がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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三重城in読谷村

2010年09月30日 | ・琉球歴史/文化風景

今日で9月も終わり。
明日からは10月。

暦ではいよいよ秋モードになるところですが、
沖縄の青い海と青い空写真で去り行く夏を惜しんでください(笑)
(撮影は2010年9月25日)

というわけで、
先記事「テンペスト行脚~三重城(復元)~」
の続き。

すっかり当時の姿形を失ってしまった那覇の三重城ですが、
当時の姿を味わえるのがここ、
読谷村の「むら咲むら」
(っていうか、「Gala青い海」の浜辺って言ったほうがいいかな)



実は、ここは昔大河ドラマ「琉球の風」のスタジオパークとしてできた施設。

当時は数億かけて作った進貢船も海に浮かんでおりました。
(家のどっかに写真あるはず…小学生だった頃のワタシ…)

ん?その進貢船はどこへって?
台風で大破したそうです



この復元三重城もその際に作られたんでしょうね。

「むら咲むら」、
今は体験型施設として修学旅行生なんかがよく来ています。



実は、この復元三重城の存在、
ワタシの頭からすっかり抜け落ちておりまして、

この日、バスから見かけて「あっっ!!!そういえばっ!!!ってなりました
(Gala青い海にはしょっちゅう来てましたが、私の小さな車からは塀に阻まれて気づかなかったんです。不覚



しかも、この日はごらんの通り。

スカッとした青空、青い海!!!

もう風邪も吹っ飛ぶくらいスカーっとした気持ちになって
テンション上がりまくりでした!!



以前も載せたけど、参考までにもう一度。

当時の三重城。
葛飾北斎の「琉球八景」より。



ちなみに、すぐそばには
映画「てぃだかんかん~海のサンゴと小さな奇跡~」に関係する
施設がありますよ。


↑右側の白いエリア


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ちなみに、この復元三重グスク、
MAXの「ニライカナイ」という曲のPVのロケ地になってます。
(ここと、座喜味グスクですね)



これ聞くと、オリオンビールのCMを思い出す沖縄人も多いはずね

ちなみにワタシはMAXではミーナが好きです。


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テンペスト行脚~三重城(復元)~

2010年09月30日 | ・『テンペスト』行脚

■三重城(ミーグスク)■

真鶴は女である最後の一日を三重城の頂で
海を眺めて過ごすことにした。

雨上がりの景色はどこまでも澄み渡っている。



那覇港の入り江のほとりにある三重城は
航海安全を祈願する王国の拝所である。

真鶴は風を受けて東シナ海の水平線を見つめた。
今日、男として二度目の性を受けた。



もちろんこの決意に悔いはない。

胸に突き上げてくる熱い思いは、
昨日までの塞がった苦しさとは全く違う。



開いたばかりの胸は果てしない夢、
明るい未来を思う存分に拡げてくれる。

「進貢船が清国に旅立っていく」


「テンペスト上 32-」より (池上永一著/角川書店)





那覇港に向かう途中、
寧温は三重城の頂で不思議な人影を見つけた。

まるで芍薬の花のように
上半身をふわりと浮かせた佇まいの男が立っている。



あんなに軽やかに立てる男は琉球人ではない。

寧温はなぜか彼の後ろ姿に惹かれて三重城の頂に登った。


「テンペスト上 144-」より (池上永一著/角川書店)






テンペストでの重要なロケ地、
三重城(ミーグスク)です!

でも実は本物の三重城ではありません。
本物の三重城(那覇)は、こちらです。

テンペスト行脚でも既に紹介しておりましたが、
(なので引用部分、ちょっとかぶってます)
本物の三重城は当時の姿形が全くなく、残念な姿。

そこで、当時の三重城の姿を復元したのが
あるんですね~( ´艸`)

先日の、「護佐丸・阿麻和利ツアー」のときに
ランチで訪れた読谷村のある場所。

ランチを早めに済ませて、散策しちゃいました!
テンションMAAAAAAAX!!!

(つづく!)




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コメント (4)
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