![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/12/4cbe560e7aafd1d1c61ba43279e2c51f.jpg)
江戸の琳派芸術
出光美術館
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/24/e785283038c750d8c19c54b3b74642bc.jpg)
八ツ橋図屏風
酒井抱一
部分的に切り取ったものだと
この作品の本来感じられるものが
1割も伝わらない気がする
横に広い屏風
「余白」が至る所におかれている
「間」と表現してもいいのだろうか
下地は金箔
毒々しさや嫌味さは伝わってこない
煌びやかという表現も似つかわしくない
トーンダウンした黄金色
不思議にもカキツバタが
違和感なくはまり込んでいる
描かないことで
描かれているものを引き立たせている
引き算なのだろうか
今回は酒井抱一にフォーカスされていた気がする
抱一の作品の展示が多く目についた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/51/0f2330cac751a8b26ec3c99ed44ff18b.jpg)
十二カ月花鳥図貼付屏風 十一月
花や鳥を組み合わせて、月ごとの情緒を表す
実際の絵の鳥の躍動感は見事
大迫力なわけではない
小さな雀のような鳥も描かれているが
小さな鳥の方が、今にも羽ばたかんばかりの描かれ方をしている。
この作品も部分的に切り取ったところで
作品全体の魅力は全く伝わらない。
屏風絵を見る機会は、今まで何度かあったのだが
「余白」「空間」を意識して鑑賞したのははじめてである。
「間」を作ること、実生活でも活用できる部分がありそうだ!
決して、マヌケにはならぬように・・・