うちの某軽ターボが10年目でいよいよ故障。買い替えと相成りました。ラーメン遠征等で散々酷使しちゃいましたけど長い間お疲れ様でした。
全くグリップしてくれない圧雪路だって
いつも一緒に走破してきた23万キロ
車中泊のまどろみの中で見た朝日とか
食べに行ったあのラーメン、あのつけ麺、…
忘れないぜぃ。
さてそんな思い出の中の一店から、宮城県内にある「しなそばや」シリーズ。今回の「支那そば家@川崎町」は東北自動車道”宮城川崎IC”から”セントメリースキー場”方面へ国道286号を西進。途中「支那そば」の看板のある横道を林の中へ入っていくと周囲を高い木々に囲まれた山中にぽっかりと現れます。
さながら「注文の多い料理店」のようなロケーションですが、ところどころ案内板が出ており、民家を改造した店舗には特大看板「支那そば」が掲げてありますので迷うことはないと思われます。
店名にもなっている看板メニュー「支那そば」650円
# スイマセン写真無しです(^_^;
黄色がかった澄んだスープは水色の器に盛られ、鮮やかな緑の刻みネギと相まって何とも神秘的なエメラルドグリーンに映ります。
# 写真でお見せできないのが残念です。
風味もかなり個性的。うす醤油味との事なんですがそれにしても薄味で、白醤油にしては甘さが薄いし、塩ダレっぽいのですがその塩気も抑えめ。魚介系がベースで昆布でとったダシに川魚から取ったような少しクセのある魚の焼いたような香りがします。ハゼの焼干しに少し近い印象で、少量の生姜を合わせてクセを抑えている模様。
ガラ味はあまり感じず。エグミや雑味は無くさっぱりとしていて、繊細な自然の恵みをふわっと効かせたスープに細麺が合わせられます。
# 「支那そば」のエメラルドグリーン色のスープって「丸信ラーメン蔵王店」(現・蔵王のらーめん家)と若干イメージ被ってたのですが「支那そば家」の方が元ダレと動物系が控えめでより薄味に仕立ててある印象です。
「みそ支那」900円(写真上)
他のメニューも試してみたく自分はこちらを注文。こちらは写真あり。
支那そばより一回り器が大きくて、キャベツなどの炒め野菜が乗っかってボリュームもなかなかです。ただ「支那そば」で感じた繊細な風味を味噌がマスキングしてしまっており、やや大味なスープになってしまってます。これはどんな味噌ダレを持ってきても難しい気がしますね。どうしても味噌が食べたい人向けメニューかな。
県内でもトップクラスのあっさりじんわり系。同じ「支那そば」のネーミングなのに解釈のふり幅がスゴイ。これもラーメンの面白さですね。