仙台中華そば すずき

連坊に昨年OPENしたあっさり系の人気店「仙台中華そば すずき」です。今までも幾度かチャレンジしてたのですが何しろ駐車場が2台分しか無く近辺にコインPが無く、行列無いことが無いしで（スゲー）常に前を通り過ぎるだけなお店でしたが、先日ようやく駐車場ゲット出来ての来訪です。ランチタイム（～16時まで）の終了間際だと瞬間的に行列が消えてたので、なかなか入店できない方はこの時間帯が狙い目かもですね。

栗生の超人気店「みずさわ屋」の暖簾分けという事で、事前情報でまぁほぼ同じ系統かなと思ってましたが、実際メニューまでそっくりです。

「煮卵入中華そば」620円(並)／770円(大)
「中華そば」500円(並)／650円(大)
「メンマそば」670円(並)／820円(大)
「チャーシューそば」770円(並)／920円(大)［もも肉使用］
「やわらか肉そば」880円(並)／1030円(大)［バラ肉使用］
「特もりそば」1100円

※(並)(大)は基本的には麺の量。

みずさわ屋でいつも食べていたのが、バラ肉てんこ盛りの「やわらか肉そば」でした。厚切りバラ肉チャーシューを食って食って食いまくる快感！って事で頼もうとしたら今日は”シングル”のみとの事。ん？シングルって何だろう？と思ったらメニューが細分化されてました。

やわらか肉そば（通常3枚入り）880円(並)／1030円(大)
〃　1枚入り（シングル）780円(並)／930円(大)
〃　2枚入り（ダブル）830円(並)／980円(大)

えーそんな…と思ったんですが、多分昼分と夜分の狭間で肉切れなんでしょうね。残念でしたが「やわらか肉そばシングル(並)」780円（写真上）で注文。小さめのどんぶりに並々と表面張力状態で運ばれてくるスタイル。店員さんの手際のよさや丁寧ぶりもしっかり暖簾分けされてますね。スープのあっさり過ぎるほどのあっさりさ加減もずばりみずさわ屋と同印象です。味わいもほぼ同じではないかな。

連れは「中華そば(並)」500円（写真下）を注文。
おお、これでワンコインだったら俄然C/P比高いですね。今度”やわらか肉”の数量制限があったら自分もコッチにしようかな。

数多のラーメン専門店が創意工夫を突き詰めていくうちに忘れてしまった何かが「すずき」にはありますね。奇をてらった事をしなくても人気店になれるんだというヒントが散りばめられているなと、外食産業として結構重要な技が炸裂しているような気がします。駐車場の少なさも、これはちょっと一考して欲しいですけどね。え、もしかしてこれすらも技なのかな？奥が深い(^^;

仙台中華そば すずき／仙台市若林区連坊1-10-23
(12/02/18)

山頭火 仙台一番町店(2)

仙台の人間にとって3/11は忘れられない日になってしまいましたが、その前日3/10もラーメン好きにとっては忘れちゃいけない大事な日だったりします。そう、3/10は「山頭火の日」なんです。

# 見せましょう豚骨の底力！！

期待に胸ふくらませて「んめーら火頭山 仙台一番町店」に来訪です。

←今年もやってくれました(^^

次回以降に利用可能な「らーめん・ねぎめし・香味玉子」の無料チケットプレゼント！ ちなみに1回の食事で3つのうちどれか1つの特典しか使えない縛りはありますが、完全にお得です。ありがとうございます。

←まずは昼食に山頭火の代表作「しおらーめん」790円を頂きます。トッピングの小梅が可憐ですね。臭みの皆無なトンコツはライトながら風味が濃厚。野菜の甘みも感じさせる優しいスープです。流石に美味しいですね。

