仙台ラーメン最強伝説

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麺匠大黒

2008年06月27日 | 宮城県内

K3100650 産業道路を塩釜方面へ進行し多賀城自衛隊駐屯地を過ぎてすぐ左側(ホーマックより手前)にあります「麺匠大黒」で食してきました。昨秋OPENしたばかりの比較的新しいお店でして、駐車場が狭いですが店内は思いのほか広く清潔感があります。店の内外にラーメンへのこだわりの貼紙がされており初食なのですが期待が高まります。


メニューは醤油・味噌・塩・担々麺と一通りありまして全メニューとも細麺・太麺から選べます。そして醤油系のみスープを「あっさり・こってり」から選べるようになっており、よくある油量で調整するようなことではなくて、あっさり・こってり各々の具材・仕込み火力の異なるベースを用意してあるとのこと。店の規模もそんなには大きくなさそうなのに(失礼)2種のスープを仕込むのはコスト面でキツイと思うのですが、それだけに店側の気合いが感じられます。


ならば醤油を頂くしかない!ということで今回は「特製しょうゆ」850円(写真上)を、まずはこってり・太麺で注文です。運ばれてきたスープは濁った醤油色。大粒の背脂がトッピングされており、見た目からしてコッテリ感高し。


スープベースは豚骨多めと鶏ガラのブレンド。ガラ味は強めでトロミがあり濃厚。ガラを長時間煮込んでいるようで旨み成分を十分に抽出しながらもエグミ等はよく抑えられています。醤油ダレは色合いよりもぐっと控えめで香を添える程度。塩味も控えめで旨みを引き立てます。


油量は多いですが肉系の甘さを抑えてあってだるさがなく、香味野菜と昆布?魚介の旨みも僅かに感じられて、多種の旨みが重なり合ったような奥行きと複雑さを感じます。いわゆる重層型スープですが、素材の下処理などきちんとされているようで雑味の抑え方が丁寧で美味しいスープと思います。


トッピングはチャーシューが4枚と味玉、メンマ、ノリ、刻みネギが乗っかります。チャーシューは脂身の部分がトロトロしており厚みもあって美味しいですね。味玉は甘さ抑え目のスープとは対照的に甘めの味付けがなされていてこちらも美味しく頂きました。


連れは「塩タンメン」750円(写真下)を注文です。白菜、玉ねぎ、にんじん、タケノコ、ピーマンなどの野菜が大きめにカットされて豚バラ肉と炒めて載せられます。スープを一口頂きましたが、野菜炒めの味に頼らないようなスープの下味が強く主張しており、ベースは鶏ガラと思いますが、香味野菜と豚肉の燻製をじっくり煮込んだような、ある種野菜スープ的な味わいに感じました。


塩味はまろやかながら強め、スープの分量は少な目です。強めに効かせた黒胡椒等のスパイスも効果的。ピーマンの苦味がまたこのスープと妙に相性が良いですね。野菜の選び方にセンスが感じられます。


以上2杯、こだわりの張り紙に偽りのないメニューと思います。とくに「特製しょうゆ」の方、重層型スープで果たしてこの港町のロケーションでウケるのかなと、非常に興味深いですね。こういうラーメンを作りたかったんだろうなぁという気持ちはしっかり伝わりましたので、次は是非あっさりも試してみたいと思います。ごちそうさまでした。


K3100649 (08/03/22)
麺匠大黒/多賀城市笹神5-15-27

コメント (2)
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