
今日は私の生まれた日。
そして、去年祖父が亡くなった日でもある。
私が生まれた日に、私の命をつないでくれた人が亡くなった。
偶然かな?
それにしては出来過ぎたタイミングだと思わざる得ない。
不思議なものだ。
「生きること」「死ぬこと」なんて、
普段の生活の中で見つめる考えることなど滅多にない。
その滅多にない機会を作ってくれたのかもしれない。
毎年この日に、少なくとも考えることになる。
祖父の最後のギフトだろう。
特別に関係性の強かった人ではない。
幼少期の祖父との記憶は、明るいものが少ない。
厳しい人、そんなイメージがある。
亡くなったときも、感情の揺れはさほど起きなかった。
だが、考える機会にはなった。
去年も考えていたのだろう。
「つながり」
つながりを感じ、考え、感謝する。
1人で生きている人間などいないのだと知る。
幾千幾万もの人たちがつなげてくれて、私がいることを感じる。
血のつながりはもちろん、そうではない人たちの助けも星の数ほどにある。
たくさんのかかわりがあるおかげで成り立っている私。
最近の出来事や流れも、それを強く感じさせてくれる。
お祝いすることもわるいことじゃないけど、
誕生日って、いろいろ考えるステキな機会なのかもしれない。