作ってみたーい!
ってなりました。
またいつかコップも作ってみたいです
そして、またひとつ、琉球体験が増えました