肝高の阿麻和利 7月公演
2018年7月7日、8日
きむたかホール
今年度初の、肝高の阿麻和利7月公演でした
今回は【裏編】と【表編】の2記事に分けて
振り返りを書こうと思っています。
まず最初は
「お礼と感謝」から。
今回の公演では、
前記事でもお伝えした通り、
『琉球歴女の琉球戦国キャラクター図鑑』を
物販コーナーで販売させていただきました。
スタッフでもあるお母さん方に本当にたくさん助けていただき、
そして良くしていただいて
本も目標の約2倍の数を売ることができました!
購入してくださったお客さま
本当にありがとうございました!
これを買いに来ました!というお客さまもいれば、
パンフレットに入れ込んだチラシをみて興味を持ってくださり
購入しに来てくれたお客さまもいて、
感謝感激雨霰
現役阿麻和利君に宣材写真撮らせてもらいました☆
(本にも参加しています)
一般のお客さまももちろんですが、
阿麻和利メンバーさんや保護者の方々も
たくさん購入してくれて本当に嬉しかったです。
澪之助共々、お礼を申し上げます。
これまでとは一味違う琉球史本ですが、
現代版組踊で描かれる人物像と比較したり、
ツッコんだりしたがら楽しんでいただけたら嬉しいです♡
BY澪之助
BY和々
+ + +
合間合間のお母さんたちとのゆんたくも楽しかったです。
元々、肝高の阿麻和利お父さん・お母さんがたの
縁の下の力持ちぶりはすごいな~と思っていましたが、
今回実際に裏方の様子を見ることができて
(ほんの一部ではありますが)
本当に、つくづく、つくづく、頭が下がりました。
普通に仕事もあって、
家事もあって、
家族もいて、
メンバーでもある我が子の送迎などもあって、
自身も裏方として肝高の阿麻和利を支えている。
でもこのような方々の存在がいるからこそ、
子供たちは舞台に集中できるし、
お客さんは安心して舞台を楽しめ、
活動を途絶えさせることなくこれまで続けることができているんだろうな、と
改めて感じました。
お陰で、もう10年も楽しませてもらっています!
ありがとうございます!!
+ + +
そして今回、公演中もロビーにいたことで
初めて見れたこと、知ったことがたくさんありました。
肝高の阿麻和利は客席通路も
めいいっぱい演出に使われています。
なのでそのシーンに応じてメンバーさんが
ロビーにやってきてスタンバイするんですね。
「浪漫」の精霊たちや、
「伝令」の疑似首里軍や、
勝連の民たちや、
そして天の使いたち、
私がいつも胸キュンする「肝高の詩」でのエイサー隊などなど。
舞台(会場)に入る前のロビーで、
お互いに円陣を組んで気合を入れたり、
衣装のチェックをしたり、
メイクを直したり、
儀式をしたり。
阿麻和利が死ぬシーンで
阿麻和利のマブイ(魂)を抜く黒尽くめの死神的な存在がいますね。
役柄的にはアンガマーと言うのですが。
重要な役である彼らが
会場に入る前にある種の「儀式」を行っていたのが
非常に印象的でした。
これ以上は詳しくは書きませんが、
この役が他の役とはあきらかに一線を画しており、
舞台に出る前の、この「儀式」あってここそのアンガマーなんだな、
と見てて神聖な気持ちになり、静かに感動しました…
あともうひとつ。
(たぶん)演出部門さん?
演出部門さんって正直どんなことをやっているのか
分からない所が多かったのですが(裏方だから当然と言えば当然だけど)、
今回、その一端が見れました!
例えばメンバーさんが全員退場して、
客出しをするときの、下準備。
ほほ~~~~~
はだしの役者チームのためにぞうりをそれぞれの立ち位置にセットしたり
汗(や涙)を拭くためのティッシュをスタンバイさせたり、
いったんメンバーさんがハケてきたら
小道具の回収やマイクの回収などなど。
これまで気にもしてなかったけど
そうだよね、こういうの必要だよね!
ティッシュ必須!
演出部門さん+OBスタッフ+出番がなく裏方に回っていたメンバーさんなどが
実に無駄なく動いていて、すごく感心しました。
こういう所にも改善が重ねられ
システム化された肝高の阿麻和利の歴史を垣間見ることができて
とても良かったです。
そういえば、
本の現代版組踊座談会の時に、森屋さんから
もしワタシや澪之助が中高生で阿麻和利に入れたとしたら
どの部門希望しますか?と逆質問されて
2人して「演出部門」だったという(笑)
(【表編】につづく)