今日のメインはジュンク堂那覇店。
本日、ここで上里隆史さんのトーク&サイン会があったので
行ってきました(≧∀≦ゞ
上里隆史さんは
『目からウロコの琉球・沖縄史』
『誰も見たことのない琉球』
の著者。
沖縄の書店には必ずあるので見たことのある方も多いはず。
琉球王国、中でも特に古琉球(薩摩進攻以前の琉球)のイメージを覆すような
歴史的事実と、当時の様子を分かりやすくコラム仕立てで書かれている本です。
すごく読みやすくてしかも面白いです。
(「テンペスト(上)」で出てきた科試の出題歴史資料、これにも載ってます)
最初読んだとき、あまりのイメージの違いに
「え~?」と思いましたが、よくよく考えると、
たとえば阿麻和利の時代とか、日本で言えば室町時代なわけで。
今、一般的な「琉球」のイメージは江戸時代くらいの琉球で。
それだけ時代の隔たりがあれば、
生活様式もファッションも文化もそりゃ変わるわな、
って思います。
さて、ご本人によるお話。
本に書いているような、琉球王国時代のトリビア的なお話から、
ちょっとした歴史ミステリー的な不思議な話、
笑える話に、勉強になる話満載でとても楽しく聞かせてもらいました。
中学のときに好きだった社会の先生の授業みたいでした。
(社会の授業って結局話術よね~)
数ある話の中でもびっくりだったのが、
琉球国王のトイレはいわゆるおまるだった(!?)
です(笑)
しかもその「おまる」の名前が
くそばこ に 尿筒。
あっはっは
しかも、螺鈿細工の入った高価な琉球漆器…
だったかもしれないという話(笑)
想像したら笑える~
まあ、そんなわけで一時間くらい、とても楽しいお話が聞けました。
実は白状すると、この2冊、
これまで図書館で借りてトピック読みする程度だったので
この機会にちゃんと買いましたー
で、サインももらっちゃいました☆
イラスト(笑)んふふ。
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昨日、南部史跡巡りと共に、
南城市玉城(たまぐすく)にあります、ガンガラーの谷・CAVE CAFEに行ってきました。
ガンガラーの谷、およびCAVE CAFEは去年の4月に行ってて
記事にもしているので、訪れたのは今回が2回目。
(そのときはまだ、コンデジカメラでしたー)
でも、今回の目的はガンガラーの谷ツアーではなく、
CAVE CAFEで行われる写真と、朗読と、音楽のイベント。
その名も「シマとの対話」
同名の書籍を発行している、
当ブログでもおなじみの南島詩人(&演出家)平田大一さんと、
写真家の桑村ヒロシさんによるイベントでした。
CAVE CAFEは見ての通り、
天然の鍾乳洞をそのまま使用している
自然の中のCAFEです。
雨は降っていなくても、
頭上の鍾乳石から水が滴り落ちてきます。
奥にも出入り口が空いていて(ツアーはここから洞窟外に出ます)、
常に風が通り抜けていて、外よりも少しひんやりとした空間。
その中で行われている桑村さんの写真展。
書籍「シマとの対話」のレビュー記事でも書きましたが、
沖縄の自然や芸能をモチーフに撮っている桑村さんの写真は
とても生命力と躍動感に溢れています。
その感じが、平田大一さんの詩とも絶妙にマッチしているのです。
今回のイベントでは写真展だけではなく、
桑村さん自身のお話と、
それから写真をスライドムービーに仕立てた上映とを
楽しませてもらいました。
(選曲もステキでした~。なんて曲なんでしょう?)
イベントは昨日限りでしたが、この写真展は9月までやっているそうです。
CAVE CAFEは入場無料なので、近くまで来た際には是非立ち寄ってみてください。
さて、一度予約のために昼間に訪れたCAVE CAFEでしたが、
イベントの始まる夕方に再び入場。
桑村さんのコーナーの次は、司会者も含めた3人でのトークセッションもあり、
平田さん自身による詩の朗読と、
桑村さんの写真のスライドによるコラボもあり。
本やブログ(この本はブログの書籍化)で読んではいたけれど、
空間と、空気と、音と、写真と、「体全体で感じる」ことで
違った味わいを楽しむことができました。
その後は平田大一さんのコーナー。
笛と、歌と、太鼓と。
決して派手ではないけれど、
力強く、原始的な美しさと神秘性を含んだ平田さんの歌と音楽。
『星のゆりかご』はとてもステキでした!
(どこかの舞台でも使われてる…?)
メロディーのある音楽を背景に、
詩を口説(くどぅち)仕立てにかぶせて。
それから、なんと言っても1番の目玉は
今、平田さんが手がけている福島県・南会津での舞台のために作った
新曲の発表ですね!!
タイトルは「いぶき」だったかな?
4月29日に放映された「島に根をはる」での番組で、
南会津のための曲を作っているところがありましたが、
その曲が、このイベントの前日に出来上がり、
まさにできたてのほやほやの状態で、初お披露目!
もちろん、歌詞のモチーフは南会津の誇り高き先人たち。
雪深い、静かな南会津の風景の中、
「シマ」のために誇り高く生命を燃やした先人たち。
かかえた太鼓をうち、声ひとつで歌われたその曲は
そんな静かくも力強く誇り高い、風景を見るかのようでした。
南会津のコドモタチ、喜ぶだろうな~。
この舞台、見てみたいと思いました。
イベントが終わった頃にはとっぷりと日が暮れたCAVE CAFE。
ひと時の楽しい時間をすごすことができました。
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