←そして夜食に再訪(笑)「みそらーめん」790円を注文。結構遅くまで開いてるので仕事帰りでも間に合って助かります。

麺は強い縮れの低加水な中細麺で、良くできたサ○ポロ一番のような食感がファニー？でも山頭火はこの麺だから良いんですよね。スープも本格的な豚骨ベースにどこか懐かしい風味の味噌ダレを合わせたもの。こちらも優しい味わいですね。

(12/03/10食@山頭火 仙台一番町店)

さてさて、昨年の「山頭火の日」を思い返してみると…。 な、なんと「しお」「醤油」「味噌」「辛味噌」の4種が各種310円＋次回玉子無料券進呈という出血サービスで御座いました。

←まずは昼食に「山頭火 仙台一番町店」で「しおらーめん」を食して、

そして夜は大和町パイナップルステーションにある「山頭火 仙台大和町店」に来訪。店内は超満員で結構並びました。みな考えることは同じでしたね(^^; 並んでいる間「しょうゆらーめん」と「みそらーめん」のどちらにしようか？ずーっと悩みに悩んでまして、その結果…

←なーんと両方頼んでしまいました(笑) ちなみに海苔が乗っている左が醤油で右が味噌です。人生初の二杯喰い、完全にハシャギ過ぎです(^^; ああ、これが震災前のラーメン食べおさめになるとはね…。(11/03/10食)

一方その頃「山頭火 仙台南吉成店」に行った知人がスープ切れで食べることができなかったらしく（ほとんど閉店間際に行ったらしい） そのフォローとして頂いてきた「次回310円で食べに来てください券」が「1グループ有効」だったものですからチャッカリ便乗して再訪。

←こちらが「辛みそらーめん」そしてサービスで「香味玉子」頂きました。4種類コンプリート記念に「とろ肉別盛り 半皿」250円も付けちゃいます。

辛いもんだと思って今まで敬遠してましたが、程よいピリ辛程度ですね。辛いの苦手な自分でも普通にOK。それどころか4種の中で一番好みだかもしれない。美味い！普通の味噌より数十円高いだけはあります。

(11/04/22食@山頭火 仙台南吉成店)

ここからは過去の未アップ分
←この時「毎月16日はとろ肉の日」開催中で知人から頂いたチケット持参で「とろ肉冷やしらーめん」900円が450円でした。（なんかフェアの日にしか行ってないな自分^^;）

冷やしラーメンというメニュー名でしたがスタイルは普通に冷やし中華ですね。900円だとちょっと高いかなと思うけど、味は抜群に美味しかったです。

(10/06/16食@山頭火 仙台南吉成店)

←こちらは新作メニューが出来たと聞いて行った時の「新味しょうゆらーめん」790円です。新味ということで真面目にレポートしたのが残ってましたので留めておきます。

節は粉で投入されて強い香りを立たせている。豚骨と鶏ガラの合わせで綺麗に取られて雑味無し。油量多め。関東風の醤油ダレがやや強めに配合して芯を作る。煮干し主体の魚介がぎゅっと効いて塩味も強い。鶏油が軽く甘さを香らせているが、スープ自体トータルの甘さはかなり控えめ。ストイックに旨味の輪郭を押し出した魚介系スープ。

チャーシューは熱されて熱々で投入。焼豚仕立てで薫製味を含んだベーコン的な味わい。レギュラーものとは製法が異なるようだが、相変わらず肉味十分で旨い。（追記：山頭火のチャーシューは本当にレベル高い。値段もまぁまぁ高いけど^^;）麺は中細麺で小麦の味の強い味わい。強いこしがある。

山頭火らしさを完全に廃した魚介系スープの意欲作でしたね。他メニューが白濁豚骨で割に甘味がある分、山頭火としては新境地のメニューでしたが、ここまで山頭火らしさが無いのも離れすぎなのかなと若干思ったりもして。

(10/04/18食@山頭火 仙台一番町店)

←「しおらーめん」790円

08年に食べた分の写メも発見。って、何年記事にしないで放置してたんだか(--;

(08/11/14食@山頭火 仙台一番町店)

