きわみや(3)

最近新メニュー増加中の「麺工房きわみや」です。人気の裏メニュー「きわみやそば」狙いだったのですが夜19時頃行ったら品切れでした。トホホ…。

てなわけで、またいつもの「みそらーめん」750円（写真上）を注文です。油量多め＋豚骨ベースに強いラード風味で、ラー油でピリ辛仕立ての味噌スープ。味噌と魚介の酸味が突出するようなバランスですが、玉ねぎ刻みとひき肉を多く加える事で酸味を旨みに昇華させている、絶妙な組み立てのスープと思います。

ただ玉ねぎとひき肉の量が日によって（店員さんの気分で？）変動するので（詳しくは前回のレポートを参照願います）味がかなりブレるのですが、基本的には旨みたっぷりの濃厚スープですので、酸味に抵抗さえなければ十分美味しく頂けるようなポテンシャルの高い一杯と思います。

連れは「豚骨醤油つけ麺」750円（写真中・下）を「尾道太麺」で注文です。麺は2種類（尾道太麺・山形太麺）から選べます。スープは豚骨の骨の形が無くなるまで長時間煮込んだものとのことで、実際スープを一口頂きましたが、豚骨のトロミがとっても濃厚で、豚骨といいますか、骨の味がダイレクトに口に広がります。骨をミキサーで砕いて混ぜたような味わいといった方が近いかも。こういう濃さは大好きです(^^

適度な油量に、さらに野菜と果物の優しいトロミも感じられ、ほど強い肉味とあいまって基本甘めのスープに仕上がっています。抑揚の効いた醤油ダレに酸味はほとんど無く、このままでも飲めるほどに塩味も最低限弱めのバランス。つけ麺ってあまり食す機会が無いのですが、ここまで酸味・塩味の少ないつけ汁っていうものもあるんですね。

魚粉を加えることで鰹節を強く聞かせることも出来、味の変化も楽しめます。スープの後味にどうやら加熱された玉ネギの風味を感じます。「みそらーめん」でもトッピングとして玉ネギ使用してますし、おそらく「きわみや」の店主さんは玉ネギマニアに違いない(^^;　酸味や塩味に頼らない、ナチュラルな旨みたっぷりのつけ汁、これはちょっとハマりそうです。

今回「きわみやそば」にはありつけませんでしたが、予定外の収穫のあった一日でした。ごちそうさまでした。

(08/05/06)
麺工房きわみや／仙台市青葉区栗生4-6-20

雅や(2)

前回の「麺喰」と共に「幸楽苑 愛子店」を迎え撃つ側の「らーめん 雅や」で食してきました。19時頃という夕飯の時間帯ということで幸楽苑は超満員、若い家族連れが多く入っている様子です。幸楽苑強いなぁ…。

今回も人気メニュー「和風醤油ラーメン」（単品630円）を注文です。前回こってりで頼んだところ背脂が乗っかって”こってり”過ぎる印象があったので今回は「あっさり」でオーダー。麺は「極細玉子麺」を選び「ミニチャーシュー丼」のセットを750円で注文です。「雅や」ではやはりセットメニューがお得ですね。

「雅や」では常にスープもドンブリも熱々で運ばれてきます。早速のスープは、鶏ガラ多めに豚骨の合わせでガラ味が強め。ガラのエグミを隠さない（僅かにですが）俄然強めバランスで、油量もたっぷり多め。あっさりで頼みましたがそれでも十分こってり系です。

醤油ダレは分量程よく香り高めで、僅かに昆布、節の旨みを醸したやや甘めのもの。煮干魚粉で香ばしさをプラスし、油量の中に肉味をかなり強く効かせてあり、動物系と魚介系は高めバランス。あっさりを選ぶことでワタリガニの甘い香ばしさも効果的に出てきてより美味しいスープと思います。※前回のこってりだと正直ワタリガニの風味がわからなかったです(^^;

「雅や」のセットメニューは、幸楽苑にも決して負けていないお値打ち感があると思いますし、ラーメン専門店らしい本格派のスープ、麺も「白細麺」「もちもち白太麺」「極細玉子麺」「しこしこ中太玉子麺」の4種から選べるなど満足のいく一杯が味わえるお店と思います。是非頑張ってほしいですね。ごちそうさまでした。

(08/08/02)
雅や／仙台市青葉区落合4-1-50