(前回の続き)旭川で老舗の一杯を頂いた後は次の目的地の根室に向かいます。
実は2021年7月の北海道旅行でレンタカーで知床方面を回った際に時間不足で根室行きを諦めたことが有りまして(クリックで過去記事へ)
旭川から少し遠いですが”忘れ物その4”根室のB級グルメ「エスカロップ」を頂きたい!の回収を敢行したい。
# ちなみにエスカロップとはケチャップライスまたはバターライスにポークカツを乗せてドミグラスソースをかけた根室市のB級グルメの事です。
ってことで三国峠の絶景を眺めつつ大雪山国立公園を抜けたら途中「チーズ工房白糠酪恵舎」に立ち寄りましておやつにチーズソフトを頂きながら一休み。
ベンチの横に生えてるのミントっぽい。植えたのかな。匂いはミントっぽかったですが口にする勇気はなかった。
さてその後も欲張って「涙岬展望台」まで足を伸ばしてみましたが時間が17時を回ってしまい特徴的な絶壁の光景を遠目に見る事は出来ましたが…
やはりこういう風光明媚な場所はもっと明るいうちに見るべきでしたね。
道東まで来るとシカの飛び出しが増えてきて何度か危ない目にあったりしつつさらに東進して根室市内に入ったのが19時頃。
ようやく「タイエー西浜店」に辿り着きましてお目当ての「エスカロップ」をゲット出来ました。
やきとり弁当って”とり”と言いながら豚肉使ってる北海道の人気グルメですがここ根室のコンビニ「タイエー」って函館「ハセガワストア」のエリア別フランチャイズなので根室でも「やきとり弁当」が買えるんですよね。
その他惣菜とかパン類とか品ぞろえが豊富で昨日コープさっぽろで買ったパンがまだ残ってるのにまたいろいろ買ってしまいましたが、まぁ何とかなるだろう。
クルマに食料品を積み込んだらこの日の夜は「道の駅スワン44ねむろ」にて車中泊を敢行。目覚ましを朝3時にセットして早朝目が覚めてから日の出前に納沙布岬へ向かいます。
北海道の東端・納沙布岬は道の駅からは約38キロで小一時間の場所に在り向かう道中から濃霧が立ち込めていて日の出時間を過ぎても生憎朝日を眺める事は出来ず。
北方領土奪還のメニュメントあり。カエル(返る)の思いが四島の方角を見つめています。
車に戻ってぼーっとしていたら雲の切れ間から朝日が見えてきました。国後島もはっきりと見えますね。海は穏やかで少し風が冷たい。あとめっちゃ虫が飛んでて自分はそんなに虫苦手ではないですが車に入り込んでその後難儀しましたw
帰り道すがら道端にキタキツネを発見。後ろ姿しか撮れなかったけど流石に可愛いな。
春国岱も行きたかった場所でして朝早くてまだ誰も居ない中この景色を独り占めできたのはラッキーでした。
さてここまでの走行距離が1,300キロ弱。ガソリン代だって安くはないので効率よく回っていこう。この後は海鮮グルメを頂きに網走方面へ向かいます。
予定表では明日5日目に網走で海鮮丼を頂く事にしていましたが、実は今晩北見市に宿を取っていて明朝ホテルのバイキングがあるので海鮮丼は一日前倒しして本日の朝ご飯にしたいところ。
ってことで国道243号線を北上。途中摩周湖の東側で山に大文字ならぬ大きな牛文字を発見。北海道っぽいなぁ。
網走市内に入りましたら「さかなの金川」にてテイクアウト海鮮丼をゲットです。持ち帰りしやすいように酢飯と別パックになっててこのクオリティでイマドキ500円ワンコインってのは破格ですね。
メッチャ人気でお客さんが途切れずに買いに来ててお昼前には売り切れてしまうそうです。焼魚丼500円もかなり良さげで次回はこちらも食べてみよう。
さて朝ご飯を頂いたら少しばかり網走を観光したい。能取湖のほとりにある「卯原内サンゴ草群落地」では秋になるとサンゴ礁ならぬサンゴ草が紅色に色づいて綺麗と聞いて行ってみます。
色的にはコキアの赤に近いカラーのようですね。例年9月中旬がピークだそうでちょっとシーズン終わり気味でしたがそれでも結構多くの観光客が来てて記念写真を撮ったりと賑わってました。
さてそろそろラーメンを頂きたい。今回は能取湖のほとり国道239号線沿いに在ります「ドライブイン オホーツクサーモン」に行ってみます。こちら昔ながらのドライブイン型店舗でしておばちゃんが一人でお店を切り盛りされている模様。
店外外装にかなり年季を感じましたが店内はもっと昭和のカラーを色濃く残した雰囲気になってましてレトロ感が素晴らしいです。
TVが液晶な以外は全て昭和そのものかもしれない。奥の座敷で高倉健が何か食べてても不思議じゃない雰囲気すら感じます。
あれってラジコンの飛行機かな。昔あった小型のエンジンとか付いてて飛ばすの難しいやつ。もう壊れてるっぽいけど昔は空を飛ばすおもちゃって高価だったからああいうのも高かったんだろうな。なんであそこに置いてるんだろう。オブジェ?(笑)
感傷に浸りながらメニューを拝見。「サンゴ草ラーメン」ってえ?サンゴ草って食用なの?とか思いましたがそうでは無くていろいろ海鮮が入ってるラーメンだとの事。
早速のスープですがベースはガラ味で鶏油など動物系の油脂が浮かびコクを持たせたもの。元ダレは塩ダレで野菜等の熟味を効かせたスタンダードな塩ラーメンスープ的味わいがありイマドキな感じです。
少し燻味が感じられて何起因か分かりませんでしたがそれがスープのアクセントになっている印象あり。そこに主役の帆立が2個乗っかり磯味を醸し出してくれています。ホタテは大型で柱とヒモと立派に育っており満足度が高いですね。
麺は加水率高めの中華細麺が合わせられます。具は紅一点の赤いナルトと青菜はほうれん草かな。穂先メンマがやわらぎの食感をプラス。ラーメンにお麩を乗せるのは北海道~北日本のラーメンの特徴でしてスープをタップリと染み込ませてハフハフと頂くのが吉。旨し。
サイドメニューの代わりにドンブリ頼んでみましたが親子丼の肉抜きなもので出汁でちょい甘めに調味された溶き玉子がタマネギなどにかかって普通に美味しいですね。
鶏肉の代わりにエリンギ?が入ってまぁまぁのボリューム感で食べ応え十分。みそ汁にベビー帆立が入るのでお漬物とセットで最小の定食として成立しいそうなお得なメニューになってます。
カウンターの上に安田顕さんのサイン色紙が一枚飾られてました。日付入ってないけどマスクしてるからコロナ禍の頃のかな。何食べたんだろう?
さて「ドライブイン オホーツクサーモン」ですがまるで昭和にタイムスリップしてしまったかのような雰囲気とお安いメニュー構成そしておかみさん(失礼)当ブログ史上過去イチ級に”絶メシ”度の高い食堂さんといった印象を受けました。いつまでもお元気で。また来ます。
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