ということで、ありがとう山頭火。また来年も「山頭火の日」楽しみにしてます！あ、あと伝説のメニュー「まかないらーめん」の復活も是非。「まかない～」のスープまた食べたいな。まずはごちそうさまでした。

(12/03/10)
山頭火 仙台一番町店／仙台市青葉区一番町4-7-1
山頭火 仙台南吉成店／仙台市青葉区南吉成3-16-4
山頭火 仙台大和町店／仙台市若林区大和町2-5-1

加樫家

今回は大学病院近く国道48号線の裏通りにある新店「らーめん道 加樫家（カカシヤ）」です。一女や尚絅の概ね近辺で、地図で見ないとちょっと難しいとこにあります。

入店すると店主らしき男性の威勢のいい声で迎えてくれます。小柄な女性店員さんがラウンドしてるんですが、カウンターが明らかに高過ぎて何か…何だか大変そうです(笑) 間違いなく居抜き出店でしょう(^^; でも店員さんの意気込みと丁寧さは感じますし、狭い店内ながら清潔感もありますね。

メニューは「旨とろ味噌」「節系とんこつ」「あっさり鶏中華」そして「旨コク味噌つけ麺」の大まかに4種。看板メニューは味噌系のようです。

←今回は手堅く「旨とろ味噌」700円を注文。味玉100円も付けちゃいます。

早速のスープはドロっとした口触り。でも豚骨等ガラ系っていう感じではなく天一のトロミとも違い、なにやらラーメンのカテゴリーを超えた超個性的な風味がします。ふわっと白味噌が香っては来ますが普通の味噌ラーメンとは異次元の味わいで？？？ そのヒントはメニュー表の中に書いてありました。

# 加樫家の旨とろスープは野菜で作ったペシャメルソース入りなので胃もたれの心配もなく体に良いスープです。

なるほど確かに牛乳系の味が入ってます（後で雑誌で見たら自家製生クリームを投入しているらしいです。） トロミは流行のベジポタ系で出してペシャメルソースを加えたという感じでしょうか。しかしながらそれを味噌メニュー系で出すというこの感性は驚愕というか素敵です。例えるならTVチャ○ピオンで「今まで食べたことのない味噌ラーメンを作れ！」との命題に名人が苦悩してひねり出した味噌ラーメン的だったり、あるいは「ミスター味○子」で…以下略。

そして実はこのスープ、このままではまだ下味しかつけていないような感じです。カレーのルーを溶かす前の野菜たちにホワイトソースと白味噌を入れてしまったような感じ？ そこでテーブルに調味料がいくつか並べてあり好みで混ぜるようになっています。詳しくは「旨とろ味噌の食通談義」なる指南書が各テーブルに置いてありました。

# 其の壱、ネギ、もやし、麺を混ぜ合わせて食すべし。
# 其の弐、特製醤油タレ、辛味噌を入れて食すべし。
# 其の参、にんにく、ラー油、酢を好みで入れて食すべし。
# 其の四、残ったスープにライスを入れ最後まで食すべし。

最初、辛味噌とにんにくを少量だけ入れてみたのですが少しパンチが足りないので思い切って醤油タレを入れたら劇的に美味しくなりました。醤油タレは入れた方が俄然味わいが増して美味しいですね。

↓写真下は連れの注文した「旨コク味噌つけ麺・大盛（650g）」850円＋味玉100円

ちなみに「つけ麺」の並750円に対し「メガ盛950円」なんてのがあり、噂では1kg（！）だらしいです。並にプラス200円で爆盛りですから完全にサービスメニューではないですかっ。欠食児童な方は是非チャレンジを！

とろっとろの食感なのにあっさり系で滋養たっぷりという不思議な風味は多分「加樫家」でしか食べられないユニークさ。ラーメン界にピレネーの風を吹き込む一杯になるか！？ ごちそうさまでした。

(12/03/17)
らーめん道 加樫家／仙台市青葉区広瀬町5-6